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2021年01月28日 10:30 更新

【医師監修】生後2ヶ月から外出可能! 新生児とのお出かけの注意点

生後2ヶ月になると赤ちゃんは周りに興味を持ち始めます。外出して周りから大きな刺激を受けることは赤ちゃんの発育のためにも良いとされています。はじめての外出をするときの注意点や持ち物などについて詳しく解説していきます。

生後2ヶ月ってどんなとき?

お出かけ中に生後2ヶ月頃の赤ちゃんを抱く女性
Lazy dummy

※画像はイメージです

体の発達

男の子は身長が54.5~63.2cm、体重は4.4~7.2kgくらいになります。女の子は身長が53.3~61.7cm 、体重が4.2~6.7kgくらいになります。身長 、体重は赤ちゃんが順調に発達しているかどうかを判断する重要な手掛かりです。母子健康手帳には身体発育曲線が掲載されているので、参考にするとよいでしょう。赤ちゃんの発育には個人差があります。身体発育曲線の値より少し下回っていても、同じようなカーブを描いて発育をしていれば心配のいらないことが多いですが、心配な場合は健診時などに相談しましょう。

手足の動かし方がスムーズになり、手をしゃぶったり、顔の前で手をじっとみて遊ぶ赤ちゃんもいます。周りのものに興味を示し、目の前で動くものを目で追うようになります。首の筋肉が発達することによって、うつぶせにすると顔を横に向けたり、首をあげようとすることもあります。赤ちゃんはものに触れたり、音を聞いたり、ものを見たりの感覚の発達、目に見えたものに手を伸ばしたりなどの運動発達などを徐々に組合わせながら発育していきます。筋肉が発達してくると運動発達も促され、体つき全体もしっかりして抱きやすくなります。

新生児が認識できる色は白黒などのコントラストはっきりしている色のみですが、色覚が発達を始めるとまず赤と緑を認識するといわれています。 ベビーベッドの上に鮮やかな色の玩具やリングなどをつってあげたり、赤色のガラガラを顔の前で振って見せてあげると音への反応と併せてとても喜ぶようになります。

授乳間隔が空いてくる

赤ちゃんにも大食の子と少食の子がいます。ミルクなら量を計ることができますが、母乳を飲む量は目に見えないので、母乳育児のママはちゃんと飲めているかと気になりますよね。あまり神経質になる必要はありませんが、目安としては、数日おきに体重を計ってみて1日の平均で25g以上 増えていれば栄養は足りていると考えていいでしょう。

この時期になると、赤ちゃんはおっぱい の飲み方が上手になってきます。また、ママのおっぱいの出もよくなってくるので授乳時間が短くなります。おなかがいっぱいになると、自分から乳首を離す赤ちゃんもいます。「泣いたらおっぱい」はそろそろ卒業して、授乳直後に泣いていたら赤ちゃんが泣いている原因を探して取り除いてあげましょう。しかし、まだ完全に授乳時間や授乳間隔が整ってくるわけではありません。

昼と夜の区別がついてくる

夜中に起きる回数が減って夜にまとめて寝る赤ちゃんもいますが、まだ昼夜逆転している赤ちゃんもいます。夜は部屋を暗くして寝かせ、朝はカーテンを開けて日の光を浴びさせるなど、生活リズムを整えてあげましょう。日差しのあまり強くない時間帯に1日10~15分くらいのお散歩に出かけると、生活のメリハリもつきやすくなります。

1ヶ月健診後は外出もできるように

生まれてから1ヶ月までの赤ちゃんのことを新生児といいます。生後1ヶ月頃は外出を避け、家で過ごすことが基本です。というのも、この時期の赤ちゃんはまだ体温調節が難しいのです。必要のない外出は極力避け、やむを得ず外出する場合は公共の交通機関ではなく自家用車やタクシーなどを使い、赤ちゃんになるべく負担がかからないように気を付けましょう。また、産後すぐの外出は赤ちゃんだけでなく、ママの身体にも大きな負担になります。誰か別の人に頼める用事であれば頼んで、無理な外出は避けるといいでしょう。

2ヶ月くらいからは軽いお散歩などの外出をしてみましょう。初めての外出は緊張することと思います。ベビーカーはなるべく振動が赤ちゃんに響かないもので、座面がフラットにできるタイプがよいでしょう。この時期に使用できる抱っこひもには、横抱きのできるタイプや、首がすわる前の赤ちゃんの首をサポートするタイプなどがあります。ただ、これらは慣れるまでは装着が難しく感じられることがありますし、赤ちゃんによっては相性もありますので、まずはおうちの中で練習してみるとよいでしょう。持ち物はおむつ4~5枚程度、着替え一式、ビニール袋、おしりふき、ガーゼ、タオル、バスタオルがあれば十分です。

赤ちゃんの外出のメリット

刺激が発達に役立つ

赤ちゃんは見ること、聞くこと、肌に触れるものなどいろいろな刺激を受けながら発達していきます。ですから、散歩に出かけて肌に触れる風の感触や花の香り、草木のさざめきなどを体験させてあげましょう。自然が豊かな場所でなくとも、自動車の音や犬の鳴き声、人の話し声など家庭外の様々な音が赤ちゃんにとっての大きな刺激となります。

昼夜のリズムがつきやすくなる

2ヶ月の赤ちゃんはだんだんと昼と夜の区別がついてくる時期です。日の光が出ている時間にお散歩をして夜は部屋を暗くして静かに家の中にいることで昼夜のリズムが付きやすくなります。赤ちゃんの発達のためにも、毎日の積極的なお散歩をおすすめします。

外出時の注意点

人が多いところは避ける

人が多いところでは、風邪などを引いている人とすれ違う可能性も高くなります。そのため用事は手短に済ませるなど、なるべく人の多い場所に長時間滞在するのは控えましょう。

日差しが強い日は日焼け対策を万全に

紫外線が肌に及ぼす悪影響が明らかになり、対策の重要性が強調されています。特に肌が薄く、バリア機能の不十分な赤ちゃんの肌はダメージを受けやすいので、日焼けから守ることが重要です。  

生後2ヶ月では使える日焼け止めも限られてきます。そのため、赤ちゃんの日焼け対策は物理的に直射日光を避ける手段が有効です。つばの広い帽子やベビーカーの日よけを使用し、車の窓ガラスにもUVカットフィルムを貼るなど様々な日焼け対策を組み合わせていきましょう。紫外線量の多い午前10時から午後2時の時間帯を避けるのも効果的です。肌が敏感な赤ちゃんのために、しっかりと紫外線対策を行いましょう。日光は体内でビタミンDを作るために必要ですので、過度の紫外線対策は不要です。長時間直射日光に当たり続けるのを避ける程度で十分です。

徒歩での外出

抱っこ紐のメリット・ポイント

抱っこひもはパパ・ママの両手がフリーで身軽に動けることが一番のメリットです。また、ベビーカーほど場所をとらず、赤ちゃんとパパ・ママとの密着感が高いことから、赤ちゃんが安心できます。一方で、長時間の使用はパパ・ママの身体に負担が大きく、着け外しの取り扱いもやや面倒です。電車やバスにはスッと乗れるけれど、長丁場は大変です。このような点から、抱っこひもは近所へのお買い物や、病院などちょっとしたお出かけに便利です。

ベビーカーのメリット・ポイント

赤ちゃんの重さに関係なく歩けることがベビーカーの強みです。赤ちゃんもゆったりのびのびすることができ、荷物もたっぷり載せられます。一方で、階段やエスカレーターで持ち上げるのが大変です。また、人の多い場所や狭い場所では動きづらいです。ですから、公園やお散歩へ行くとき、テーマパークやゆったりめのショッピングモールなどたくさん歩くときには便利です。

電車に乗った遠出や長時間のお出かけには、抱っこひもとベビーカーをうまく組み合わせましょう。コンパクトな抱っこひもをベビーカーに載せておけば、赤ちゃんのご機嫌が悪くなって抱っこをせがまれたときも、対応できます。

車での外出

チャイルドシートは必須

6歳未満の子供を車に乗せるときは必ずチャイルドシートを着用します。法律で着用が義務付けられていますので 、赤ちゃんの命や安全のためにも必ず着用する習慣をつけましょう。

チャイルドシートの選び方

チャイルドシートは赤ちゃんの月齢・体型によってタイプが分かれています。安全装置としての役目を果たすには、体の大きさに合っていないと意味がありません。きちんと月齢と体型に合ったチャイルドシートを選んで取り付けましょう。チャイルドシートを選ぶ時のポイントは4つあります。

(1)赤ちゃんの体型にあっているかチェック
チャイルドシートは体を固定するためのものです。対応月齢よりも体型に合っているかどうかを確認しましょう。

(2)車種に適合しているかチェック
車のシート形状やベルトのタイプによって取り付けできないこともあります。メーカーや販売店では車種別の適合表などを表示しているのでチェックしましょう。自動車メーカー純正のチャイルドシートについてはディーラーで適合・不適合がわかるので問い合わせてみましょう。

(3)安全性のチェック
現在国内で正規に販売されているものは、必要最低限の安全基準はクリアしています。国土交通省の実施する「チャイルドシート・アセスメント」[1]によって衝突実験の評価などがはっきりと公表されているので、購入するまえにホームページなどで確かめましょう。

(4)取り付けやすさチェック
チャイルドシートは正しく取り付けることができなければ意味がありません。取り付けやすさもメーカーやタイプによって大きく異なります。

外出時に持っていくと便利なアイテム

おもちゃ

電車の中で赤ちゃんがぐずったときや車の中で泣き出した時のために、お気に入りのおもちゃを持っていきましょう。軽くて音の出ないおもちゃなら周囲に気兼ねなく遊ばせることができます。

授乳用ケープや哺乳瓶

外出先でも赤ちゃんのおなかがすいてしまうことがありますよね。そんなサインには素早く応じてあげたいので、授乳グッズはひとまとめにしておきましょう。外出先で胸元を隠せる授乳用のケープはいつもバッグに入れておくと安心でしょう。また、一回分ずつ分包された粉ミルクや哺乳瓶、魔法瓶に入れたお湯があるとよいでしょう。

おむつ替えセット

おむつとおしりふき、おむつ用のごみ袋などの「おむつ替えセット」はひとまとめにしてバッグにいれましょう。ささっと広げて寝かせられるタオルがあれば公園のベンチなどでも安心しておむつ替えができます。

まとめ

生後2ヶ月の赤ちゃんは顔を動かしてモノを目で追うようになったり周りのさまざまなものに興味を持ち始めます。この時期の外出は赤ちゃんにとって大きな刺激となり、今後の発達・成長にもよいとされています。 また、昼夜の区別をつけ、生活リズムを安定させる助けにもなります。万全の準備をして、積極的に外出してみましょう。

※この記事は 医療校閲・医師の再監修を経た上で、マイナビ子育て編集部が加筆・修正し掲載しました(2018.07.23)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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