【医師監修】ハンドリガードとは?見られる時期と理由、しないときの対応

【医師監修】ハンドリガードとは?見られる時期と理由、しないときの対応

発達の過程で見られる赤ちゃん特有の仕草、ハンドリガードについて、助産師が詳しく解説します。見られやすい時期、しないときの原因や対応など、気になる疑問についてお答えしています。


ハンドリガードってなに?始まる時期と意味

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発達過程で現れるとされるハンドリガードですが、これは具体的にどのような仕草で、なぜ見られるのでしょうか? 見られやすい時期もあわせて、詳しく解説します。

ハンドリガードとは

赤ちゃんが自分の手をじっと見つめたり、いつまでも眺めている様子を見たことはないでしょうか?これは、ハンドリガード(Hand-regard)と呼ばれる赤ちゃん特有の仕草です。リガード(regard)とは、英語で「じっと見る」という意味の単語で、自分の手をじっと見つめる赤ちゃんの姿を表す言葉として使われるようになりました。

いつごろから見られる?

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ハンドリガードは、赤ちゃんが自分の手を認識するようになる生後3~4ヶ月頃から始まることが多いといわれますが、成長スピードには個人差があるため一概には言えません。中には2ヶ月頃からそのような仕草が見られる赤ちゃんもいれば、4ヶ月を過ぎた頃から見られる赤ちゃんもいるなど、人によってさまざまです。

ハンドリガードは赤ちゃんの発達が進んだサイン

ハンドリガードが見られたら、赤ちゃんに「ものを見る力」と「体を動かす力」の2つが身に付いたと考えられます。というのも、手をじっと見つめるには、当然ながら見たいものに焦点を合わせる目の力が必要になるからです。また、手を顔(目)の前に持っていくには、体をある程度自由に動かす力もなくてはいけません。

一般的に、赤ちゃんは生後1ヶ月頃にものをじっと見つめる「注視」ができるようになり、2~3ヶ月頃になると動いたものを目で追う「追視」ができるようになります。この過程の中で赤ちゃんは物との距離感に合わせて焦点を合わせたり、動くものをしっかり追う力を備えていきます。ここに、手を自由に動かす力が備わることで、ある日目の前に見える手に気づき、「これはなんだ?」との興味から、じっと見つめたり、口に入れて確かめたりし始めるのです。

ハンドリガードをしないのは何か問題?

では、一般的にハンドリガードが現れやすいといわれる時期が過ぎてもそのような仕草が見られないときは、何か問題があるのでしょうか? 発達との関係について見ていきましょう。

ハンドリガードの時期や頻度には個人差がある

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ハンドリガードが見られる時期に個人差があることは前で説明したとおりですが、それと同じように、ハンドリガードをする・しないにも個人差があります。ハンドリガードは、発達過程で「見られることがある仕草」くらいに理解しておいてもいいでしょう。

また、する頻度も人によってさまざまです。そのような仕草をよくする赤ちゃんもいれば、あまりしない赤ちゃんもいるので、ハンドリガードが見られないからといって心配することはありません。あまりしない赤ちゃんであれば、ママが見ていないところでこっそりしている可能性もあります。

手ではなく、足を見つめるフットリガードなど、他のものをじっと見つめる仕草が見られることもあります。赤ちゃんは興味を持ったものはなんでも眺め続けたり、口に入れて確かめようとする傾向にあります。いずれも、ハンドリガードと同じ意味を持つ発達過程の行動なので、必ずしも手を見つめるわけではないということも覚えておくといいでしょう。繰り返しになりますが、「ハンドリガードが見られない=発達障害や自閉症を疑う」では決してありません。

ハンドリガードがない場合の発達に問題があるの?

ハンドリガードに限らず、母子健康手帳の乳児発育曲線にある発達段階の目安時期を大幅に過ぎても、それらの行動が見られなかったり、したがる様子すらないときは、「もしかして障害があるのでは?」と心配になるものです。

発達過程に見られるといわれる行動や仕草がなかなか見られなかったとしても、すぐに発達に問題があることを疑うことはできません。前でも述べましたが、成長のスピードには個人差があるので、目安時期にそれができないということは多々あることです。

大切なのは、「一般的」といわれる目安時期や他の子と比べてどうかで判断するのではなく、自分の子が今どのようなステップにいるのかを知って、そのうえで対応を考えることです。ゆっくりでも確実に成長していれば、それがその子のスピードなのです。自分の赤ちゃんのペースを待ってあげましょう。気になることがあるときは、定期的に健診におもむき、発育の状況や発達段階をみてもらったり、小児科や地域の保健所に相談してみましょう。

まとめ

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自分の手をじっと見つめる赤ちゃん特有のしぐさ、ハンドリガード。赤ちゃんが自分の手を認識しやすい生後3~4ヶ月頃に見られやすいといわれますが、成長速度には個人差があるので、これより遅いことも少なくありません。また、ハンドリガードの有無やその頻度も赤ちゃんによってさまざま。フットリガードなど、他の仕草で発達が表れることもあります。「成長の過程で見られることがある一種の行動」というくらいに認識しておけばいいでしょう。どうしても気になるときは、かかりつけの病院や地域のサポート機関に相談してみてください。

この記事の監修ドクター
梁 尚弘先生
りょうキッズクリニック(埼玉県所沢市)院長。平成10年順天堂大学卒業後、日本大学小児科研修医、沼津市立病院小児科、横須賀市立市民病院小児科、日本大学小児科助教、瀬戸病院小児科医長を経て現在に至る。小児科専門医。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修:梁尚弘先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

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