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2017年10月15日 08:28 更新

チャイルドシートは何歳から必要? 長く使えるおすすめ3選

チャイルドシートは何歳まで着用義務があるのでしょう。道路交通法の知識、ジュニアシートの切り替え時期、後ろ向きシートを使える時期など、新生児が生まれるママ、パパに必要な情報を紹介していきます。

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何歳から何歳まで必要?チャイルドシートの使用義務年齢

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赤ちゃんが生まれた時に用意しなければならないものはたくさんありますが、車に乗るご家庭なら必ずチャイルドシート(幼児用補助装置)も準備しなければなりません。具体的には何歳から何歳まで使用しなければならないのでしょうか。

道路交通法違反!チャイルドシートの使用義務は法律で何歳まで?

チャイルドシートを使用しなければならないのは、新生児から。産後病院から退院し、車で自宅に戻る場合は、チャイルドシートをセットしておかなければなりません。0歳から使い始め、6歳未満まで着用義務がある、と道路交通法第71条3の3項に記載されています。

6歳未満でも条件によっては使用しなくてOK

ただし、条件によっては6歳未満の幼児が車に乗る時、チャイルドシートの着用が免除されることがあります。道路交通法では8項目に渡り、免除される条件を記載していますが、一部をご紹介しましょう。

・チャイルドシートを固定することができない構造の車に乗る時
・車に乗る幼児の数と同じ数のチャイルドシートを固定する余裕がない時
・障害や怪我などの理由で、チャイルドシートを使うと身体の負担になるケース
・身体上の理由でチャイルドシートを使うのが難しいケース(肥満体型など)
・タクシーやバスに乗る時
・救急車やパトカーなどで緊急に医療機関や官公署に搬送しなくてはいけない時

アメリカでは何歳まで?海外のチャイルドシート事情

FIA(国際自動車連盟)の調べによると、日本以外でも約100カ国の国が全席(全席・後席)でシートベルトの使用を義務づけ、チャイルドシートの着用も法律で決められているようです。アルジェリアやアンドラなど、法律で「10歳未満の子供を前部座席に座らせてはならない」と定める国も。

アメリカでは州によって着用義務年齢が異なり、アラスカやアリゾナでは0歳から4歳まで、テネシーやワイオミング、メイン州では8歳までのルールになっています。

一方、中国、キューバ、インド、インドネシア、ケニア、マダガスカル、マレーシア、モーリシャス、モナコ、パキスタン、ペルー、タイなどの国では、チャイルドシートに関して要的要件はありませんでした。

何歳になったらジュニアシートに切り替え?チャイルドシートのよくある疑問

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チャイルドシートやジュニアシートに関して、意外と知られていない正しい知識をご紹介します。

ジュニアシートは何歳から?チャイルドシートとの違い

チャイルドシートもジュニアシートも子供の安全を守るための補助アイテムです。使用年齢によって車用シートは3タイプに分類されます。対象年齢、体格の目安をお伝えしますが、具体的な条件は製品によって異なるので、しっかり確認して下さい。

■ベビーシート

原則後ろ向きに使用するシートで、新生児から生後10ヶ月頃までの赤ちゃん専用のシートです。身長70cm以下、体重10kg未満の体格まで使用可能。

■チャイルドシート

前向き、後ろ向きの他、前と後ろ向きを切り替えられるタイプも。1歳から4歳頃まで使用するシートで、身長100cm、体重18kg以上になるときつくなります。

■ジュニアシート

ほぼ全身を覆うベビーシートやチャイルドシートとは異なり、ジュニアシートはシンプルなシート状の構造で、座席を上げる目的で使います。大人より体格が小さい子供でも、ジュニアシートを使うことで、3点式シートベルトを使えるようになります。対象年齢は4歳から10歳頃まで、身長135cm、体重15kgまで使用できます。

高速道路以外でも必要?警察に罰せられるのは何歳まで?

道路交通法で6歳未満の子供はチャイルドシートやジュニアシートを使用する法的義務がある、と決められているので、違反すれば警察に罰せられます。罰金が取られることはありませんが、違反点数1点が科せられてしまうので、近所に行く時でも必ずチャイルドシートに乗せる癖をつけましょう。

よく高速道路に乗る時だけチャイルドシートに乗せるパパ、ママもいらっしゃいますが、車に乗っている間は高速道路以外でも事故に遭う可能性があります。チャイルドシートを使うことは、子供の安全を守るために必要なことです。

東京は?警察の無料レンタルサービス

自家用車はあるものの、あまりチャイルドシートを使う機会がない方は、使う時だけレンタルする方法も検討してみて下さい。民間企業のレンタルサービスの他、警察のレンタルサービスもあります。道路交通の安全を目的する非営利法人、交通安全協会に入会することが条件になりますが、会員になるとチャイルドシートを無料で貸し出して貰えるサービスを利用することもできます。

ただし、交通安全協会は全国にありますが、どの協会でもこのサービスを提供しているわけではありません。残念ながら東京にはレンタルサービスを行う協会はないようです。現時点では、北海道の函館、北見、山形県、岩手県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、神奈川県など。

何歳になったら買い替え? 気にしなくて良いチャイルドシート4選

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チャイルドシートを賢く選ぶコツ、買い換えずに済むおすすめチャイルドシートの情報をお伝えします。

前向きは何歳から?後ろ向きは安全が高い

色々なタイプのチャイルドシートがありますが、新生児用は後ろ向きになっています。なぜなら、後ろ向きのチャイルドシートは背中の広い面で衝撃を分散することができるので、前向きのチャイルドシートよりも安全性が高いからです。前向きに切り替えるタイミングは体格にもよりますが、大体1歳頃体重が10kg以上になったタイミングが目安になります。

日本では1歳前でも前向きで使用できるものもありますが、安全性に厳しい海外では1歳を過ぎても、体重が13kgを超えるまでは後ろ向きを推奨し続けることが多いようです。

0歳から7歳まで使えるチャイルドシート3選

チャイルドシートは3万円から5万円程度するので、途中で買い換えるのはちょっと不経済ですよね。赤ちゃんの快適性を重視すると、年齢に応じてぴったりのものを買い換えるのが一番ですが、経済的なことも考慮し、新生児から6歳、7歳頃までずっと着用できるタイプを選ぶのも賢い選択です。

■グレコ マイルストーン(新生児~11歳頃まで)

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ヘッドレストは10段階に分かれているので、子供の身体の成長に合わせて微調整することが可能です。リクライニングも4段階に倒すことができるので、新生児もリラックスして乗ることができます。10年以上着用することを考えると汚れも気になりますが、シートカバー、ヘッドレスト、インナークッションは全部洗濯機で丸洗いできるので、常に清潔な状態を保つことができます。しかも価格は約2万円なので、コスパも抜群です。

■ジョイー バリアント(新生児~7歳頃まで)

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安全性を最重要視して作られたチャイルドシート。万が一事故に遭った時、赤ちゃんが衝撃を受けにくい体勢を保ちやすい椅子型デザインが採用されています。軽量にこだわっているのも、重さがない方が急ブレーキを踏んだ時に飛ばされにくいためだそうです。

肩ベルトとヘッドレストが連動し5段階調節できるので、成長に合わせて楽に高さを変えることができるのも魅力です。3歳頃になり、肩ベルトが不要になったら、本体に収納できるので、ベルト部分が邪魔になることもありません。

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■コンビ マルゴット エッグショックBE(新生児~7歳頃まで) 37,000円 ※幌付き

コンビのチャイルドシートで新生児から7歳頃まで使えるのは、エッグショック搭載のママロンとマルゴット。エッグショックとはベビーカーにも使われているコンビの衝撃用安全シートで、頭部と背面全体に内蔵し、赤ちゃんを守ります。

柔らかい頭の赤ちゃんには、ブレーキや車の発進時のちょっとした振動や揺れも大きな刺激になります。安全性を最優先するオリジナルシートは「卵すら傷つけない」と言うコンセプトで開発され、登場以来衝撃吸収力が高く評価されています。

まとめ

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チャイルドシートが何歳まで着用義務があるのか、道路交通法など法律の知識も合わせ、最低限必要な知識をお話しました。アメリカでは州によって着用義務年齢は異なりますが、日本では6歳未満まで使用しなければなりません。高速道路だけではなく、普通の道路でも着用していないと、警察からペナルティを課せられるのでご注意下さい。何より、チャイルドシートやジュニアシートで赤ちゃんや子供の安全性を優先することが大切ですよね。

使える年齢はメーカーによって異なり、後ろ向きのものや前向きのものがありますが、後ろ向きの安全性の方が高いと言われています。新生児から7歳頃まで使用できるタイプだと途中で買い換えずに済むので経済的です。長く使えるシートの2017年最新版の情報もお伝えしたので、参考になれば幸いです。

※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合がございます。詳細はリンク先のサイトでご確認くださいませ。

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