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彼の“身内認定”を勝ち取る! 飽きない女子の「腹八分目」発想

恋愛部長

■「3カ月目の身内チェック」に備えて!

「付き合う」って、実は維持していくのが大変なものだし、努力がいると私はつねづね思っています。いつまでもラブラブなままでいる、お互いが幸せな気持ちのまま上手に関係を保つほうが、付き合いに持ち込むよりもずーっと難しいし、恋愛をはじめるのとはまた別の恋愛力がいるんですよね。

まず覚えておいてほしいのは、「付き合いはじめまでの恋愛」と「付き合い出してからの恋愛」はちがうフェーズにあるってこと。相手の気持ちや態度も、こちらがすべき行動も。そもそも、男性は、付き合いはじめて大体3カ月くらいで「恋愛集中モード」が切れて、通常運転に切り替わります。それまで情熱的でやさしくて、恋に盛り上がっていた彼も、興奮系ホルモンのドーパミンの分泌がおさまってきて、彼本来の性格や行動パターンに戻ろうとします。男性には、仕事など、恋愛以外にも打ち込みたいものがたくさんありますから、恋愛集中モードではやっていけなくなっちゃうんです。そのモードが切り替わるタイミングは人それぞれだと思いますが、私の経験上では大体3カ月で、男性の態度がいったん変わるような感覚があります。たとえば、何にでもうっとりして「うんうん、君って素敵だね」って言っていた男性が、「そうかな? 君、もう少しこうしたほうがいいんじゃない?」みたいに意見してくるとか。私はそれを、「3カ月目の身内チェック」と呼んでいます。

男の人って、付き合っている彼女のことを、どこかで「身内」って思うようになる瞬間があるなーって思うんです。信頼して、この子とは長くやっていけそうって思うほど、この「身内」感覚は強く出る。つまり、自分の身内だからちょっとしたことが気になって直したくなったり、自分の色に染めたいと思ったり。はたまた、急にワガママに振る舞ったり、横柄な口を利くようになったりね(3カ月目に限らず、半年、1カ月で出る人もいると思いますが)。どこまでやったら許されるか、許容量を測っているような気さえする(笑)。彼のそういう変化に、女子は戸惑っちゃうことがあるよなって。「あれほど何でも受け入れてくれた彼が何なのよ!?」って腹が立ったり、不安に感じたりもするでしょう。でも、大体そんなもんだ、と思っていれば、「あー出た出た!」って思えます。不安に思ったり、取り立てて騒いだりすることでもなくて、むしろ、彼の身内だと思われていることを喜んだほうがいい。身内ってことは、いずれ結婚……ということも視野に入れてのことですからね。

つまり、男の人は、付き合う前のやさしくてうっとりするような紳士的態度から、自分本来の素で心地よい状態に、すみやかに移行していくものなんです。それにともない、それまでたくさん送ってくれていたメールも減るでしょう。今まで何でも聞いてくれたことも、それほど聞いてくれなくなるでしょう。おごってくれていたのが、割り勘になるかもしれません。外出が多かったはずのデートでは、家でゴロゴロしたり自分だけがゲームに没頭するような姿も見られるようになるかも。それに、こっちも自然に順応できればいいのですが、そう簡単にはいかない女子だっています。

「付き合いたてのラブラブ期と同じように、毎日何十通ものメールをしてほしい!」「いつでも私が呼んだら駆けつけてほしい!」「デートでは毎回スペシャルな場所でロマンチックに過ごしたい!」そういう要求をずーっと彼にし続けていると、彼のほうは息切れしてしまいます。私はよく「彼の愛情を使い果たすな」と言うんですが。せっかく彼が好きでいてくれているのに、あまりに「もっと愛して、もっと愛を証明して」と要求するあまり、それに応えようとして無理させて、最後は愛情が枯渇しちゃう。「もう恋愛はいいや」ってうんざりさせちゃう。

男性は、恋愛だけでは生きていけません。仕事や趣味、スポーツ、友だちとの付き合いなど、恋愛以外でも充実して、バランスをとらないと、なんだか元気がなくなってしまいます。女子は、恋に集中して生きていても、むしろキラキラ元気になっていくものですが、男性はちがうんです。

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