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“恋愛貧乏性”を克服! 恋が正しく育つ「NY式」恋愛テク

恋愛部長

「恋愛の初期アプローチ」を真に受けすぎない

そこで、私がよく女子にアドバイスするのは「出だしで盛り上がるな」「すぐ好きになるな」です。つまり、男性のアプローチにポーッとなるのはわかるけど、それですぐ本気にならないこと! です。男性は、ちょっと「いいな」と思ったくらいで、アプローチできる人たちだと肝に銘じて。いくらデートに誘ってくれても、熱っぽい目で見つめられてやさしい言葉をかけられても、本気になるのはちょっと待った! 「こんなに私を好きでいてくれるんだから、応えたほうがいいんじゃない?」「これが愛されて求められる恋愛ってことなんじゃない? この機会をつかまえれば幸せになれる?」なんて、取らぬ狸の皮算用ですよ。男性は、誰にだって最初はそんなもの。それを、特別なものと受け取って、まじめに考えるから好きになっちゃうし、ひとたび好きになってしまえば、気持ちをリセットするのも難しくなるので、追いかけ続けてしまいます。

でも、本来「いいな」と思ってお互い付き合ってみたところで、本当にその人が運命の相手(結婚する相性の人)なのかどうかは、しばらく付き合ってみない限り誰にもわかりません。当の2人にもわかりません。昔から知っている人であっても、恋愛してみてはじめてわかる人間性や相性がありますから。なので、本気になって「この人がいい! この人しかいない!」と思うには、ある程度付き合ってみて、お互いを知る必要があるんです。なのに、まだ付き合ってない状態で、ワーッと盛り上がってしまう人があまりに多い。それは、日本人の女子が、恋愛の初期アプローチに慣れていないせいだと思います。

私はアメリカに短期間住んでいたことがあるんですが、私の住んでいたNYでは、「みんながつねに、いいアパートといい彼氏彼女を探してる」と言われているほど(笑)。出会いたがり症候群な男女が日夜、運命の相手を探して出会いの場に繰り出しているわけです。本当に、毎日、毎晩、どこかしらで自己紹介してるのよ。知り合いの知り合いのバースデーパーティとかでね!(知らない人の誕生日でも祝いに行っちゃうのがNY流らしい)

そこで、なるほど~と思ったのが、彼らの恋愛流儀。まず、どんな出会いがきっかけでも、男性はバンバン女子を誘います。歯の浮くような文句と紳士的な態度でデートに誘い、メールや電話もマメにします。あまりに「挨拶レベル」でするので、ここで本気になっちゃだめなのは一目瞭然です(私なんか、スターバックスでコーヒー注文するまでの間に口説かれました)。

さて、そこから意気投合し、デートを何度もするようになったら、そこでお付き合い成立?……ではありません! その段階ではまだ「デートする相手」。たとえば、「○○君は彼女いるの~?」って聞くと、「いないよ。デートする相手は数人いるけど」って感じで返ってくる。その中には、ちゃっかりエッチしている相手も含まれてたりします。つまり、この段階ではお互いに、まだ見定めをしているんですね。そして、それぞれの人間性がわかってきて、このまま相手を自分のものとして独占したい! と思ったときに、はじめて「relationship」の段階に移ります。これが、「ガールフレンド・ボーイフレンド」と呼ばれる、日本で言う「付き合っている」状態です。こうなれば、友だちにも、正式な相手として紹介するし、公の場に2人で現れる、facebookのステータスに登場する、そして、別れるときもちゃんとしないと駄目、という状態になります。逆に言うと、そのrelationshipに至らなかったデート相手とは、暗黙の了解で、関係がおしまいになります。「予選突破できませんでした~」って感じです。

これ、最初に知ったときは「うわーアメリカ人ってドライ! こわ!」って思ったんだけど、よく考えるとすごい合理的な考え方なんですよね。日本みたいに、デートしてエッチしはじめたらもう付き合ってることで、ちゃんとしないでフェードアウトしたら「鬼畜男」みたいなのって、実は選択の自由度を下げているし、恋愛自体のハードルを上げていますよね。だって、デートを何度もしたりしてはじめてわかることっていっぱいあるから。そのたびに別れ話&泣かれるみたいなのだと、付き合うこと自体に億劫になるのも仕方ないです。なので、私は、日本の女子はこの「NY式の恋愛」を参考に恋を進めるといいと思うんです。

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