お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【新連載】妊娠……? それはあまりにも突然の出来事で

Story4 ★出産の前にすること

ああ、やっぱり。
創ちゃんは、子どもほしくないんだ。

がっかりすると同時に、
この先、どうやって別れ話が展開するのか、
家を出ていくとしたら何時で、
赤ちゃんに影響がないよう引っ越すには、
どうすればいいのか、とか、
いろいろなことが一度に頭を駆け巡った。
なにせ赤ちゃんは、
あと1年もたたないうちに、生まれちゃうのだ。

「……こんな時は、何て言ったらいいんだろう?
自分の子でも、おめでとうでいいのかな?
あっ、ありがとうか」
そう言って創ちゃんは、わたしをそっと抱きしめた。
それは今までで一番、やさしい抱きしめ方だった。
「産むの、反対じゃないんだ?」
「反対するわけ、ないでしょ」
創ちゃんは、耳元でクスクスと笑っている。

「でも使えるお金、もっと少なくなっちゃうよ」
「だから……そんな次元の問題じゃないって。
涼子は言ってることが、かなりおかしいよ」
創ちゃんは回した腕をゆるめると、
少し驚いたような顔で、わたしの目を見た。

お役立ち情報[PR]