【遠距離恋愛成功のコツ04】彼があなたに「会いたくなる」関係の作り方

遠距離恋愛では、会える時間が限られています。帰る時間を考えると、あまり遠出ができなかったり、行動範囲が同じになってしまったりして、マンネリ化してくることもありますよね。また、彼が仕事で疲れてお家デートになってしまったり、自分の趣味を優先させて遊びに出かけられなかったり……。会う回数を重ねるにつれて、男性の甘えが出てきて不満に思うこともあるかもしれません。そこで、2人の良好な関係を保つ方法について、ゆうきゆう先生に聞いてみました！

会うときは彼の望みをひとつだけ叶えてあげる

遠距離恋愛の場合、ただ会うことだけを楽しみにしてしまうと、最初の内はいいのですが、慣れてきた頃に物理的な距離が近い相手に魅力を感じやすくなってしまいます。そのため、「会って何をするか」「会って何が起きるのか」を意識することが大切です。マンネリ化を防ぐために、「あなたとしかできない体験」を通して、彼に「一緒に過ごす価値」を感じてもらいましょう。

しかし、毎回「特別なデート」を演出する必要はありません。ひとつだけ意識してほしいのは、「期待感を高めること」です。「相手のしたいこと（してほしい）を叶えてあげる」「相手の行きたい場所に行ってみる」というのを毎回ひとつだけ実行してみましょう。内容はささいなことで構いません。次に会うのが楽しみになるように、彼の気持ちを盛り上げることが重要なんです。人間は前もって予告されると、そこに期待感を抱きます。男性の場合は少しセクシーなお願いに期待を寄せやすい部分はありますが、それ以外でも相手が望んでいることをキャッチして叶えてあげると、「この子はこんなにしてくれている」と意識しやすくなり、さらに会うのが楽しみになります。「次」への期待感があれば、2人の気持ちが未来に向いて関係を維持しやすくなります。

ただし、2回に1度はあなたの希望を叶えてもらうのを忘れないでください。「一方的に与えられる」ことに慣れると、男性は相手への魅力を感じにくくなります。たまには彼に小さな要求を伝え、それを楽しみにしていることを伝えたり、彼が叶えてくれたらオーバーによろこんでみるといいでしょう。

彼が疲れているときは、やさしい気遣いが大切

もし彼が仕事で疲れて外出を嫌がるようなことがあれば、家でDVDを見るなどして彼の負担を減らし、あなた自身も楽しめるような方向にシフトしましょう。「せっかく会えたのに」という気持ちはわかりますが、まず考えてほしいのが「自分が疲れている時にしてほしい気遣いって何だろう？」ということ。「自分なら久しぶりに会えた恋人には無理をしてでも合わせる！」と思う方もいるかもしれませんが、余裕がない時だからこそ、恋人には気遣ってほしい・優しくしてほしい・休ませてほしいと思う人も多くいます。

ただし、彼が関係に甘えて労力を惜しんでいるように感じたり、自分の趣味を優先しやすい場合は、もともと自分の時間を自分のために使いたがる傾向があるかもしれません。男性の多くは付き合いが進むと彼女との関係に甘える傾向があります。それが男性にとっては「関係の安定」だと感じられる部分もありますが、「一緒にいるんだからいいじゃない」と、会うだけで義務を果たしたつもりになっていることもあるため、いつも自分勝手に過ごすようなデートが続くようなら、注意が必要です。

もしそういった彼の態度が原因でけんかになった場合、「趣味を優先してほったらかしにされると、大切にされていないようで、悲しい……」と伝えることが大切。間違っても「なんでそんなことするの！」「私のことなんて好きじゃないんでしょ！」と感情的に責めるのはやめましょう。彼の「どんな言動にどう傷ついたのか」を上手に伝えることで、けんかも相手と向き合うきっかけとして生かすことができますよ。

イベント時のサプライズ訪問には注意して！

遠距離恋愛では、誕生日や記念日にお互いの予定が合わないこともあります。もし何かサプライズをしたいと考えているなら、まずは彼がサプライズ好きかどうかをリサーチしておきましょう。プレゼントや手紙を送るだけならまだしも、直接訪問する場合、彼とすれ違いになる可能性がありますし、彼が「突然来られると怖い」と感じる可能性もあるからです。サプライズは、失敗すると関係悪化の原因になりかねないため、決行するのであれば入念なリサーチと準備、心配りが必要でしょう。

また、女性は感情や体験を日付と密接に結びつけて記憶するのが比較的得意ですが、そもそも男性は体験や感情を記憶する海馬が女性よりも小さく、また、感情をつかさどるとされる大脳辺縁系も小さいとされています。そのため、記念日などを覚えることが女性に比べて苦手な傾向にあります。数字を覚えることはできても、「それが何の日か」というのを記憶するのが苦手なのです。つまり、せっかくあなたがお祝いの準備をしても、彼の方がすっかり忘れていたという事態も起こりかねません。

もし彼が記念日や誕生日を忘れていたら、がっかりする気持ちと腹立たしい気持ちでいっぱいだと思いますので、その場では多少怒ってもいいと思います。ただ、大切な日を忘れたことを彼も悪いとは思っていますし、いつまでも気まずい空気を引きずると関係が壊れてしまいます。ある程度気持ちが落ち着いたら、「きつい言い方をしてごめんね、好きな人に誕生日を忘れられたのがすごくショックで……今からでも一緒にお祝いしてくれる？」と歩み寄りの姿勢を見せましょう。「忘れた罰」として何か小さなお願い事を聞いてもらったり、お互いに引きずらないようにしてくださいね。

（文／ゆうきゆう　イラスト／寺崎愛）

※次回は11月17日（木）17時更新です！

バックナンバーはこちら！

※この記事は2016年11月10日に公開されたものです