お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「ニセモノの生理」に騙されてない? 生理不順の真実とは

質問者さんは、『排卵障害があったら、排卵障害を治療して妊娠しやすいカラダに変える治療がなされている。そして、将来不妊治療をしなくても妊娠できるカラダになる』治療をイメージされているのかもしれませんが、そういうわけではないことはわかってください。

排卵障害には複数の原因がありますが、『これをすれば確実に排卵障害が治るという治療方法は存在しません』。ですが、生活習慣が変わったら、治るかもしれませんよ。ただ、治るかどうかはわからないんです。

排卵障害のある状態で妊娠したいと思ったら、妊娠はできます。排卵が起きにくいのなら、起こす薬を使えばいいだけの話です。ただ、そうしたら排卵はするけれども、今度は排卵してくる卵子の量や質という問題になります」

なるほど……。生理からはいろんなことがわかるものなんですね。生理にちょっとでも「?」と感じたら、お医者さんに相談するのがよさそう。もしもまわりに生理について悩んでいる人がいたら、ぜひ、この記事の内容を教えてあげてください。

(取材協力:片桐由起子、文:小池直穂、イラスト:macco)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.28)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

産婦人科医 片桐由起子先生

 

 

 

1992(平成 4 )年 3月 東邦大学医学部医学科卒業
1992(平成 4 )年 4月 東邦大学大学院医学研究科入学
1996(平成 8 )年 3月 東邦大学大学院医学研究科修了
1996(平成 8 )年 4月 東京都立荏原病院(現:財団法人東京都保健医療公社荏原病院)勤務
1998(平成10)年 7月 東邦大学医学部産科婦人科学講座研究生
1999(平成11)年 3月  東邦大学医学部産科婦人科学講座助手
2001(平成13)年 7月  Center for Reproductive Medicine and Infertility Weil Medical College, Cornell University 留学
2005(平成17)年 4月  東邦大学医学部産科婦人科学講座助手復職
2007(平成19)年 7月  東邦大学医学部医学科産科婦人科学講座講師
2010(平成22)年 7月 東邦大学医学部医学科産科婦人科学講座准教授
2010(平成22)年12月 東邦大学医療センター大森病院リプロダクションセンター副センター長
2010(平成22)年12月 東邦大学医療センター大森病院臨床遺伝診療室室長 兼任
現在に至る

日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本人類遺伝学会、日本遺伝カウンセリング学会 臨床遺伝専門医
日本周産期新生児医学会周産期(母体胎児)専門医
日本内分泌学会 専門医

※この記事は2013年12月11日に公開されたものです

SHARE