男性は「追う恋」と「追われる恋」どっちがしたい? #恋の答案用紙
女性が気になる恋愛事情を、社会人男性のみなさんに2択アンケート調査。恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析し、悩める女性を救います!
女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「追う恋と追われる恋」にまつわるアンケート。
「追う恋」と「追われる恋」どっちがしたい?
あなたはこれまで、「追う恋」と「追われる恋」どっちをしてきたかしら?
「全然タイプじゃなかったけど、彼が熱心にアプローチしてくるから付き合ってみたら、すごく大事にされて今めっちゃくちゃ幸せ♡」という女性もいれば、
「自分から好きになる恋愛ばかりしてきたけど、いつも失敗に終わってる。やっぱり女性が追いかける恋は幸せになれないのかも……」と苦い思いをしている女性もいるでしょう。
「女性は追うより追われるほうがいい」「男性は女性に追われると逃げる」なんてよく言うもの……。
今回はそのあたりについて、男性たちに探りを入れてみるよ!
Q.「追う恋」と「追われる恋」どっちがしたい?
追う恋:55.6%
追われる恋:44.4%
※有効回答数126件
「追うほうがいい」と答えた男性が若干多めという結果に……。
この回答は「追う側を選んだ男性」は追うことのメリットを、「追われる側がいいと選んだ男性」は追うことのデメリットを感じているといえそう。
では、リアルな男性の声に耳を傾けてみよう!
「追う恋がしたい」派
自分から好きになった女性を手に入れたい
・「追っているほうが確実に自分が大好きなタイプなので、そちらでないと意味がなく感じるから」(38歳/その他/クリエイティブ職)
・「自分が好きになった人を追いかけるほうがいい。好きでもない人から追われても疲れるだけだから」(37歳/電機/技術職)
男性の狩猟本能の欲求を満たすには、やはり追われるよりも追うほうがいいんだろうね。自分好みの獲物を捕らえたいのかも。
女性なら、仮に相手の外見が好みでなかったとしても、その人の熱意に揺り動かされれば「男性として見る」ことができる。
でも男性って、自分の中の恋愛対象の線引きはなかなか崩さないよね。出会って初っ端に抱く「恋愛対象としてアリかナシか」ってやつ(笑)。
だから男性は、自分の好みじゃない女性からしつこく言い寄られてもなびかない。それどころか、タイプじゃない女性に何度もアプローチされると逃げ出したくなる。
男性は女性とちがってシビア。仕事関係や同僚なら仕方なくとも、自分の興味や性的関心がわきそうにない女性と2人で会うことは避けたがるんじゃない?
達成感を感じたい
・「超えられない壁を登って突破してみたい気分と同じだからです」(28歳/農林・水産/その他)
・「自分が好きになった相手を射止めたほうが、より達成感がある」(37歳/医療・福祉/専門職)
なるほどね。自分が好きになった相手を射止めることで、男性は充足感を得るのよ。向こうからやってきてくれた獲物を平らげたとしても、そこで満足しないってこと。
悲しいかな、女性が追いかけると男性は都合いいようにしか扱わなくなるんだな~。「そんなに俺のことが好きなら、まあいっか」とつけあがらせるか、「がっつきすぎて怖い」と引かれるパターンが多い。
でもさ、逆に男性が好き好きモード全開で来てくれたとき、基本的に女性はその彼をぞんざいにしたりしないよね。
堂々と「キミが好き!」と言ってくれる男性と、タイプだけど「好き」をなかなか言ってくれない男性が目の前にいたら、前者をとるでしょ?
もし、仮に彼氏がいたとしても、情熱的に迫られたら気持ちを持って行かれて、その挑戦者を一番に昇格させちゃったりするんじゃない?
恋愛においては、男性が女性にアプローチしすぎると「本気」として受け取られ、女性が男性にアプローチしすぎると「重い」と思われるんだよ。
「追われる恋がしたい」派
恋愛に積極的じゃないから
・「自分自身に積極的ではないため相手から来てほしい」(32歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「いわゆる草食系男子だから」(26歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)
そう、今はもはや狩りに出たがらない男性も存在する(笑)。
「そんなやる気のない男性はスルー!」できるならいいけどさ、問題なのは自分の気になる男性が草食すぎる場合だよね。
彼から来るのを待っていたらこの先何年かかるかわからない。いや、一生来ないな。
超絶草食系男子に頭を抱えている女子なら、もう冗談っぽく明るいノリで、なおかつ強引に誘っちゃっていいんじゃない?
そもそも「相手から来てほしい」って望んでるんだから、女性から口説いたってガツガツしてるなんて引いたりしないでしょ(笑)。
彼らはなかなか自分で飛び立てないひな鳥くんなのよ。あなたが彼のもとに押しかけて「私と一緒にいれば楽しいよ」「こんなにいいことがあるよ!」とアピールし、「うん、そうだね。お願いします」と言わせちゃおう。
「追う恋」に疲れた
・「一方的に追う側の恋に落ちていたのでいい加減疲れた。たまには追われてみたいです」(34歳/医療・福祉/専門職)
・「追う恋のほうが多くて、あまりうまくいかなかったから」(37歳/自動車関連/営業職)
好きな人に振り向いてもらえなければ、男性だってクヨクヨするし女々しくなるでしょう。自分がいくらがんばっても相手からのご褒美がもらえなければやっぱりしんどいよ。
はじめはただ自分の気持ちに正直に行動するだけでよくても、次第に“自分からの好き”だけではやっていけなくなってしまう。
「自分にほほえみかけてほしい」「自分のことを思ってほしい」「もっと自分と会ってほしい」と、相手に対して求める気持ちも強くなるからね。
恋愛はキャッチボール……。自分の投げた球が返ってこないほど虚しいことはないんだよ。
恋の教訓:追う恋をしているなら「自分を見失っていないか」を振り返ってみて!
はたして「女性は追いかけるほうがいいのか、追われるほうがいいのか」となると……好きな相手が草食系の場合は、女性からガツガツ追いかけていいってことだけはまちがいないね(笑)。
それ以外はやっぱり、男性が追いかけたほうがうまくいくことが多い。
恋愛コラムニスト・神崎桃子がこれまで見てきた“追う恋をしている女性たち”は、自分の好きという想いが強すぎて、なんでも彼優先で物事を考えてしまい、ほかのことがなおざりになってしまっていたりする……。
それに、女性が追う恋は不安が募って相手の言動が気になり、何かと詮索しすぎてしまうからね。で、男性から「ウザい」とか「めんどくさい」って引かれちゃうんだよ。
もし、あなたが追いかける恋をしているなら、自分を見失っていないかどうか考えてみて。
人を愛するのは素晴らしいけど、彼ばかり見て、自分のことが見えてない状態なら大問題!
「自分を見失うような恋」は結果的に相手の迷惑になったり、不愉快にさせたりすることもあるんだよ。
(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ)
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年5月10日~5月11日
調査人数:126人(22~39歳の働く男性)