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専門家雑学 メンタル

雨と心の不思議な関係! 梅雨の時期の憂鬱を解消するには?

小高千枝

忙しく働く女子たちにとって、人間関係のストレスや会社生活の悩みはつきもの。ちょっとしたことにイライラしたり、憂鬱な気持ちになって、「会社に行きたくない!」と感じたことがある人も多いはず。実は日々のちょっとしたストレスは、考え方ひとつで解消できるもの。ここでは、心理カウンセラーの小高千枝さんによる「こころのメンテナンス方法」をご紹介いたします!

日本には四季があります。四季折々の美しさを楽しんでいる私たちも、梅雨の時期はどうしても憂鬱な気分になってしまいますよね。「雨にぬれてしまうから」と汚れてもいいような服ばかりでオシャレを楽しめなかったり、セットした髪も湿気でボサボサになってしまったり。仕事に向かうのも、休日のデートも雨のせいで楽しめない! この季節の憂鬱気分はどうしたら克服することができるの?

まず、雨の日に気持ちが憂鬱になってしまう理由は、気候によるストレスが大きく関係しています。気圧・温度・湿度の変化に心と身体が一生懸命順応しようとしますが、負荷がかかることによってストレスが生じているのです。

また、寒さや日照不足による冬季うつ(季節性うつ)のように、梅雨の時期は太陽光不足により体内時計がくるい、ストレスや気持ちの落ち込みが生じます。その原因のひとつとして、体内時計に働きかけ、自然な眠りを導き出す睡眠ホルモンの『メラトニン』の分泌バランスが崩れることが影響しています。日照時間が短い梅雨の時期は、メラトニンの分泌のタイミングが遅れたり、過剰になったりするため、睡眠の質が低下してしまいます。そのため、心身へ負担がかかってしまうのです。

さらに、心のバランスを整える働きがある神経伝達物質の『セロトニン』は、日光を浴びることで増えるため、日照不足により光の刺激が減るとセロトニンも減り、精神のバランスが崩れやすくなるとも言われています。そのため、梅雨の合間の貴重な晴れの日には、できる限り自然な太陽の光を浴びるようしてください。

次に、『ストレス=精神的なもの』と思っている人も多いかと思いますが、梅雨の時期のように、気候によるストレスが憂鬱な気分を導き出してしまっている場合は、精神的なケアだけではストレス対策にはなりません。心と身体はつながっています。身体のケアをすることで心のバランスを保つこともできるのです。

たとえば、運動不足のためにセロトニン不足を導き出してしまっていることもあります。雨が降っているから、歩くことが億劫でタクシーを使ってしまったり、極力外出を控えたりなど、身体を動かさない時間が長くなると、背筋が伸びず、肩をまるめる姿勢が定着してしまいます。そして、血液循環や自律神経の働きが悪くなり、心身の不調を招き、マイナス感情が発生しやすくなります。そのため、雨が降ってもできるような、室内での適度な運動を心がけるとよいでしょう。

また、薄着になる夏を目前にしたこの季節、ダイエットのために極度な食事制限をして栄養不足になっている場合があります。セロトニンを生成するアミノ酸の一種、トリプトファンは体内で作られないため、食事を通して摂取する必要があります。安定した食生活、規則正しい生活を送ることが心の安定を取り戻す近道です。

そして、寝室の環境を整えることも大切。睡眠の質が精神のバランスに影響を与えるため、意識的に変えられることからはじめてみましょう。

そのほか、自分にあった雨の日の過ごし方を『静』と『動』合わせて5つ考えてみてください。たとえば、心が不安定なときは、リラクゼーションミュージックを聴きながら読書をしたりして、気持ちを穏やかにするとよいでしょう。一方で、モチベーションを高めたいときは、感情を素直に表現できる映画を見たり、ヨガなどストレッチ系の体操をしたりして、新たな刺激を与えると血液循環がよくなり身体が目覚めます。

雨だからできないではなく、雨の季節だからこそ、楽しめるものを見つけ出してみましょう。この季節は夏を楽しむための心身のバランスを整える準備期間でもあると考えましょう。

梅雨の時期の憂鬱な気分を解消するには……
  • 貴重な晴れの日には太陽の光を浴びる
  • 適度な運動、安定した食生活を送る
  • 睡眠の質を高めるために寝室の環境を整える
  • 自分にあった雨の日の過ごし方『静』『動』を5つ決める

(小高千枝)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.09)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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