アーチ眉の書き方とは? メイクが楽になる整え方も紹介
アーチ眉は、人気がある眉毛の1つ。とはいえ、カーブの書き方に不安があってチャレンジできていない人もいるでしょう。そこで今回は、アーチ眉の書き方や書きやすくするための整え方などを解説します。
アーチ眉は多くの人に似合いやすい眉毛ですが、「曲線的なラインが難しくてうまく書けない」と苦手意識を持っている人もいるようです。
そこで今回は、初心者さんにも分かりやすくアーチ眉の書き方やきれいに仕上げるコツを紹介。また、アーチ眉が書きやすくなるような自眉の整え方も解説します。
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アーチ眉ってどんな眉毛?
アーチ眉とは、カーブを描いた丸みのある眉毛のこと。
以下にアーチ眉の魅力をいくつか紹介します。
(1)優しい印象に仕上がる
アーチ眉の柔らかい曲線は、顔を優しい印象にしてくれるのが特徴。
少し太めに仕上げると、よりナチュラルでソフトな雰囲気に。大人っぽい上品なメイクやかわいらしいメイクにぴったりです。
(2)トレンドに左右されにくい
アーチ眉にもいろいろな書き方がありますが、基本のアーチ眉は流行に左右されない定番の形です。
そのためトレンドに左右されにくく、一度マスターすればずっと使える眉メイクとして重宝するでしょう。
アーチ眉が似合う人とは?
アーチ眉は自然な眉の形に近いので、比較的多くの人にマッチしやすいといえます。その中でも特にアーチ眉が似合うのは丸顔さんでしょう。
アーチ眉のシルエットは、丸顔さんの曲線的なフェイスラインになじみやすいのです。
また、眉頭~眉山までを平行気味に書く「平行アーチ眉」は、逆三角顔さんとベース型さんにおすすめです。
▼輪郭別のおすすめ眉はこちらをチェック!
卵型 |
丸顔 |
面長 |
ベース型 |
逆三角形 |
アーチ眉の書き方
ここでは、基本的なアーチ眉の書き方を解説します。
STEP1:眉山~眉尻のアウトラインを取る
まずは眉山~眉尻のアウトラインから書き始めます。
使うのはアイブロウペンシルでもパウダーでも問題ありません。ペンシルだとはっきり、パウダーだとふんわりした印象になるので、好みで使い分けてくださいね。
どちらを使うにしても、眉山部分が角ばってしまうと優しいアーチ眉から遠のくので、そうならないようなだらかなラインを意識することが大切です。
もし自眉が濃かったり書く時にはみ出したりして眉山の印象が強くなりすぎたら、コンシーラーで消すなどして修正しましょう。
STEP2:眉頭手前~眉山のアウトラインを取る
続いて、眉頭手前~眉山の輪郭も書きます。
この時は、まず眉上から書くとバランスを取りやすいでしょう。眉山に向かい少しずつ上がっていくゆるやかなラインを意識して、STEP1で書いた部分へつなげます。
それができたら、眉下に移ります。眉上のラインと角度を合わせて、なだらかに書くのがコツです。
STEP3:アウトラインの中をパウダーで埋める
アウトラインの中を埋めるように、パウダーで色を乗せます。
眉の中央~眉尻あたりよりも眉頭付近が薄くなるようなグラデーションをつけると、ナチュラルで立体感のある仕上がりに。
反対に、全体を濃くするとのっぺりした印象になりがちなので要注意です。
STEP4:眉頭にパウダーを乗せる
眉頭はふんわり仕上げたいのでパウダーで書きます。STEP3で使ったブラシに残ったパウダーを軽く乗せるくらいでOK。
この時、眉頭に角度をつけすぎると平行眉のように見え、曲線的なラインが魅力のアーチ眉っぽさが出ません。
とはいえ角度が小さすぎても違和感が出るため、45~75°程度にするのがベストでしょう。
STEP5:スクリューブラシで毛流れを整える
最後にスクリューブラシでアウトラインをぼかしつつ、毛流れを整えましょう。
眉頭の毛を眉間側へ流すと、立体的でナチュラルな雰囲気を演出できます。
アーチ眉をきれいに仕上げるコツ
アーチ眉をよりうつくしく仕上げるには、以下の点を意識してみてください。
(1)自然なカラーでふんわり仕上げる
アーチ眉は、自然な印象を演出してくれる眉です。とはいえ、形がきれいでも色を濃くしすぎると、悪目立ちしてナチュラルな雰囲気がなくなってしまいます。
アーチ眉らしい柔らかい仕上がりにするには、自然なカラーでふんわり仕上げるのも大事なポイント。
ペンシルやパウダーは、髪色より少し明るいカラーを選ぶと失敗しにくいですよ。また、書き終わったら輪郭をぼかすのも忘れないようにしましょう。
(2)左右交互に少しずつ書く
アーチ眉を書く上で一番難しいのは、左右対称に仕上げることかもしれません。この難所をクリアするコツは、左右交互に少しずつ書くことです。
「右側の眉山あたりが書けたら、次は左側……それができたらまた右側の続き……」というように、同じ場所を左右交互に仕上げていきます。
もちろん、一カ所ごとに顔全体を見て、左右のバランスをチェックするのも忘れずに。ずれていたら、一歩戻って修正しましょう。
こうすれば、「書き終わったら左右で形や角度が大きくずれていた!」という失敗を防げます。
(3)細すぎ・角度のつけすぎは避ける
アーチ眉は、細く書きすぎるとどこか古い印象になりがちなのに加え、きつく見えやすいので要注意。
また、角度をつけすぎるとアーチ眉ならではのふんわりした雰囲気が損なわれてしまいます。
そうならないよう、アーチ眉は適度な太さで、なだらかな曲線を意識して書きましょう。
アーチ眉にするための整え方
より楽に、かつきれいにアーチ眉を書きたいなら、理想とする眉の形に合わせて自眉を整えるのも手です。
そこでここからは、アーチ眉にするための眉の整え方を紹介します。
STEP1:理想のアーチ眉を書く
眉を整える際の切りすぎや抜きすぎを防ぐには、事前に目標とする眉を書くのが効果的。
前述した書き方を参考に、理想とするアーチ眉を書きましょう。形が取れればOKなので、使うのはペンシルだけで構いません。
STEP2:長い眉毛をカットする
眉のアウトラインから長い毛がはみ出ていると、形が崩れて見えてしまいます。
しかし、眉中の毛をむやみに剃ったり抜いたりすると、眉がまばらになる恐れもあるので避けたいところ。そのため、長すぎる毛はコームと眉ハサミで切るのが無難です。
カットする時は、まずコームで眉頭付近は下から上、眉山~眉尻は上から下へ、毛をすくうようなイメージで軽く押さえます。
その上で、眉の輪郭からはみ出ている分だけ慎重にカットしましょう。
STEP3:眉の輪郭外の毛を処理する
眉中の長い毛を切ったら、眉上・眉下に生えている余計な毛も処理します。
眉上2~3mmは、剃ると黒いポツポツが目立ちやすいのでなるべく手を入れず、コンシーラーで隠すのがおすすめです。それより上は剃ってOK。
眉山~眉尻の下に生えている産毛は、抜くとすっきりして眉尻のラインが際立ちます。そのため、肌を傷めないよう気をつければ抜くのもありです。
アーチ眉の書き方は知っておくと便利!
アーチ眉はトレンドに流されにくく自然な見た目なので、多くの人に似合いやすい眉といえます。
最初はきれいな曲線を書くのが難しくても、一度マスターすればずっと使えるので、練習しておいて損はないでしょう。特に、柔らかい雰囲気を演出したい人におすすめです。
本記事を参考にして、アーチ眉へ挑戦してみてくださいね。
(文/BEAUTY_MANIA、ヘアメイク/atelier haruka CREATION 竹迫実華)
※画像は一部イメージです