お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

フキハラとは? 職場で「不機嫌ハラスメント」をする人の対処法

ぱぴこ

誰でも不機嫌になるのは当たり前ですが、周囲 の人に理由も説明せず不機嫌な態度を取って威圧するような場合は「フキハラ(不機嫌ハラスメント)」と判断されることも。そんな、家庭内だけでなく職場で起こりがちな新種のハラスメントについて、コラムニストのぱぴこさんに詳しく教えてもらいます。

「全然やる気が出ない」 という顔をしていると、「ぱぴちゃん機嫌悪い?」と聞かれることが多く 、眉間にしわが寄りがち 、ボトックス打ちがちなミドサーのぱぴこです。

上司や同僚が職場で不機嫌そうだったら、あなたはどう感じますか ? 仲の良い同僚だったなら話を聞くこともできますが、先輩や上司など の機嫌が悪そうだったらおいそれと声も掛 けられません。

ただ、そんな不機嫌な態度を日常的にあなたに向けて取り続けるなら……それは「不機嫌ハラスメント=フキハラ」にあたるかもしれません。

Check!

新種のハラスメント「セカハラ」って知ってる?

フキハラとは?

新しい「〇〇ハラスメント」が多過 ぎないか? と思う方も多いかと思います。そして「フキハラ」という言葉を初めて聞いたという方も多いでしょう。 そこでまずは、「フキハラ」とは何かを知っておきましょう。

フキハラとは、不機嫌ハラスメントの略で、「周囲の人に理由も説明せず不機嫌な態度を取って威圧すること」をいいます。

不機嫌になることは誰にでもあることですし、「いつもご機嫌でいろ」というわけではありません。ただ、なぜ不機嫌になっているのかを説明もせずに、一方的に不機嫌をアピールするのは、相手を傷つけてしまう行為ともなり得ます。

また、 このような人がいる職場で働くのは、 モチベーションや生産性にも影響をきたします。

フキハラの事例

実際に職場で起こるフキハラに はどんなものがあるのか、私が見聞きした事例を 紹介 しましょう。

【事例1】 無言の圧力をかけてくる

仕事を進める上で、 上司に意見 を求めることは よくあることですが、私の 上司は 具体的な修正指示や、良い悪いを言葉にせず に全て「態度」で伝えてきます。

例えば、確認してもらうために提出した資料に対してのフィードバックがない 、提出した ものを不機嫌そうに無言で突き返す、何も言わずに頭を抱えて深い溜息をつく……などがあり、とても仕事がしづらいです。

ーー明らかに 「不機嫌である」ことだけは伝わってくるので、提出した書類が上司の 求めるものでは なかった という ことは伝わり ますが、それ以外の指示は ないので、何がいけなかったのか 分かりません。

それにより、 受け手が上司の 気持ちや状況を推測してあれこれと確認しなくてはなら ない事態に陥ります 。

【事例2】 自分が報告する時だけ、不機嫌をにじませる

直前の報告では機嫌が良さそうだったにも関わらず、私が報告する時は不機嫌な態度をにじませる上司がいます。「私が何かしたのか?」「報告の仕方があまりに悪くて怒らせてしまったのか?」と毎回ヒヤヒヤします。

そして、「誰にでもそういう態度なのかな?」と見渡すと、されやすい人とされにくい人はいるようで、私に対しては明らかに嫌がらせだと感じました。

ーーこちらも 受け手は「何か悪いことがあったようだ」ということだけを態度で感じ取りますが、確認のしようがありません。

さらに、「成果物」が悪いのか、単純に自分に対しての「好き嫌いがあるのか」もはっきりせずに、不安感が募ってしまい、心理的ストレスをため込むことになってしまいます。

フキハラをしてしまう理由

実際にフキハラをする人は、 何を目的に一方的に 不機嫌であることを訴えてくるのでしょうか。考えられる理由をいくつか挙げてみます。

(1)相手をコントロールしようとしている

不機嫌 をアピールすることに よって、相手に自分の言うことを聞かせたり、委縮させたりして 、マウントを取ろうとしている可能性があります。

委縮した相手は正常な判断力を失いますし、「自分が悪いのでは?」という意識からへりくだった 対応をしてしまうこともあるでしょう 。

そうやって、 他人を自分の思い 通りに動かすために「不機嫌であること」を利用しているとも考えられます。

(2) 構ってほしいとアピールしている

不機嫌によって「自分は不愉快である」「気分が悪い」ということをアピールすると、周囲の人は「機嫌を直してほしい」「何か気分を害することをしたなら謝らなくては」と、かいがいしくケアをします。

そのケア自体が心地良く、「自分を持ち上げてほしい」「 他人に構ってほしい」という欲求からフキハラをする人もいます。

フキハラへの対処法

受ける側としてはつらいフキハラですが 、そんなフキハラをしてくる人にはどのように対応するのがよいのでしょうか? 対応方法を考えてみましょう。

まず不機嫌の中でも無視される場合は、 パワーハラスメントやモラルハラスメントに 該当する可能性があります。そんな時は、上司よりも上の立場の人に報告して判断や対応を仰ぐことが第一の選択になります。

そこでも解決に向かわない場合は、人事やコンプライアンス室などしかるべき場所に相談しましょう。

また、 フキハラは業務が滞るなど目に見える害がない限り、立証が難しい場合もあります。

この場合は複数の同意見を持つ人間とスクラムを組んで、上司の上司に相談を持っていくのが望ましいでしょう。

ハラスメントである意識を持って

受け手側が我慢を重ねて限界を迎えてしまうレベルの不機嫌アピールは、ハラスメントと判断できる場合もあります。

また、受け手側も自分が受けている行為がハラスメントだと認識することが難しいのがフキハラです。そして、認識できずに事態が悪化していくことも……。

誰彼構わず不機嫌をアピールして、周りの人をコントロールしようとすること自体が問題ですので、まずはそれがハラスメントなのか、ハラスメントでないのかを認識するということが大切です。

(ぱぴこ)

※画像はイメージです

関連するおすすめ記事

正論を振りかざす「ロジハラ」への対処法

ハラスメント・ハラスメント(ハラハラ)って知ってる? 意味と対策

【心理学】職場の人間関係を改善する4つのコツ

ぱぴこ

外資系ときどき激務OLコラムニスト。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)。
Twitter:@inucococo
この著者の記事一覧 

SHARE