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出会えないのは自分だけ? 「いい男は他人のもの」の正体とは

恋愛部長


相手のすべてを受け入れて、決して否定しない

何がいけなかったのか、今だからわかります。それは、男性を本気で育てる気持ちがあるのなら、プライドだけは傷つけてはいけない、ということ。そして、彼の自信を伸ばしてあげることと、どんな状況にあっても自分だけは変わらずに味方でいるという態度が大事だということ。私は、付き合っていた彼に、しょっちゅうダメ出しをしていました。主に仕事のことで。最後に別れるとき、彼に言われたセリフは「好きな人にだけは、自分のことを理解してほしかった」というもの。その時は、「理解しすぎるほど理解しているから、ダメなところを言ってあげてたんじゃん!」と思っちゃいましたが、よくよく考えるとそういうことではなく。彼は「ダメなところも含めて、自分を受け入れてほしかった」と言いたかったんだなと思います。

男性は女性に比べて、女性が思うよりずっと繊細です。プライドが何より大事で、それを傷つけられると立ち直れないくらい落ち込んでしまいます。そして、自分のそばにいてくれる女性には、つねに、自分のすべてを受け入れてほしいのです。逆に、そういう存在がいるからこそ、がんばれるし、自信を持つことができるんです。なので、男性に必要とされ、特別な存在になるためには、相手のすべてを受け入れて、決して否定しないことです。アドバイスもいりません。ただ、自分にしか見えない彼のいいところ、素敵なところをキチンと相手に伝えて、彼を信じてあげればいいのです。

誰かに受け入れられて、信頼されているという感覚は、男性をとても強くします。自信を持つことができるようになります。そして、それが、はたから見た「キラキラと素敵に輝いている男性」になるわけです。

もしも、いままわりにいる男性の中に素敵な人がいない……と腐ってしまっているとしたら、まずは、もう一度彼らに思いをめぐらせてみてください。最初から素敵な男性なんてほんの一握りしかいません。これから伸びていく可能性のある「ポテンシャル男」はいませんか? あなただけに見える、素敵な部分を持った男性はいませんか?

そして、もしも「ポテンシャル男」を磨いて、素敵な彼氏に育てたとしても、そこで油断してはいけません。自分にしかわからないはず……なんて思っていると、いつの間にか、自信をつけてキラキラオーラを出した彼に、ほかの女子が吸い寄せられて来ていることがあります。そこは「自分が育てたんだから」と胡坐をかかずに、いつまでも彼のいちばんの理解者でいる、そして、彼の自信の源でい続けることです。私がよくやることですが、暗示にかけるように、彼に言い続けるのもひとつです。「あなた、私と付き合ってから素敵になったわね~」って。これは、暗に「私と付き合っているから素敵になった。私がいなければダメ」ということを言ってるわけですが、案外男性は単純にそう信じ込んでくれるものです。そういう日頃からのちょっとしたメンテナンスも忘れずに。ほめて伸ばすのが“男性育て”のポイントです。

【誰にでもできる「ポテンシャル男」の育て方】

1)「いい男は他人のもの」ではなく、「他人のものは素敵に見える」
2)男性は、幸せな交際をしているだけで、自信がついて素敵になることがある
3)「最初からいい男」はひと握り。付き合うことで変わる、「ポテンシャル男」を、素敵な彼に育てよう
4)自分にだけわかる「いいところ」を見つけて、彼の“特別”になろう
5)男性は否定されるのが大嫌い。彼のすべてを受け入れよう
6)いい男に育てたら、ほかの女性に持って行かれないよう、気を抜かない
7)「自分と付き合ってから素敵になった」と、言葉に出して暗示にかけよう

※この記事は2013年07月18日に公開されたものです

恋愛部長

自身の豊富な失恋経験・恋愛アドバイス経験をもとに、恋愛ブログ「恋はいばら道」を連載中。10代から40代まで幅広い女子の共感を呼ぶ。著者に『28歳からの必勝ルール 恋愛部長の恋のムチ』(大和出版)、『にっちもさっちもいかない恋がうまくいく本』(大和出版)など。

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