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付き合ってない相手の家に行ってもいいの? #恋の答案用紙

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。回答結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男性の本音を探ります。今回は、付き合ってない相手とのお家デートにまつわるアンケート。

付き合ってない相手の家に行っちゃう女子。本命としてアリ?

「うち、遊びに来ない?」なんて、男性から誘われたらあなたはどうする? しかもそれが彼氏じゃなくて、まだ付き合っていない人だとしたら?

「バッカじゃん! そんなん、アンタとはありえないから~」と豪快に笑い飛ばして相手の背中をバシッと叩ければいいけど……。めちゃめちゃ困るのは、「彼氏ではないけど、(そこから男女の関係になることが)ありえないわけでもない」というなんとも厄介な関係性。

相手の男性から「は? 意識しすぎ~。俺、そんな不埒なこと考えてないよ」なんて言われてしまったらかえって恥ずかしいし、「断ったらもうデートに誘われなくなる?」という懸念も否めない。この先どっちに転ぶのかわからないからこその悩みです。

ここはひとつ「付き合ってない人の家に行っちゃう女子」のことを、世の男性たちはどんなふうに見ているのか参考にしてみましょう。

Q. 付き合ってない1回目のデートで相手の家に行っちゃう女子。本命としてアリ? ナシ?

アリ派:42.2%
ナシ派:57.8%
※有効回答数232件

「ナシ派」がやや優勢という回答結果に……。それでは、アリ派男子とナシ派男子の気持ちを深掘りしてみましょう。

アリ派

積極的でうれしい

・「積極的で好感を持てるから」(28歳/建設・土木/技術職)

・「いかんせん草食は奥手なので、それがきっかけでお付き合いにつながったり!」(31歳/通信/販売職・サービス系)

ほほう。「鴨が葱を背負って来る(※)」とはまさにこのこと(※好都合であることのたとえ)。わざわざ自分からやって来てくれるなんて超ラッキー! 相手の男性が草食系なら、あなたはまさに“鴨葱女”として重宝されることでしょう。

ただ、草食系男子は自分から「家に来て」とは誘わないので、女性には家に押しかける図々しさが必要! 「私って案外、料理得意なんだ」「男性の一人暮らしって何かと野菜不足じゃない? コンビニ弁当ばかりじゃなく、栄養のあるものも食べないと」などの口実を作って“鴨葱女”に徹しましょう。

細かいことは気にしない

・「男は細かいところは気にしないと思います」(30歳/情報・IT/その他)

・「別に家に行くから何かあるってわけでもないと思う。そこを意識されても、勘ちがいとしか言いようがない」(30歳/機械・精密機器/技術職)

「お家デート=男女の関係に進展するとは限らない」……女子にとって困るのはまさにこれ! 「女として意識していない」「君の勘ちがい」と言われてしまうのは、なんとも惨めで痛ましい。女というのはそこんとこ面倒くさい。男性の部屋に行って、一切何もないほうが傷つく生き物なので(笑)。

男性が何かしらアクションを起こしてくれたら、女性は断ったりストップをかけたりすることができる。もしくは、その先に進むという選択肢が与えられる。しかし、部屋まで行っておいて何もされないのは、女として格好がつかないではないか!! 「向こうにはまったくその気がない」なんてことであれば、プライドはこっぱみじん!

……ということで、まだ付き合っていない男性の部屋には近寄らないほうが無難でしょう。

ナシ派

軽い人だと思ってしまう

・「軽率な感じに思えるし、最初は遠慮してもらいたい」(35歳/情報・IT/技術職)

・「軽い女だと思う。こっちも真剣ならいきなり家に呼ばない」(39歳/その他/事務系専門職)

これぞ、真剣交際の王道! 男性は本命にしたい女性をいきなり家には呼びません。何度かデートを重ねてから誘うというのがマトモなやり方です。

あなたが男性から誘われたとしても、“本命になりたかったら”絶対に部屋に上がっちゃダメ。その男性はあなたの彼氏にはなりません。ただの一発屋として終わります。自分から進んで彼の家の敷居を跨ぎたいというなら、玉砕覚悟ってこと! 本命への巻き返しはまず厳しいでしょう。

ほかの家にも上がり込んでいそう

・「自分以外の部屋にも上がり込んでいそうで怖いから」(30歳/機械・精密機器/技術職)

・「浮気しそうだから、本命としては考えられない」(33歳/自動車関連/技術職)

そうでしょう、そうでしょう。男性が何より嫌うのは“ほかの男と自分が同等である、同じことをされる”こと。勝手なもので、自分から誘っておきながらも女性がそれに応じると「ほかの男にもそうやって許してんだろ」という気持ちになってしまうのです。

女性からすると、相手の要求に素直に従ったのに、好きだからこそ断らなかったのに……。男性は、誘えばついてくるような女性を「ほかの男にも簡単に落ちる女」とみなします。もし、その男性があなたを自分の射程圏内に置いていたとしても、部屋に来ることで射程圏外へ移行。男は、たやすい女を自分の彼女にはしないのです。

恋の教訓:彼の家に行くよりも先にやることがある!!

付き合ったら、お家デートはいくらでもできます! 付き合う前のデートで男性の家に行くことが吉と出ることはほとんどありません。その多くはあなたの価値を下げる結果に。

男性は、付き合ってもいない子と男女の関係になってしまえば、それ以上に昇格させる必要はありません。だから、彼の家に行ったところで、その先付き合えるというわけでないと考えておくべきです。

それに、彼がまだあなたを十分に好きになっていない状態で男女の関係になったところでうまくいきっこないのです。彼の家に遊びに行くよりも前に、あなたのことをもっと知ってもらい、もっと好きにさせることが先決でしょう。彼氏・彼女になれば、お家デートなんていくらでもできるのですから!!

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年7月20日~7月23日
調査人数:232人(22~39歳の働く男性)

※この記事は2018年08月29日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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