【助産師解説】赤ちゃんがお座りするのはいつ頃?練習の必要は?

【助産師解説】赤ちゃんがお座りするのはいつ頃?練習の必要は?

赤ちゃんがお座りを始める一般的な時期は? 遅いと心配? 練習は必要? このような不安や疑問に助産師がお答えします。お座りをし始めた頃のサポート方法と注意点もチェックしてください。


赤ちゃんがお座りする一般的な時期と発達の目安

赤ちゃんの発達はどのように進んでいくのでしょうか? 一人座りをし始める目安時期を中心に、まずは一般的な発達段階についてお伝えします。

赤ちゃんがお座りできる時期の目安は?

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厚生労働省の乳幼児身体発育調査[*1]によると、半数以上の赤ちゃんが生後7~8ヶ月未満で一人座りができるようになり、生後9~10ヶ月未満になると90%以上で完成するという結果が出ています。

ただ、発達には個人差があるので一概には言えないというのが本当のところ。この時期はひとつの目安としてとらえ、当てはまらなくても過度に心配する必要はありません。

なお、この場合の一人座りができることの定義は「おおむね1分以上支えなしで座っていられるもので、この時両手を床についていないもの」としています。

お座り前後の赤ちゃんの発達段階と目安時期

では、お座り前後にはどのような発達段階を経るのでしょうか。乳児身体発育曲線を参考に、一般的な発達過程と時期もあわせて見てみましょう。

<90%の赤ちゃんが可能となった時期>[*1]
・4~5ヶ月未満:首がすわる
・6~7ヶ月未満:寝返りができる
・9~10ヶ月未満:お座りができる
・9~10ヶ月未満:はいはいができる
・11~12ヶ月未満:つかまり立ちができる

なお、これらの時期には個人差があることをふまえておきましょう。その時期になったらできなくてはいけないものではないので、遅くても神経質になる必要はありません。中には、はいはいの前につかまり立ちを始めるなど、発達段階が前後したり飛び越える赤ちゃんもいます。

大切なのは他の子と比べてどうかではなく、自分の赤ちゃん自身を見てあげること。普段の様子はどうか、他の発達具合はどうかなど、総合的に見て判断することが重要です。成長速度は赤ちゃんによって異なるので、周りと比べて焦ることなく赤ちゃんのペースを尊重してあげましょう。目安となる時期を大幅に過ぎているなど、どうしても気になるときはかかりつけの医師や地域の保健師さんに相談してください。

お座りをし始める頃の注意点

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一般的にお座りが始まるといわれる時期にさしかかったら注意を心がけたいことがあります。お座りに関する2つの注意点についてお伝えします。

お座りをし始めたら

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お座りをするような様子が見られたら、赤ちゃんがケガをしないよう安全対策を心がけましょう。お座りをし始めた頃は、初めは上手にバランスがとれず前や後ろに倒れてしまうことが多いです。大人のように頭や顔を守るよう受け身をとることができないので、どう倒れても大丈夫なよう対応してください。

赤ちゃんの近くにテレビボードやテーブル、角のあるものや固いおもちゃなど、頭や顔をぶつけると危険なものはないか確認し、ママが近くにいれるときは赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。とはいえ、四六時中目を離さないことなどは不可能なので、床に柔らかい緩衝材を敷いたり、家具の角に柔らかなコーナーガードを付けるなどの安全対策を行い、これからますます活発になる時期に備えましょう。

お座りをしなくても無理強いはしないで

前でも説明したように、発達過程や時期には個人差があります。一人座りができる一般的な時期が来たからといって無理やりお座りさせようとするのはいけません。赤ちゃんの準備が整っていないと、無理な体勢に崩れてトラブルの原因になることも。周りを気にせず、自然なタイミングを待ってあげましょう。

お座りを始めたら練習はするべき?

赤ちゃんがお座りをする様子が見られたら練習させた方がいいの? という質問もよく聞かれますね。練習をする場合の注意点と上手なサポート方法についてお伝えします。

無理な練習は必要なし

誰でもバランスをとって上手に座れるようになるまでは、ある程度時間がかかります。腰がしっかりすわり、バランスをとるコツをつかめるようになれば自然とできるようになるので、無理に練習させる必要はありません。安全対策だけしっかりしながら、赤ちゃんができるようになるのを待ってあげるのが一番でしょう。

ただ、バランスのとり方に早く気づけるようサポートしてあげるのは悪くありません。この場合も嫌がるのを無理にさせることはせず、赤ちゃんの負担のない範囲で行うことが大切です。

お座りのサポート方法

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赤ちゃんが倒れずに座っていられるよう、上手にバランスをとる手助けの方法をご紹介します。

ママの両脚の間に、ママと赤ちゃんが同じ向きになるように座らせます。このとき、お尻を後ろに引き、体をしっかり支えられるようサポートしてあげましょう。まだふらふらと不安定なときは、ママの脚ではさんであげると安定します。

練習するときの注意点

お座りでバランスをとる練習は、赤ちゃんがお座りする様子が見られた頃から始めましょう。できないのをさせる練習ではなく、あくまでもサポートの意味合いで行うことを忘れないでください。

また、お座りの練習をする際は、周りにテーブルなど危険なものがないよう気をつけましょう。おもちゃも、やわらかく安全なものだけを出すとより安心ですね。布団やクッションなどを置いて安全を確保すれば、なおいいでしょう。

まとめ

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一般的に、赤ちゃんの一人座りが完成するのは9~10ヶ月頃が目安とされています。

ただし、あくまでも目安にすぎないので、この時期より遅いからといってあまり心配しすぎず、赤ちゃんのタイミングを待ってあげることが大切です。できないのを無理に練習させるのはよくありませんが、お座りを始めた頃に上手に座るサポートをするのはいいですね。

まだ上手にできない頃は、倒れても大丈夫なよう安全対策を心がけることも忘れないでください。赤ちゃんの成長速度を尊重しつつも、なかなかお座りをしなくてどうしても心配…というときは、一度かかりつけの医師や地域の保健師さんに相談してみましょう。

この記事の解説助産師
佐藤 裕子先生
日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院の総合周産期母子医療センターで10年勤務。現在は助産院マタニティハウスSATOにて、妊娠から出産、産後のトータルケアを担っています。「日々ママや赤ちゃんに寄り添い、笑顔になってくれるのが何よりのやりがいです 」

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:佐藤裕子先生)

※画像はイメージです

参考文献
[*1]厚生労働省「平成22年 乳幼児身体発育調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/73-22-01.pdf

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、[内閣官房][厚生労働省]妊婦に関する情報[日本小児科学会]幼児に関する情報など公的機関等で発表されている情報をご確認ください。

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