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【医師監修】生後4ヶ月!赤ちゃんの特徴と家庭内事故の予防対策

【医師監修】生後4ヶ月!赤ちゃんの特徴と家庭内事故の予防対策

生後4ヶ月は、首がすわり、声がするほうに振り向いたり、あやすとよく笑ったりと周囲の刺激に対して反応が増えてくる時期。ここでは、この時期の赤ちゃんの発育・発達の目安とお世話や事故防止のポイントを紹介します。


この記事の監修ドクター
ほしこどもおとなクリニック院長 星 礼一 先生
埼玉医科大学医学部卒業。天心堂へつぎ病院小児科(大分県)、埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター新生児部門等を経て、現在ほしこどもおとなクリニック院長。

生後4ヶ月の赤ちゃんは、どのぐらい発育が進んでいる?

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4ヶ月を過ぎるころから、赤ちゃんの体重の増加はこれまでより緩やかになっていきます。筋肉がつき始め、起きている時間も徐々も定まってきて、だんだん赤ちゃんのリズムができてきます。それでは、このころの発育の目安をみてみましょう。

身長と体重の目安

厚生労働省の調査による身体発育値(平成22年)では、生後4~5ヶ月の赤ちゃんの身長・体重は、次のような範囲と報告されています(3~97パーセンタイル値:各月齢・年齢で94%の子どもがこの範囲に入る)。

男の子
身長:59.9~68.5cm
体重:5.67~8.72kg

女の子
身長:58.2~66.8cm
体重:5.35~8.18kg

身長と体重の発育の目安は、母子手帳の曲線に印をつけながら確認していきましょう。ただし、乳幼児の発育は個人差が大きいため、平均より値が大きい、小さいとあまり神経質になるのではなく、一つの目安として考えましょう。3~97パーセンタイル値から大きく差があって心配な場合は、医師や保健師に相談しましょう。

体形の変化

首のすわりが完成
赤ちゃんは上半身から下半身の順番で発達していきます。首すわりは生後3ヶ月ごろから徐々に見られ、4ヶ月ごろには多くの赤ちゃんで完成します。その後、寝がえりがうてるようになり、7ヶ月ごろにはお座り、8ヶ月ごろはハイハイやつかまり立ち、11ヶ月ごろにはつたい歩き、そして1歳になる頃はひとり歩きするようになります。

運動能力の発達は脳の発達の目安になるので、首がすわったかは発達の目安としても重要なポイントです。

なお、首すわりを確認する方法は、次の2つ。
①腹ばいにすると頭を持ち上げる
②仰向けにして両手を持って上半身を45度まで引き上げると、頭が遅れずについてくる

首のすわりは3、4ヶ月健診でもチェックされます。健診は忘れずに受けましょう。家庭でもチェックできますが、医師に確認してもらうことが大切です。

リーチングの出現
対象物に向かって手を伸ばすリーチングが出現します。これは仰向けで寝ている姿勢で、目の前に興味のありそうな玩具を出したときにそれを見ながら手を伸ばし、触れたり掴んだりする行動のことです。視覚・触覚・固有感覚などの感覚間統合の現れとされています。

哺乳量と時間の目安

このころにはだんだんと起きている時間が長くなって、睡眠のリズムが安定してくる赤ちゃんもいます。それとともに、授乳回数が少し減り、母乳の場合は3~4時間おき、1日5~6回のペースになる子もいれば、それまでとあまり変化が感じられないことも。あくまで目安ですので、自身の赤ちゃんの様子をよく見て、欲しがったら授乳するようにしましょう。

睡眠時間の目安

生後4ヶ月の赤ちゃんは、昼夜の区別がついてくるので日中は起きていることが多くなってきます。1日の睡眠時間はおよそ13時間~14時間くらいで、夜は7~8時間まとめて寝る子もいます。

ただ、睡眠時間にも個人差が。赤ちゃんの睡眠不足を心配するお母さんは少なくありませんが、眠たい時に寝ているはずですのであまり心配しないようにしましょう。

生後4ヶ月の赤ちゃんに見られる行動の特徴

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赤ちゃんは早い段階で、周りの人やものをじっと見つめたり、声や音がする方向に顔を向け、視覚や聴覚などの感覚を通して外の世界を認識するようになります。

生後4ヶ月ごろには首もすわり、筋肉が発達するので、興味のあるものを触ろうと手を伸ばすなどの変化が見られます。このころの赤ちゃんはどんな行動をとるのでしょうか。

あやすとよく笑う

あやしてもらうと笑うようになるので、周りの大人は積極的にあやして愛情を込めて接しましょう。キャアキャアと声を上げて笑うこともあるでしょう。やり取りを楽しむうちに、6ヶ月ごろには身近な人の顔を認識するようになりますし、赤ちゃんも愛情を感じるようになり、気持ちが通じ合う喜びなど感性が育っていきます。

興味があるものを目で追う

感覚の中でも視覚や聴覚の発達は早く、興味のあるものがあると、180度ぐらいの範囲を目で追えるようになります。

見えない方向から声をかけると、声のしたほうを見ようとする

首がすわってくると、顔を自分で動かすようになり、頭を上げるなど体の動きも活発になっていきます。そのため、たとえ見えない方向で音がしても、その方向を認識して目を向けたり、頭を上げて探すようなそぶりを見せるようになります。

生後4ヶ月の赤ちゃんのお世話で大切なこと

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赤ちゃんの成長は喜ばしいことですが、自由に動けるようになってくると、ケガの心配などもでてきます。日ごろから気をつけておいた方がよいことを考えていきましょう。

健診を受ける

この時期には、生後3~4ヶ月健診があります。発育や発達の状況を医師に診てもらうことで、成長や発達にかかわる病気などの異常がある場合は早く見つけることができます。大切な健診なので、必ず受けてください。

予防接種を受ける

健診とともに忘れてはならないのが、予防接種です。ひとつの病気の予防接種であっても、一定の間隔をあけて複数回受ける必要があるものが多いので注意しましょう。

予防接種には、「予防接種法」に定められた10種類の「定期接種」ワクチンと、任意で受ける「任意接種」とよばれるワクチンがあります。前者は無料、後者は原則的に利用者が費用を負担します(一部の地方自治体では費用の一部や全額を助成している場合もあります)。「定期接種」「任意接種」の違いは制度上のもので、ともに重要なワクチンであることには変わりありません。

特に赤ちゃんは、短期間の間に数多くの予防接種を受ける必要があります。1回の通院で右腕左腕さらに足など、場所を変えて同じ日に予防接種をする「同時接種」も一般化しているので、しっかり計画を立てて、忘れないように受けましょう。

生後4ヶ月で受ける予防接種は下記のとおりです。

定期接種のものは3種
・インフルエンザ菌b型(Hib):生後4~5ヶ月で3回目を接種
・小児用肺炎球菌:生後4ヶ月で3回目を接種
・四種混合(DPT-IPV):生後4ヶ月で2回目を接種

任意接種のものは1種
・ロタウイルス(5価):生後4ヶ月で3回目を接種

安全対策をする

まだハイハイや立ち上がるなどもできない時期ですが、油断は禁物です。手足を動かしたり、早い子は寝返りも始めるので、誤飲や転倒などの危険もいっぱい。赤ちゃんを危険な環境に置かないよう、予めどんな危険があるか学んで危険なものは取り除く意識を持ってください。赤ちゃんの安全対策については、次の項で詳しく紹介します。

赤ちゃんが起こしやすい事故と対処法

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赤ちゃんに起こりうる事故を予防し、また、もし実際に起こってしまった時にはどう対処すればよいのでしょうか?生後4ヶ月の赤ちゃんに起こることの多い「誤飲」「転落」「溺水」「火傷」の4つの対策を紹介します。

誤飲事故

手にしたものは興味を持って口に入れがちな赤ちゃん。特に気を付けたい事故です。赤ちゃんの手の届く範囲に、危険なものは置かないよう注意しましょう。赤ちゃんが何かのはずみで転倒したところに誤飲しそうなものが置いてある場合もあるので、広範囲を確認する必要があります。ミルクの吐き戻しによる窒息もあり得ます。

誤飲すると危険なものには、体内に入れると有害な成分があるものや、気管をふさいで窒息の可能性のあるものなどがあります。誤飲してしまった場合は、①何を飲んだか ②いつ飲んだか ③どれだけの量を飲んだか ④顔色が悪いなど、いつもと違うところはないか ⑤けいれんを起こしていないか ⑥意識ははっきりしているか などを確認し、誤飲したものの容器や袋、説明書などがあれば持参のうえ、至急、医療機関を受診しましょう。

よくある誤飲物
たばこ、医薬品、ナフタリンなどの防虫剤、除光液などの揮発性物質、トイレ用洗剤や漂白剤など、ボタン電池。こういったものは赤ちゃんが口にしないよう、管理に気を付けましょう。なお、それぞれ、誤飲したあとに「何も飲ませないほうが良い」場合もあれば、「牛乳は飲ませない場合」、逆に「水や牛乳を飲ませたほうが良い」場合など、対応が異なります。共通するのは吐かせずに、急いで病院に連れて行くことです。

何かを飲み込んで窒息した場合
おもちゃの部品やビー玉、節分の豆、ピーナッツ、ビニール袋などを飲み込み、窒息する事故も多数起きています。こうしたものも赤ちゃんの手の届かないところに保管し、遊ぶ時は口に入れないよう気をつけましょう。万が一喉に詰まらせてしまったら、119番に通報し、赤ちゃんの場合は「背部叩打法」で詰まった物を取り除くよう努力をしましょう。

・背部叩打法
お母さんの片腕に赤ちゃんをうつぶせに乗せて顔を支えます。頭を下に向けたら、背中の中央を平手で何度もたたきます。

転落事故

生後4ヶ月ではまだ寝返りを打てない赤ちゃんが多いですが、寝返りをしかけて体をひねったり、手足を動かしているうちに予想外に移動していたりということも。ベッドやソファから転落したり、赤ちゃんの動きで椅子が不安定になり転倒することも。階段なども危険です。

常に目を離さないようにするのも難しいので、ベッドには柵をつけたり、万が一転倒してもダメージを最小限にするため、ベッドの下にやわらかいマットなどを敷いておくのもひとつの方法です。

また、抱っこひもで赤ちゃんを抱いている時、お母さんが床に落としたものを拾おうとして、そのまま赤ちゃんが飛び出してしまう場合もあります。ベルトがあればしっかりして、物を拾うなど前かがみになる時は、子どもを手で支えながら行うようにしましょう。

万が一、転倒してしまった場合、打撲なら冷たいタオルなどで冷やし、腹部を強く打ってしまった場合は衣類を緩め、病院で受診しましょう。頭を打った場合、傷口から出血していたらガーゼを当てて圧迫し、安静にしましょう。意識がない、出血がひどい、嘔吐が頻回に続くなどの症状があった場合は救急車を呼ぶか至急、医療機関を受診しましょう。

火傷

歩けなくても物はつかむようになるので、火傷の危険性もたくさんあります。例えば、電気ケトルのコードを引っ張って倒してしまい、熱湯を浴びてしまうことも。電気カーペットなどで低温火傷をすることもあります。

もし火傷をしてしまったら、すぐに水道水やシャワーなどの流水で、15~30分程度、患部を冷やしましょう。市販の冷却シートはやけどの手当には使えません。水ぶくれの場合は潰さないよう気をつけて病院へ。火傷の範囲が片腕など広範囲にわたる場合は、救急車を呼ぶなど緊急の対応をしましょう。

溺水

浴槽、洗濯機、バケツなど、家の中でも溺れる危険はあります。万が一に備え、入浴後は必ず湯船の水を抜く、浴室には鍵をかけるなどの対策を。赤ちゃんの場合、たった10cmの深さの水でも、溺れてしまうかもしれません。一緒にお風呂に入れる場合は、少しの間でも子供から目を離さないよう注意しましょう。

赤ちゃんが溺れてしまったら、脳に酸素が行かなくなってしまうため、一刻も早い手当が必要です。119番通報して到着を待っている間に心臓マッサージや人工呼吸などの措置がとれるように対処方法はあらかじめ頭に入れておきましょう。

なお、下記のサイトに、これまでに紹介した気をつけたい子供の事故について、予防法や対処法がわかりやすくまとめてあります。

消費者庁 子どもを事故から守る!!事故防止ハンドブック

まとめ

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首がすわり、手足の筋肉も発達してくる生後4ヶ月頃ごろは、周囲の刺激に反応を示すようになり、あやすと笑いなどのコミュニケーションが徐々にとれるようになってきます。一方で、ある程度動けるようになってくるために誤飲やケガなどの危険が出てきて、お母さんの心配はつきません。あらかじめ赤ちゃんの身体がどう変化しているか、どんな危険があるか知っておくことで、赤ちゃんが健やかに過ごせるよう対策をしておきましょう。

(文:西谷友里加/毎日新聞出版MMJ編集部、監修:星礼一先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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