【助産師解説】赤ちゃんの後追いはいつから?原因や対応、落ち着く時期<ママ体験談>

【助産師解説】赤ちゃんの後追いはいつから?原因や対応、落ち着く時期<ママ体験談>

赤ちゃんはなぜ後追い(あとおい)し、これはいつからいつまで続くのでしょうか? 先輩ママの体験談をご紹介するとともに、自身が子育て中でもある助産師さんに後追いの対処法についてもうかがいました。


赤ちゃんの後追い、あった?どんな感じだった? ~ママアンケート~

赤ちゃんの後追い ママアンケート

子育て中のママたちにアンケート調査を行ったところ、36.02%のママが「後追いがあった」と答えました。

赤ちゃんの後追い、どんな様子だった?

・「遊びに夢中だと思ってこっそりトイレに行こうとすると、背中に目がついているのかと思うほどパッと振り向き『あああああ~泣』とすがってきた」(28歳、会社員、技術職)

・「姿が見えなくなるだけでギャン泣きするので、子供が寝ているうちしかトイレにもいけなかった」(40歳以上、公務員・団体職員、事務系専門職)

・「家事をしているときに、ハイハイしてついてこようとした」(35歳、会社員、事務系専門職)

・「ちょっと部屋を移動するとついてきて大変でした」(32歳、パート、事務系専門職)

・「一直線に追ってきた」(33歳、公務員・団体職員、専門職)

・「トイレにいくとドアの前で待ってました。かわいくてうれしかったです」(40歳以上、自営業・フリーランス、営業職)

・「ちょっとでも離れると泣きながら追いかけて抱っこをせがむ」(33歳、嘱託・契約社員、事務系専門職)

・「視界から見えなくなると不安そうについてくる」(32歳、会社員、事務系専門職)

・「自分が動くとどこへでもついてくるので、気になってママの自分の方が落ち着かなかった」(35歳、会社員、専門職)

・「私がキッチンで家事をしようとすると、必死にハイハイでついてきました」(36歳、主婦)

・「振り返れば顔が見える場所でもぎゃん泣きする」(38歳、会社員、事務系専門職)

・「トイレ行くにも人の動きを警戒して見てる」(33歳、パート、販売職・サービス系)

・「後追いをしないと思ったのにしてベットから床に落ちてしまい、急いで病院に行った」(36歳、主婦)

(調査日時:2019年5月15日~5月17日 調査人数:161人(21歳~40歳以上の女性)マイナビウーマン子育て調べ)

赤ちゃんが後追いするのはなぜ?時期は?

赤ちゃんの成長過程の中で起こりやすい「後追い」という現象。これはいつ頃からなぜ起こり、いつまで続くのでしょうか?赤ちゃんが後追いする理由と主な期間について助産師にうかがいました。

赤ちゃんが後追いする理由

後追いは、ハイハイやつたい歩きができるようになって行動範囲が広がった赤ちゃんが、ママが視界から消えると泣きながら探し回ったり、目の前からいなくならないようどこに行くにもついて回ることを指す言葉です。

これは、ママなどの保護者に対して安心と信頼感が芽生え、特別な存在という認識ができるようになることで出現する行動と考えられています。

安心できる身近な人と知らない人を区別する能力は、記憶力や認知力が育つことで発達します。

ただ、この頃の記憶力はまだ短期的なものなので、ママの姿が見えなくなるといなくなったと思い、不安にかられてママを探すようになります。これが、赤ちゃんが後追いをする理由です。

後追いが見られる時期はいつからいつまで?

Lazy dummy

後追いは、一般的に記憶力と認知力が育ち、かつハイハイやつたい歩きなどで自由に動き回れるようになる時期から始まります。月齢には個人差があり、早い子では生後6ヶ月頃から始まることもあるようですが、主には9~11ヶ月頃から本格的になることが多いようです。

自分の視界から見えなくなってもいなくなったわけではないことが理解できるようになり、少し時間が経てば必ず戻ってくるということがわかってくると、後追いは徐々になくなっていきます。このような理由から、後追いは一般的に1~2歳頃には落ち着く傾向にあるようです。

後追いする赤ちゃんにはどう対応すればいい?

では、赤ちゃんの後追いにはどのように対応すればいいのでしょうか。ついて回るくらいそのまま放っておけば……と思っていても、そんなに簡単な問題ではない場合も多いですよね。どこに行くにもついて回って家事が思い通りにできなかったり、ちょっと離れただけでも号泣してしまうのでトイレに行くのもままならない、というママも少なくないでしょう。

精神的にも泣かれるとイライラしてしまったり、ストレスが溜まるのも無理はありません。成長している証拠……と自分を励ましながら、後追いに対応しているママは多いと思います。

後追いに関しては、こうすれば収まるという対処法は残念ながらありません。どのような方法が効果的かは赤ちゃんによって変わってくるので、ご家庭に合った方法を見つけるしかないと言わざるを得ないでしょう。ただ、赤ちゃんの不安を緩和させてあげる方法はあるので、ご紹介する方法を試してみながら、この時期をできるだけ楽に乗り切れるよう生活を工夫してみてください。

とにかく話しかけてあげる

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赤ちゃんは、ママがいなくなるかと不安になって後追いしてしまいます。なので、赤ちゃんの目の届くところにいても、視界から離れてしまうときも、とにかく声を聞かせて安心させてあげましょう。たとえ視界からは消えてしまっても、声が聞こえれば「ママはここにいるよ」ということが伝わり、少しは安心させることができます。

特に、離れるときは「ちょっとだけ行ってくるね」など、必ず声がけをしてあげましょう。帰ってきたら、「ちゃんと待てて偉かったね」と褒めて、ぎゅっと抱きしめてあげましょう。

また、ご飯の支度など家事で近くにいてあげられないときは、常に声を聞かせてあげるよう努めるといいでしょう。たとえば、歌を歌ったり、「お野菜を切ろうね」「○○ちゃんのお洋服ほしたよ。次はママの靴下だよ」など、今やっていることを話しながら家事をしてあげるなど、工夫してみるといいですね。このとき、「トントントン!」「パタパタパタ〜」など、擬音を取り入れてあげるとにっこりする子も多いです。

できるだけ一緒にいてあげる

後追いの時期は今だけと割り切り、できるだけ離れないよう工夫するのもひとつの方法です。たとえば、トイレはドアを開け放してやってあげる(中には抱っこひもで抱っこしながら用を足す人もいるとか!)、家事をするときはバウンサーなどに座らせて常に近くに置いてあげるなどです。

また、一緒に遊んであげられるときは、思いっきり甘えさせてあげましょう。特に、スキンシップは赤ちゃんにママの温もりと安心感を与えます。たくさん触れ合いながら、ママが赤ちゃんを大好きであることを伝えてあげましょう。

ママが少しでも楽になれる工夫を

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後追いがひどい赤ちゃんでは、ママが近くにいても家事などをしていると泣き続けることがあります。抱っこやおんぶをすれば少し落ち着きますが、体力には限界があるので毎回そのようにして乗り切るわけにもいきませんよね。

・抱っこやおんぶを上手に使い分け
首が据わっていれば、抱っこひもでおんぶをして料理・洗濯をするママも多いです。腰や背中が凝ってしまいますが、精神的にもこの方が楽との声をよく聞きます。ただし、赤ちゃんの足がフライパンや包丁に当たらないようにだけ気をつけてくださいね! 

いちいちおんぶするのも面倒なときには、ヒップシートというおすわりさせるだけの抱っこひももあります。腰に巻いておいて片手が空いたときにヒョイっと抱っこでき、もう片手で作業ができます。重さで腕が疲れるのを軽減してくれるほか、歩きはじめの一歳の頃も使えます。


・「あきらめる」という手も
後追いが激しくて家事もままならないときは、家事を少しの時間あきらめることも大切です。すべてを完璧にしようとせず、今だけと割り切って適度に手抜きしてしまいましょう。

掃除は赤ちゃんがお昼寝したタイミングで心身に余裕があるときだけにする(コロコロや、ワイパーだけで終わりにしちゃってもいいんです!)、ご飯はデリバリーや惣菜に頼る日も作るなど、自分なりのルールを作ってください。

赤ちゃんとパパが不自由なく過ごすためには、まずママが元気でなくてはいけません。手抜きすることがためらわれるママもいるかもしれませんが、みんなが楽しく元気に過ごすことがもっとも重要であることを忘れないようにしましょう。やるべきことの優先順位を決め、手に余るときは思い切って後回しにし、常に心に余裕を持つようにしてくださいね。

・今こそパパが大活躍
また、この時期はママに対するパパのサポートも大切です。赤ちゃんが後追いしようとしたらパパが抱っこをするなどして、ママの用事を助けてあげましょう。そして、ママにねぎらいの言葉をかけ、一日中赤ちゃんと離れられない大変さを共有するとよいですね。

まとめ

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ママやパパは安心できる特別な存在ということが認識できるようになると、赤ちゃんは人見知りするようになり、ハイハイができて自由に動けるようになると後追いも始まってきます。これは、赤ちゃんがママやパパを信頼しており、しっかり成長している証拠。視界からいなくなっても必ず戻ってくることが理解できるようになれば、不安がなくなるにともない後追いも落ち着いてきます。

自分も含めた家族みんなの健康がもっとも重要であることを忘れず、後追いはこの時期だけと割り切って適度に手も抜きながら、自分に合った方法で上手に乗り切ってください。

この記事を解説してくれた先生
清水茜先生
助産師、国際認定ラクテーションコンサルタント。
東京慈恵会医科大学附属病院の産科、NICU勤務や地域の産婦人科病院にて、妊娠・出産・母乳育児指導・NICUにおける母乳育児指導などに関わる。現在は保健センターで妊婦向けに保健指導を行っている。 自身も、二人の男子を子育て中。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:清水茜先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
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