お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
専門家 メンタル

ボーナスの季節! 貯金したいのにできない「浪費癖」の直し方

小高千枝

忙しく働く女子たちにとって、人間関係のストレスや会社生活の悩みはつきもの。ちょっとしたことにイライラしたり、憂鬱な気持ちになって、「会社に行きたくない!」と感じたことがある人も多いはず。実は日々のちょっとしたストレスは、考え方ひとつで解消できるもの。ここでは、心理カウンセラーの小高千枝さんによる「こころのメンテナンス方法」をご紹介いたします!

6月といえば、これまでの仕事のがんばりが評価され「ボーナス」に反映される時期。買い物したり、旅行に行ったりと、使い道を考えながらワクワクしている人も多いのでは? でもなぜかいつも、将来のことを考えて貯金をしようと思っているのに、気がつくとお金がなくなっている、なんてことありませんか? この、「つい使ってしまう」という「浪費癖」にはなにか原因があるの? どうすれば、この性格を直すことができるの?

「ボーナス」の使い道のひとつとして、これまでがんばってきた自分に対して、ご褒美を購入することは、いいことです。明日への仕事の活力となり、前向きな気持ちを引き出してくれます。また、年齢とともにある程度の質がよいものを身につけることが必要になってくると、ボーナス時期にふんぱつして購入することで、一生モノの意味のあるものを手に入れることができます。

このように、『必要』という何らかの理由がある場合は、決してムダな買い物とは言えません。しかし、必要でもないのに、つい買ってしまったり、お金があるから使ってしまったり、という心の様は『浪費癖』である可能性があり、買い物をすることで『満たされない何か』を満たすための依存心のあらわれでもあります。心のブレーキがかけられず、コントロールがきかなくなり、お金を使うことの快感、高揚感から抜け出せない状態であると言えます。

このような『浪費癖』のある人は、目に映るものを、お金を使って手に入れることで高揚感を味わい、人に評価されるようなものを所持していることで、自尊心を保とうとします。しかし、それは空虚感や孤独感など心の隙間を埋めるための代償行為であり、本当に心が満たされているわけではありません。

まずは、何のための買い物であるか、確認作業をしてみましょう。買い物をすることで一瞬忘れることができる寂しさ、つらさ、むなしさなどのマイナス感情があるのではないでしょうか? そして、そのマイナス感情を生み出している「満たされない何か」を具体的に洗い出してみましょう。

家族や友人、恋人、職場など身近な人との人間関係に悩んでいる、弱音がはけない、無理をしてしまう、完璧主義、人の評価が気になる……など、心に抱えている問題を受け止めることができず、最初はストレス解消のつもりで楽しんでいただけのことが、いつしか主体性が失われ、機械的にお金が入ると使ってしまう習慣が刷り込まれてしまっているかもしれません。悩みの原因を見つめなおし、自分で受け止めましょう。自分のことは自分でコントロールをする意識を持ってください。

ただ、買ってしまう自分を責めてはいけません。不要に抑え込み、買い物すべてに『NG』を出してしまうと、ダイエットのリバウンドと同じように、買い物ができないストレスからほかのことへの依存が強まってしまったり、浪費癖が悪化してしまうことがあります。

また、お金を使うという行為以外に興味を向けてみてもいいでしょう。自分本来の力を発揮できること、創造性が養われることなど、自分そのものを高められる趣味を持つと、自信がつき自尊心も高まります。

そして、何よりも人間関係における安心感があることが一番です。女性の人生は、結婚、妊娠、出産、子育て、昇進など精神的負荷がかかりやすい状況が多いものです。社会で生きるための変化に心身が追いつかず、空虚さや不安定さが生まれやすい環境に囲まれています。そのため、安心して心を委ねることができる家族や友だち、恋人を作ることで、お金を使うことへの興味が薄れます。ただ、依存の対象が移動しただけのこともあるため、あくまでも自分軸の確立をし、自尊心を高め、セルフコントロールができるようにしてくださいね。

浪費癖を直すには……
  • 何のための買い物なのかを確認する
  • マイナス感情を生み出す「満たされない何か」を具体的に洗い出す
  • 不要に抑え込み買い物すべてに『NG』を出さない
  • 自分本来の力を発揮できる趣味を見つける
  • 安心して心を委ねられる家族や友だち、恋人を作る


(監修:心理カウンセラー・小高千枝)

お役立ち情報[PR]