お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

正論を振りかざす「ロジハラ」への対処法

トイアンナ

ロジハラとは、正論を振りかざして相手を詰めることです。「言っていることは正しいけど、でも……」と複雑な気持ちになったことはありませんか? 今回は、コラムニストのトイアンナさんにロジハラへの対処法を詳しく教えてもらいます。

こんにちは、トイアンナです。私がかつて勤めていたある外資系企業では、「ロジックこそ命」と叩き込まれました。

なぜなら、多国籍の人たちが集まるチームで働くためには、「習慣や文化」を前提にした感情的な話し方よりも、数字や事実に基づいていて客観的に筋の通った話し方で説明する方が説得力を増すからです。

一方で、ロジカルな主張がハラスメントに当たるとされる時があります。それは、一体なぜなのでしょうか?

ロジハラの意味とは?

ロジハラとは、「ロジック・ハラスメント」の略で、共感が必要な場面でも正論を振りかざして、相手を追い詰めることを指します。

「ロジックこそ命」という主張に共感していた私は、ロジカルな話し方を一生懸命に習得していました。おかげで会社を辞めるころには、プライベートで恋人にも「私があなたを好きな理由は3点あって~」と話すロジカルお化けに。

そして、いつしかロジハラ加害者そのものになっていたのです。

次ページ:ロジハラの具体例とは

SHARE