「話しかけられない人」の残念な特徴とは? 変わる方法を解説
周囲の人から話しかけられる人と全然話しかけられない人がいますよね。ひとりが好きという人を除けば、話しかけられやすい人になりたいと思う人は少なくないはず。この記事では、話しかけられない人の特徴と話しかけられる人になるための方法を恋愛コラムニストの浅田さんに解説してもらいました。
いきなりですけど、あなたって「話しかけられる」ほうですか?
・道をたずねられる
・合コンやパーティで声をかけられる
・なんやかんや誘われる
・LINEの通知がすぐにたまる
・性別問わず電話がくる
・大勢がいるなかでその人のところにみんな集まる
ほら、こういう人っているじゃないですか。
正直、羨ましいですよね。いつだって楽しそうだし。性別関係なくモテそうだし。
だって人生って、結局、さみしくない人が勝ちですから。
今回は、そんな「話しかけられない問題」について解説します。コミュニケーションの心構えについても触れていきますよ。ぜひ、ご覧あれ。
話しかけられない人の特徴
そもそも、話しかけられない人にはどのような特徴があるのでしょうか。いくつか例を挙げていきます。
(1)スマホばかり見てる
声をかけるとは、目が合うということです。
なので、スマホばかり見ている人には声をかけづらくなります。邪魔しちゃ悪い気がするのもあります。ささいなときにスマホを取りだす癖がついていませんか?
(2)歩くスピードが速い
忙しそう、という印象でもあります。
認知心理学では「人間はスピードのあるものを本能的に避ける」といわれています。自然界では、スピードのあるものに触れると危ないですから。
歩く速度だけでありません。食べるとき、喋るとき、物をとるとき──せわしなく動いていませんか?
(3)話しかけるなオーラを感じる
これ、けっこうあるあるじゃないでしょうか? 自分は話しかけてほしいと思っているのに、周りから見たら「話しかけるなオーラ」がプンプンにじみ出ていて話しかけられないパターンです。
例えば、職場で顔をあげることなく黙々と仕事している人は、話しかけるなオーラが出ているかも。

あえて話しかけるなオーラを出すという処世術を使っている人も多いようです。その事情とは?
(4)話しかけられたときのリアクションが薄い
周りからあまり話しかけられないのは、いざ話しかけられたときのリアクションが薄めだからかもしれません。
あなたも、話しかけたら笑顔で返してくれそうな人でないと話しかけにくいですよね。
(5)美人やイケメンなどの高嶺の花キャラ
めちゃくちゃ美人だったり、イケメンだったり、周りから「敷居が高そう」と思われているパターンも。
例えば同じ職場に小松菜奈さんのような美人や、菅田将暉さんのようなイケメンがいたら……? 誰かが話しかけるまで待っておこう、と思う人もいるかもしれませんね。

高嶺の花キャラはモテないの? そんな疑問にお答えします。
(6)不機嫌そうにしてる
人を遠ざけるオーラというものはあります。
自分ではそんなつもりはなくても、不機嫌そうだったり、怖い感じだったり、余裕のなさだったり、声が大きかったり、つまらなさそうな表情だったりしているのかも。
声をかける側の立場になってみると──どうせなら快く対応してほしいですよね。

中には、あえて不機嫌を隠さないタイプの人もいます。こんな人にはどう対処すればいいのでしょうか?
(7)挙動不審
人間は「何を考えているかわからない相手」を恐れます。
危険かもしれないからです。くれぐれも、意味不明な雰囲気を出すのはやめましょう。
ひとりで駅のホームでにやにやしたり(思いだし笑いもわかりますけど)フラフラしたりしないように。他人からすると「怖いからほかに声をかけよう」と判断されちゃいますよ。

挙動不審でおどおどしてしまう人も。そんな性格の直し方を、心理カウンセラーが解説しています。
(8)ひとり好きアピール
そもそも「ひとりが好きなんです」的な発言をしていると、話しかけられづらくなります。
どうせ断るんだろうな、人付き合いが苦手なんだろうな、と判断されるからです。
ひとりが悪いわけでありません。
とはいえ「みんなで行動するのも好きだよ」といった余白を残しておくことです。
(9)個性的なファッション
私たちは「常識人っぽい感じか?」という目線で選んだりもします。
例えば、通りすがりの人に声をかける目的は(道をたずねる場合など)、たんに無難な答えがほしいからです。個性的な人間関係を作りたいからではありません。
そういう意味では個性的なファッションの人は声をかけられにくい傾向にあるかもしれません。
(10)清潔感がない
そもそも声をかけたくないと思われているパターン。
清潔感はパっと見でわかりますよね。恋愛や友人関係だってそうです。悲しいことに生理的に無理なものは無理というわけです。
特に不潔さは「他人に気づかいができない」というサインだったりもします。やはり避けられる要因になります。
(11)よく考えごとをする
考えごとをしている人に声をかけづらい、というのはよくある話です。
グッと眉をよせて「集中してます!」という表情をしているのかもしれません。つい邪魔してはいけない気がしてしまいます。
何も考えていなくても、そんな表情をしていることもあるかもしれませんね。
好きな人から話しかけられないのは「両思い」のサインかも
特定の人だけ──それも、あなたが好意を抱いている人からだけ話しかけられないのは、両思いのサインかもしれません。
あなたも、「ちょっといいな」と思っているその人にはなかなか話しかけられないと感じているのでは?
どちらかが勇気を出して話しかけることで、関係が動き出すかもしれませんね。

好きな人に話しかける方法を心理カウンセラーが解説しています。
話しかけづらい人と話しかけやすい人のちがい
シンプルにいえば「心をオープンにしている感じがあるか?」です。
話しかけやすい人には「オープン感」があります。反対に、話しかけづらい人は「閉じこもってる感じ」がするというわけです。
たとえば、あなたが道をたずねたり、誰かをイベントに誘ったりするとしましょう。
ぶっちゃけ誘う側の本音としては「断られたくないし嫌な気分にもなりたくない」ですよね。否定されると傷つくし。
どうせ声をかけるなら「いいですよ!」と言ってくれる人に声をかけたい。
それが「オープンにしてる感じ」というわけです。
・表情
・身体の動き
・動きのスピード
・ファッション
・清潔感
私たちは、こうしたポイントから判断します。
そこに「その人物はオープンか?」が表れるわけです。逆にいえば、ここに気をつけるだけで印象を変えられます。
話しかけやすい人の特徴
では、話しかけやすい人にはどんな特徴があるのでしょうか。まねをすることで、あなたも周囲から話しかけられる機会が増えるかもしれません。
(1)周囲の人に自分からよく話しかけている
例えば、あまり接点のない他部署の人に何かを聞きにいかなければならないとき。前に話しかけてくれた人がそこにいたら、ホッとして話しかけにいきませんか?
また、周りによく話しかけている人は、雑談が嫌いだったり苦手だったりするタイプではないとわかります。
そんな人には、話しかけやすいと感じる場面が多いのではないでしょうか。

ちなみに、職場で好きな人に話しかけに行く方法はこの記事で解説しています。
(2)話しかけたときに笑顔で対応してくれる
これもかなり重要です。
話しかけたときにツンとされるよりも、笑顔で対応してくれた人のほうが心がオープンなイメージを受けるからですね。

「話しやすい」と感じられるためにはどんなことに気をつけるべき? コラムニストのぱぴこさんが解説します。
(3)あいさつが気持ちいい
「おはようございます」「お疲れ様です!」と気持ちのいいあいさつをしてくれる人も、オープンマインドな印象を受けます。
話しかけたときも笑顔で対応してくれそうなイメージを与えることができるのでしょう。
(4)いつもポジティブ
何かに怒っていたり、イライラしていたり、不安そうだったりする人には話しかけにくいと感じる人が多いもの。
基本的にポジティブで、前向きなイメージがある人には話しかけやすいのでは?

ポジティブな人の特徴と、ポジティブ思考になる方法を心理カウンセラーが解説しています。
(5)いつも自然体
かっこつけず、いつも自然体な人も話しかけやすいですよね。話しかけても自慢話ばかり返されたり、マウントを取られたりするのは誰だって嫌なはず。
また、話しかけられたけれどどうしても忙しいときに「ごめん! あとでね」としっかり断れるかどうかも意外と重要かもしれません。
無理やり雑談に乗ってもらった結果、あとからその人の仕事が終わらずに困っている……なんて姿を見たら罪悪感を感じてしまいますからね。人付き合いで無理をしないのも、話しかけられやすい人の特徴と言えます。

自然体な人の特徴と目指し方を解説します。
話しかけられる人になる方法
ではここからは、話しかけられる人になる方法をご紹介していきます。
(1)顔をあげる
人は目が合ったときに声をかけます。
たとえば街中でキョロキョロしてる人がいたとしましょう。
じっと観察していると、ふと顔が合った瞬間に「あの~」と近づかれたことはありませんか。
そこで声をかけられた理由は「目が合ったから」です。
逆にいえば「目が合わない人」には声をかけづらい。だからスマホや足下ばかり見ずに、顔をあげるようにしましょう。
(2)あいさつをする
こちらの心をオープンにする必要もあります。
話しかけられる準備です。
たとえると握手できるかは相手次第です。しかし、そのために、こちらも手を空けて前に出しておく必要はある、という感じ。
そのための練習として「とにかくまわりの人にあいさつする(お礼を言う)」というものがあります。
いわばコミュニケーションの訓練です。友だちや同僚はもちろん「お願いします」「ありがとうございます」とコンビニの店員さんに話しかけるだけでも心が軽くなりますよ。
(3)機嫌よさそうにする
機嫌よさそうにするのも大事です。
もちろん感情をコントロールするのは簡単ではありません。生活のなかでも、ささいなことで気が立ったり、悲しくなったりするのもわかります。
けれど「自分の機嫌を自分でとれるようになると人生はどんどん前に進む」というのも真実だと思うのです。
感情の操縦が難しいとしても、少なくとも、他人にぶつける(無意識に顔に出る)ことのないように気をつけてみるのはどうでしょう。
(4)ゆっくり動く
上にも書いたように「ゆっくり動くもの」に私たちは安心感をおぼえます。
もちろん現代人が忙しいのは百も承知です。スピーディに動かないと生きていけませんよね。
それでも5分前に行動したり、スマホタイムを減らしたりするなど、ちょっとした工夫を重ねて、時間を作って、余裕を持てるようにしたいところです。
すると自信があるようにもみえるでしょう。

ゆっくり動くためには、心の余裕を持つことも大切です。
(5)自分から誘う
意外と大事なこと。
話しかけられるのを待つのではなく、こちらから話しかけてみるというもの。受け身だけではいけません。誘われたいなら、まず誘ってみましょう。
人生を変えるのはリアクションではありません。アクションです。
たとえば、困った様子の人がいたら「どうしました?」と話しかけるだけでも何か変わりそうな気がしませんか。
あれこれ悩む前に、あなたが話しかけてしまえばいいんですよ。
むしろ話しかける勇気を持つとき?
世の中には話しかけられる人と、話しかけられない人がいる。
それは確かにあります──話しかけられないのって辛いですよね。大げさかもしれないけど、まるで世界のすべてから無視されてる気分にもなります。
でも、落ちこむ必要はありません。それは、単に「こちらから話しかける勇気を持つときがきた」というだけのことだと思うんです。
話しかけられないことを悩んでるなら、まず話しかけてみること。
案外、これが一番じゃありません?
はじめにも書きましたけれど、やっぱり人生って、結局、さみしくない人が勝ちですからね。
あなたの毎日がより幸せなものになることを心より祈っております。
(浅田さん@恋愛を語る奇術師)
※画像はイメージです