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【助産師解説】赤ちゃんが人見知りする原因と8つの対策方法

【助産師解説】赤ちゃんが人見知りする原因と8つの対策方法

赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで続くのでしょう。この時期の自然な反応ですがいざ始まると大変です。祖父母、ご近所さんにも大号泣し、パパでも泣く赤ちゃんも。今回は赤ちゃんが人見知りする原因と対策をお伝えします。


この記事の解説助産師
佐藤 裕子先生
日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院の総合周産期母子医療センターで10年勤務。現在は助産院マタニティハウスSATOにて、妊娠から出産、産後のトータルケアを担っています。「日々ママや赤ちゃんに寄り添い、笑顔になってくれるのが何よりのやりがいです 」

何が原因で赤ちゃんは人見知りするの?

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乳児期の頃の人見知りとは、知らない人や見慣れない人が近づくと、微笑まなくなり、恥ずかしがったり、怖がったり、泣いたり、母親にしがみついたりする反応のことです。人付き合いが苦手のような大人が使う意味とは異なり、赤ちゃんの人見知りは成長過程の一つです。

記憶する脳が育ったため

6ヶ月頃になると、いつもお世話をしてくれる人や見慣れた人を記憶できるようになります。赤ちゃんが記憶できるようになると、知らない人を見分け、人見知りがはじまります。特に見知らぬ人や、行き慣れない場所では、一番安心できるお母さんを求めて安心感を得ようとします。人見知りは記憶する脳が育ってきた証拠です。

好奇心と恐怖の葛藤があるため

見知らぬ人を見分けることができた赤ちゃんは、その人に対して怖いという感情だけではなく、興味も示しています。見知らぬ人に近づきたいけれど怖い、という葛藤から、人見知りをして泣いてしまっているようです。科学技術振興機構の研究[*1]では、接近(どれほど相手に近づきたいのか)と怖がりの気質が強い子が人見知りも強く現れると言っています。つまり、好奇心旺盛で怖がりの赤ちゃんは人見知りが強くなる傾向にあります。

赤ちゃんが人見知りしやすいのはいつからいつまで?

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赤ちゃんの人見知りの時期は、一般的に6ヶ月頃からはじまり2歳頃に落ち着くといわれています。

ただ、赤ちゃんの個性のほか、家族構成や生活環境などの影響も受けるため、赤ちゃんによって個人差があります。人見知りをしなかったり、2歳以降で出始めたり、6ヶ月前から始まったり、赤ちゃんによって人見知りの程度や期間は大きく変わってきます。

生後3ヶ月や4ヶ月で人見知りする赤ちゃんも

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それまではなんともなかったのに、生後3ヶ月の赤ちゃんが見知らぬ人に対して激しく泣くことがあります。「生後3ヶ月で人見知りが出たけれど、大丈夫かしら」と心配するママもいます。この頃の赤ちゃんの心はどのように変化しているのでしょうか?

愛着を求めている場合

生後3ヶ月頃から社会的微笑といって、赤ちゃんに近づいてきた顔を認識し、微笑みを示すようになります。それと同時にお母さんへの愛着関係が見られるようになり、お母さんとの関わりを求めてきます。

お母さん以外の人に抱っこされて赤ちゃんが泣くようならば、「お母さんと離れてたくない」や「お母さんに構ってほしい」と泣いている可能性があります。愛着から泣いているのであれば、厳密にいえば人見知りとは違います。

人見知りの場合もある

生後3ヶ月や4ヶ月の人見知りはすべて愛着から来るものかというとそうでもありません。赤ちゃんの成長速度は赤ちゃんによって違いますし、成長の早い子もいれば遅い子もいます。生後3ヶ月ですでに記憶する脳が育ち、人見知りしている可能性もあります。愛着の場合にしろ、人見知りの場合にしろ、赤ちゃんの成長過程のひとつと考えていいでしょう。

人見知り中の赤ちゃんに効く8つの方法

人見知りは成長の証と分かっていても、お母さんに四六時中ベッタリで誰にも預けられなかったり、祖母や祖父に泣かれて悲しい思いをさせたりするのも辛いですよね。そんな人見知りを乗り越えるための対策をご紹介します。

(1)お母さんがまず気持ちを落ち着かせる

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お母さんが初めての場所でそわそわしたり、人見知りするかなと不安に思ったりしていると、それが赤ちゃんにも伝わります。人見知りは悪い事ではないですし、成長の証です。まずはお母さんの気持ちに余裕を持たせ、「人見知りもどんと来い」という気持ちで接しているといつの間にかおさまっている場合もあります。

(2)「今、人見知り中です」と周りの大人に説明する

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赤ちゃんが可愛くて近づいて泣かれたらやっぱり悲しいもの。子育てを経験した実の祖母でさえ「嫌われちゃったかしら」と落ち込む人もいます。

事前に「今人見知りで誰にでも泣くかもしれません」や「人見知りでご迷惑おかけしますがよろしくお願いします」と伝えておけば、嫌な気分にはさせません。育児を経験したことのない人や人見知りの対象にされ落ち込んでいるパパには、人見知りの原因やそのうちおさまっていくことを丁寧に伝えてあげましょう。

(3)ママが過剰に反応しない

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赤ちゃんが泣くとお母さんは焦りますよね。もし、お母さんの知人に赤ちゃんが抱っこされ泣いたからと言って、焦って知人から引き離したら、赤ちゃんはその人の「近づいてはいけない人」とインプットしてしまう可能性もあります。

大人が過剰反応をしていると、かえって人見知りが激しくなる場合があるので「気にしない」というのも大切です。

(4)徐々に慣らしていく

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人見知りする時期に、いきなり赤ちゃんの知らない人に抱っこしてもらうのは難易度が高いものです。

まずは「同じ空間に居ても大丈夫」「お母さんに抱っこされていたら大丈夫」など赤ちゃんが安心できる状況を作ってください。それに慣れてきたら、赤ちゃんの方からお母さん以外の人をチラチラ見たり、近くに寄ったりしていきます。そして軽いスキンシップをし、少しずつ慣らせていきましょう。

(5)赤ちゃんのフィールドで慣らしていく

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この時期の赤ちゃんは、人見知りと同時に「場所見知り」をする場合もあります。そして赤ちゃんが初めての場所やあまり慣れていない場所だと、人見知りが強く出る傾向があります。

「祖父母に普段の赤ちゃんの様子を見せたい」ということであれば、赤ちゃんを不慣れな場所に連れて行って引き合わせるのではなく、自宅など赤ちゃんにとって安心できる「いつもの場所」で慣らしていってみてください。

(6)毎日顔を合わす

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特定の人に対する人見知りを改善したいのであれば、頻繁に顔を合わすのも効果的です。

「人見知りして泣くのが申し訳ない」と会わせないようにするのではなく、よく顔を合わせるようにしましょう。そうすれば、赤ちゃんがその人の顔を覚え、安心できる人だと認識しやすくなります。

また、お仕事で忙しくなかなか顔を見られず、「パパへの人見知り」が起きてしまった際、赤ちゃんが見られる位置にパパの写真を張ったり、パパとテレビ電話をするなど、赤ちゃんがパパの顔を見る機会を増やす工夫をしている家庭もあるようです。

(7)お母さんと仲の良い姿を見せる

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赤ちゃんが、ママがよく手にしている携帯やカバンは欲しがるのに、他人の物にはあまり執着しないことはありませんか? その理由の一つとして、赤ちゃんが普段からママをよく見ていて、ママと物との関係性に関心があるからと考えられます。

人見知りも同様で、見慣れない人がいる時はその人の様子とママの反応をよく見ています。ママとその人が仲良くしている姿を見せたり、「この人はお母さんの友だちよ」「安心していいよ」と伝えたりすると、赤ちゃんも安心しやすくなるでしょう。

(8)外の世界に触れさせる

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赤ちゃんが成長していく過程で、外の世界にも興味を示したり、お母さん以外の人とも関係を築いたりしていきます。

人見知りで泣かれるのが嫌で家の中に引きこもっていると、赤ちゃんがママ以外の人と接することなど「外でしかできない経験」をする機会を奪ってしまいます。人見知りしながらも、少しずつでもいろんな人に会い、外の世界を見せていくことによって、自然と人見知りがなくなっていきます。保育園通い始めたら人見知りがおさまったという赤ちゃんもいますよ。

まとめ

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いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんの人見知りで困っている人もそうでない人も、長い人生の中でこんなに求められ頼られる時期は何度も経験できるものではありません。パパでも泣き止まない人見知り真っ最中は「いつからいつまで続くの?」と辛くなるかもしれませんが、過ぎ去ってしまうと本当にあっと言う間です。
人見知りはお母さんの育て方が原因ではないので、深刻に考えすぎないでくださいね。また一日二日で人見知りがなくなるものではなく、毎日の色んな体験の積み重ねや赤ちゃんの心の成長によって少しずつおさまっていきます。
ゆったりとした気持ちで、「赤ちゃんは本当に私が好きね」と笑顔で育児できたら幸せですね。今回ご紹介した方法が参考になれば幸いです。

※画像はイメージです

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:佐藤裕子先生)

参考文献
[*1]科学技術振興機構「赤ちゃんの「人見知り」行動」
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20130606/index.html

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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