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「倦怠期カップルは別れるべきか問題」の結論

浅田悠介(浅田さん@令和の魔法使い)

倦怠期が訪れたカップルは別れるべき? 倦怠期に別れるべきカップル、別れない方がいいカップルの特徴について、マジシャン兼催眠心理療法士の浅田悠介さんが解説。後悔しないための乗り越え方とは? また、「別れたい」と言われた時の対処法も紹介します。

マンネリ。

この4文字ですよ、この4文字。

意味は説明するまでもないでしょう──いや説明するけど。

それは付き合いたてのラブラブも数カ月や数年を過ぎて。何となくドキドキもないし、悪い意味で慣れてしまった状態のことです。

今回のテーマは「倦怠期カップルは別れるべきなのか?」です。

今ギクッとした貴女も、私には関係ないやと思った貴女も。たぶん知っておいた方がいいことをお伝えできるかとは思います。

ちょいと数分だけお付き合いくださいませ。

参考記事はこちら▼

倦怠期になりやすい時期や男女の特徴、乗り越え方などの完全マニュアルはこちらの記事をチェック!

倦怠期はなぜ訪れる? 倦怠期の原因と別れやすい時期

まずは倦怠期が訪れる理由と、それにより別れるカップルが多い時期を考察していきましょう。

倦怠期の理由が訪れる原因と必要性

倦怠期は、そもそも科学的に説明できます。

倦怠期が訪れる科学的な理由

そもそも恋愛とは「脳内に恋愛物質が生まれている状態」なのです。ちょっと寂しいですが、そう考えてみましょう。

この脳内物質は「半年〜3年」で薄れてしまうとされます。つまり「半年〜3年すると恋のドキドキはなくなる」というわけですね。

これが倦怠期の正体だといえるでしょう。

付き合ってしばらくするとドキドキしなくなるのも自然なことなのです。特にドキドキを重視した関係だと「あれっ?」と違和感を覚えることでしょう。

倦怠期の必要性とは「試練」

しかし上に書いたように倦怠期は避けられないものではあるのです。必要どうこうの話ではなく。数年付き合ったカップルには必ず(ほぼ)訪れるといってもいいでしょう。

逆にいえば試されているのですよ。試練みたいなものです。ここを乗り越えれば長らく幸せな関係でいられるわけですね。

参考記事はこちら▼

カップルが倦怠期に陥る原因を9つ紹介します。

倦怠期による別れの試練が訪れやすい時期

では、具体的にどんな節目で倦怠期による別れの危機は訪れるのでしょうか。

カップルによってさまざまですが、いくつかターニングポイントになりやすいタイミングと理由があります。

付き合って半年

付き合って半年は、付き合いたての盛り上がりや緊張感がひと段落する時期。お互いに盲目状態から目が覚め、自分たちを客観視するようになります。

すると、「本当に好きだったのか」「何かのきっかけで盛り上がっていただけでは?」と冷静になり、一気に倦怠期へ突入してしまうカップルもいます。

参考記事はこちら▼

付き合って半年とはどんな時期か、長続きのコツを心理コーディネーターの織田隼人さんが解説します。

付き合って1年

安定感が生まれ始める1年の節目。一通りのイベントを一緒に経験し、2週目に入るタイミングでもあります。

1度経験したことに対して、新鮮味が薄れるのは当然。そのせいで、マンネリを感じ始めることもあるでしょう。

参考記事はこちら▼

付き合って1年とはどんな時期かや見極めておくことについて、恋愛コンサルタントのひろんさんが解説します。

参考記事はこちら▼

付き合って1年で男性は何を考えているのか、男性心理を分析・解説します。

付き合って3年

3年も付き合えば長続きカップルの仲間入り。安定感がある反面、相手に対する慣れや飽きも残念ながら生まれてくるでしょう。

遠慮や気遣いもなくなりがちなのがこの時期。口論や揉め事が増え、結果的に倦怠期を迎えてしまう可能性があります。

参考記事はこちら▼

付き合って3年のカップルの特徴や倦怠期の乗り越え方を心理コーディネーターの織田隼人さんが解説します。

倦怠期を迎えても別れるべきではないカップルの特徴

ここでは倦怠期といえど、別れるべきでないカップルの特徴を解説します。

いったん落ち着いて参考にしてくださいませ。

(1)価値観が合う

何やかんや価値観がフィットする異性は貴重です。

一点だけ注意を。ここでの価値観が合うとは、何から何まで考え方が一致しているという意味ではありません。価値観が違っても受け入れ合えるという意味です。

参考記事はこちら▼

価値観や波長が合う人の見極め方を恋愛コラムニストのみくまゆたんさんが解説します。

(2)相手といる時の自分が好きだ

 

これは「その恋が幸せになれる恋か?」を考えるために、とても大事な発想です。

相手といるときの自分を想って、胸に手を当ててみてください。相手といる時、自己肯定感ぐんぐん上がってます?

(3)話し合いができる

人間関係全般にいえることかもしれませんね。

ズバリ理想的な関係とは「話し合えること」なのですよ。逆にいえば、価値観や、考え方や、空気感が違っても話し合えるなら、大概のことはうまくいきます。

話し合える関係って、めちゃくちゃ貴重ですよ。

(4)尊敬できる

尊敬できる人と一緒にいましょう。

恋愛のドキドキは薄れるとしても、リスペクトの気持ちは生涯続きます。手離しちゃいけません。もちろん他の要素も考えてですが、基本的に超おすすめです。

心から尊敬できると思ったら、いい男を捕まえているってことなんですよ。

(5)愛されている

極論これかもしれません。

相手が貴女を愛してくれているかどうか。その相手といて、どう考えても不幸になることはないでしょう。幸せって、愛されることでもあるはずですよ。

パートナーは貴女を愛してくれる男性の中から選んでくださいね。

参考記事はこちら▼

あなたが「どれだけ愛されているか」を診断でチェックしてみましょう。

反対に別れた方がいいカップルとは?

 

別れた方がいいカップルについても書きます。

もちろん一つ当てはまるからといって、即座に別れないといけないわけではありません。あくまで黄色信号です。ちょいと注意というくらいです。

参考記事はこちら▼

あなたと恋人の関係は大丈夫? 別れた方がいいカップルなのかどうかを診断します。

(1)浮気をしている

浮気はダメ、ゼッタイ。

そもそも論な気もしますが、倦怠期の理由が「男性側の女遊びや浮気」の場合はおすすめしません。というか倦怠期どうのという話ではありません。単に彼が悪いことをしている事件として扱うべきです。

話し合いや、なんらかの対策をすべきでしょう。

参考記事はこちら▼

浮気性な人かどうかを見極める方法を、恋愛コラムニストのひろんさんが解説します。

(2)相手といる時の自分が嫌い

 

これも挙げさせてください。

先ほど書いた「相手といる時の自分が好きだ」の反対になります。さらにこちらの方が大切な基準になるかもしれません。

彼と顔を合わせている時はドキドキできても、会えない時は不安や自己嫌悪に陥るというのなら、それは幸せになれない恋愛なのかもしれません。

(3)周りに交際を止められる

第三者は冷静だったりします。

尋ねてみましょう。倦怠期や、もろもろの状況を理解した上で「やめとけ」というのであれば、なかなかの説得力があるはずです。その理由も聞いてみましょう。思わぬ話が飛び出てくるかもしれません。

その意見を受け入れられるか、試されているのかもしれません。

(4)機嫌の悪さをぶつけられる

これも強くおすすめしません。

とかく「機嫌の悪さをぶつけることで貴女をコントロールしようとする男性」からは離れた方が賢明です。

その気質が変わることは、まあまれです。基本的に、彼自身、変わろうと望むことがないから。むしろ「え、俺が悪いの?」という具合です。

貴女は価値ある存在です。他人のご機嫌取りや、不機嫌のサンドバックになっていいわけがないのですよ。

(5)愛されてない感じがする

ちょっと深めのテーマかもしれません。

もしや──私の勘違いであればいいのですけれど──もう倦怠期でなく、すでに恋が終わってしまっているのかもしれません。

相手の恋心が冷めて、それを「せめて倦怠期であってほしい……!」と信じている状態、というわけです。

もちろんそうではないことを願っております。あくまで参考までに。

参考記事はこちら▼

「愛されている」と実感できない時の対処法を解説します。

倦怠期を乗り越えるために

 

では、本題に入ります。

結局のところ「倦怠期をどうすれば抜け出せるのか?」について。

参考記事はこちら▼

倦怠期を受け入れることがスタート

結論からいうと、初めに書いた「何年も付き合っていると倦怠期はやってくるもの」という事実を受け入れることからスタートかと思います。

私たちの頭の中は、恋愛当初のドキドキが、永遠に続くようにはできていないのですね。

「穏やかな恋愛関係」を目標にする

だからこそ「ドキドキにはこだわらずに穏やかな恋愛関係に移ること」を目標にしましょう。倦怠期を乗り越えるとは、ドキドキの代わりに、そうした安心できる関係の心地良さを理解するということなのです。

初めは物足りなく感じるかもしれません。しかし、ここを受け入れないと、短い恋愛を繰り返すパターンから抜け出せなくなります。

冷却期間よりも大切なこととは?

冷却期間は必要ありません。むしろ早めにマインドを変えた方がいいいでしょう。ドキドキすることと、相手と幸せな関係を育むことの違いを感じるようにしましょう。

倦怠期の気配を感じたら、それは自分を変える時かもしれません。逆にいえば、考え方さえ変えれば、その状況も、未来も違った景色に見えるはずです。

別れたいと言われた時の対処法

倦怠期を迎える中で、相手から別れを切り出された時の対処法についても解説しておきましょう。

あなたは別れたくないのに、こんな言葉をもらったら焦ってしまいますよね。

しかし、大切なのは焦りを全面に出して強引に引き留めることではなく、相手の話をじっくりと聞くこと。何が引っかかっているのか、どこに不安を感じているのか、黙って受け止める時間が必要です。その上で、あなたに改善できることがあれば提案するのです。

くれぐれも「別れたくない!」と感情的にならないように。

「別れたい」と思っている相手のペースを尊重し、悩みを1つずつ解決するよう向き合ってみてください。

参考記事はこちら▼

「別れたい」と言われてしまった時の対処法を解説します。

なぜ倦怠期なのだろう?

倦怠期って怖いですよね。

何が怖いって「どうすべきかが分からない」という形のない不安だからだと思います。

これが水漏れなら天井を直せばいいだけでしょう。原因も対処法もハッキリしています。しかし、この倦怠期問題は、いまいち原因がハッキリしていないのですね。

まずは「なぜ倦怠期が起こるのか」を知ろう

だからこそ「どう対処すべきか?」の前に「なぜ倦怠期は起こるのか?」に重点を置いて解説をいたしました。理解を深めるだけでも解決することがあるからです。

もちろん男女の関係は十人十色です。別の倦怠期もあるでしょう。とはいえ、ほとんどの倦怠期の影には、ここに書いた原因が隠れていると思います。

長続きする恋愛の正体

感情がドキドキすることだけを恋愛だと思わないでください。本当の恋愛とは──少なくとも長続きする恋愛とは──穏やかな形をしているものですよ。

貴女のもとに幸せが舞い降りることを祈っております。

(浅田悠介)

※画像はイメージです

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