【医師監修】生後7ヶ月の赤ちゃんの特徴と5つの注意点

【医師監修】生後7ヶ月の赤ちゃんの特徴と5つの注意点

これまで不安定だったお座りや寝返りが安定すると同時に、ずりばいや手の動きの発達など、さらなる成長も見られる時期。心の発達も進み、人見知りや夜泣きが始まる子もいます。生後7ヶ月の赤ちゃんの成長段階と育児のポイントをご紹介します。


「生後7ヶ月の赤ちゃん」についてわかること

<疑問1>7ヶ月赤ちゃん、大きさ、食事量、睡眠ってどのぐらい?

〜生後7ヶ月の発育の目安〜

Lazy dummy

※画像はイメージです

急成長してきた赤ちゃんも、この頃になると体重の増加がゆるやかになります。体つきは細い子、ぽっちゃりしている子とそれぞれですが、成長曲線内にいれば問題ないでしょう。まずは、この時期の具体的な発育の目安を見ていきましょう。

身長と体重

厚生労働省が示す発育曲線によると、生後7ヶ月の発育目安は以下のようになります。

・男の子:身長-65.0~73.6cm 体重-6.73~9.87kg
・女の子:身長-63.1~71.9cm 体重-6.32~9.37kg

個人差、男女差がありますので、あくまで目安と考えてください。発育曲線に沿って身長・体重が増加しているか確認してみましょう[※1]。

食事・哺乳量と回数

離乳食は、この頃から1日2回を目安に進めましょう。午前と午後の授乳の前に1回ずつ与えるとよいかもしれません。ただ、まだ進んで食べたがらない子もいるはず。嫌がる時は無理に与えようとせず、好きな食べ物を見つけてから、ゆっくり増量するなど、様子を見ながら進めてください。

食べないからと心配することはありません。回数や量よりも、食べにくそうにしていないか、ちゃんともぐもぐゴックンできているかなど、食べ方に注意してあげましょう。

母乳は子供が欲するときに与えましょう。ミルクの場合は、離乳食後に飲ませる分+3回で1日5回が目安となります。離乳食後に足すミルクの量は、離乳食の進み具合によって加減しましょう。体調が悪かったり離乳食を食べたがらない日は、母乳やミルクだけでも大丈夫です。

睡眠時間

この頃の赤ちゃんの1日の睡眠時間はおよそ11~13時間で、ある程度まとめて寝るようになってきます。この頃から夜泣きや寝ぐずりが始まる子もいるようです。原因ははっきりわかっていませんが、睡眠サイクルの変化にともない心身にアンバランスが生じることや、昼に強い刺激を受けると夜興奮してしまうなど、環境によるものが原因として考えられています。成長と共に個人差はありますが治まるものですが、実際はそう割り切れるほど楽ではありませんよね。もっとも大切なのは親がストレスを溜めないことです。イライラは赤ちゃんへ悪影響を及ぼすので、パートナーと協力し合いながらこの時期を乗り越えましょう。

<疑問2>7ヶ月の赤ちゃんはどんな様子? 3つの特徴

生後7ヶ月にもなると、赤ちゃんができることや行動範囲はぐんと広がります。この時期の特徴を見ていきましょう。

おすわりができるように

この頃には腰がだいぶしっかりしてくるので、支えがなくても座れる子もいるでしょう。まだ腕で体を支えなければおすわりできない子もいますが体の筋力がついてくるので8ヶ月に近づくにつれ安定してくるでしょう。

手の動きが発達する

おすわりが完成すると両手が自由に使えるようになるので、手遊びのバリエーションが増えます。興味があるものには積極的に手をのばし、おもちゃをつかんで叩きつけたり、右から左へ持ち替えたり、両手に持ったものを打ちつけたりします。最初は指先をうまく使えず物をつかむのがぎこちなくても、月齢を重ねるにつれてすぐに上手になっていくでしょう。

乳歯が生え始める子も

この時期に乳歯が見られる子もいるでしょう(最初に乳歯が生えるのは、生後6~8ヶ月頃が平均)。歯が生え始めると違和感で機嫌が悪くなったり、口の中を頻繁に手で触ることがあるので、そのような様子が見られたら乳歯のサインかもしれません。ただ、歯の生え始めは個人差が大きく、生後4~5ヶ月にすでに生え始める子もいれば、1歳を過ぎて初めて生える子もいます。順番は下の前歯からが多いようですが、これも必ずそうなるものではありません。

歯が生え始めたら、離乳食後にガーゼや綿棒で歯を拭くといいでしょう。ガーゼの場合は指に巻き付けると、口に入れやすく楽にぬぐえます。離乳食のたびに拭くのが難しいようであれば、食後に麦茶などを飲ませ、午後の離乳食後だけでも拭いてあげましょう。

<疑問3>7ヶ月の赤ちゃん、注意が必要なことって? 5つポイント

Lazy dummy

できることが多くなると危険も増えるもの。ここからは、この時期から特に気をつけたい5つのことについて説明します。

誤飲に気をつけよう

興味のある物にはなんにでも手を伸ばそうとするこの時期には、誤飲に細心の注意を払いましょう。赤ちゃんの手の届く位置に物は置かないようにし、テーブルクロスなどの布類にも気をつけましょう。引っ張って上に置いてある物を落としてしまうことがあります。

国民生活センターの調査によると、年齢別に見た誤飲事故件数は生後6ヶ月~11ヶ月歳が圧倒的に多く、特に6ヶ月を過ぎる頃から急増しています。誤飲事故でもっとも多いのはタバコで、全体の39.1%にもなります[※2]。家庭内に喫煙者がいる場合は特に注意しましょう。その他、誤飲は窒息だけでなく、中毒症状や消化器異常など、様々な危険を引き起こします。タバコ以外にも、手が届く場所に置きがちな医薬品や電池などにも注意をしてください。ボタン電池や硬貨にも注意をしてください。

転倒によるケガに気をつけよう

この時期はおすわりができる子も増えてきますが、まだ後ろにゴンっと倒れてしまうことが多いです。赤ちゃんが座っている時はできるだけ目を離さないようにし、後ろに布団やクッションを置く、床にマットを敷くなど、倒れた時の衝撃を和らげる対策をしましょう。また、ソファーや階段、玄関など、段差があるところから転落する危険も増えるので、十分注意してください。

感染症に注意を

生まれた時にママからもらう免疫は、生後6ヶ月を過ぎる頃になくなります。そのため、この時期からは風邪などの感染症にも注意しましょう。赤ちゃん・子供は風邪をひくと気管支炎・肺炎や中耳炎にもなるリスクがあります。できるだけ人混みには連れ出さない、家族はうがい手洗いを徹底するなど、赤ちゃんを感染から守る努力をしましょう。体調不良者はマスクをするなどの対応も必要です。

下痢や便秘に注意を

離乳食が進むにともない、下痢や便秘になる赤ちゃんも少なくありません。離乳食中期になると、うんちの色もますます茶色っぽくなってきます。また、消化機能は未熟なため、食べたものや体調によってうんちがゆるくなったり固くなったりしがちです。

下痢は、赤ちゃんが食べた物が体に合わなかったり、食べすぎることでも起こります。下痢以外の症状がなく、食欲があって機嫌もよい場合は、単純に食べた物が合わなかったことによる下痢なので、離乳食の固さや量などを調整してみましょう。発熱、嘔吐をともない、食欲がなく機嫌が悪い場合は、小児科を受診してください。

【助産師解説】新生児のゆるゆるうんちは下痢?回数・色・状態は?

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新生児のうんちは、大人とはかなり違うんです。少々緑がかっていても、下痢かと思うほどゆるゆるでも、多くの場合は心配なし! ではどんなときが心配? 健康のバロメーターでもある赤ちゃんのうんち、どこをチェックすればよいか、助産師さんが解説します。

また、うんちもしっかり出るようになってくると便の回数が減り、便秘も起こりやすくなります。2~3日出なくても赤ちゃんの機嫌がよく食欲もあれば問題ありませんが、お腹が張っていたり、食欲がないようであれば要注意。水分をたくさん摂らせるなど、対策をしましょう。不機嫌がみられる、吐いたりする場合は小児科を受診してください。

アレルギーに注意を

食べる量が増えると新しい食材を取り入れることも増えてきますが、初めて食べさせるものは必ず小さじ1杯から始めましょう。また、問題が起こった時すぐに対応できるよう、できるだけ平日の午前中など、早い時間帯に食べさせてください。親が食べられるものでも、赤ちゃんがアレルギーを発症しないとは限りません。卵、乳製品、小麦など、アレルギーが出やすい食材を初めて食べさせる時には特に注意して観察しましょう。

<疑問4>7ヶ月ごろにおすすめの遊びやおもちゃは?

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赤ちゃんの成長にともない遊びもステップアップしたいですね。この時期におすすめの遊びとおすすめのおもちゃをご紹介します。

リズムでトントン

この時期の赤ちゃんは、さまざまな音やリズムをとても楽しみます。箱や缶などを準備し、赤ちゃんの手をとってトントンとリズムよく叩いてあげましょう。どのような音が出るのか、いろんな物で試してみるといいですね。

いないいないばあ

この時期でも、まだ赤ちゃんはいないいないばあが大好き。より楽しませるためにも、「ばあ」とする前に長く間合いをとったり、いろんな場所から顔を出したりと変化をつけてあげましょう。

この時期におすすめのおもちゃ

・起き上がりこぼしなどの倒せるおもちゃ
・飛び出たりする仕掛けおもちゃ
・ガラガラと音が出たり、回せるおもちゃ
・ビニールボール
・積み木

さまざまな形、色、材質が楽しみの対象となるので、おもちゃでなくても危険でなければなんでも手に取らせてみましょう。この時期は、鏡や紙で遊ぶのも大好きです。また、この頃の赤ちゃんには「やってみたい」という気持ちが強く芽生えています。紙袋や箱などを与えてみてもよいですね。また、おもちゃ収納箱も用意しておきましょう。

まとめ

できることが多くなり、行動範囲も広くなることで活発に動くようになる時期。赤ちゃんと過ごす時間がよりいっそう楽しくなりますが、誤飲や転倒などにも注意しなければなりません。離乳食や夜泣きなど、育児でも大変なことが多い時期ですが、赤ちゃんの成長を見ればそれも報われるはず。日々、喜びを感じながら過ごしたいですね。

【医師監修】生後8ヶ月の赤ちゃんの発育と子育てのポイント、安全対策グッズ5選

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生後8ヶ月はおすわりが安定し、早い子ではハイハイが始まる子もいます。手足の動きを含めて活動が活発になってこれまで以上に目が離せなくなるこの時期には、家庭で起きやすい事故に気をつけ、事前の予防に努めたいですね。赤ちゃんの成長段階と育児のポイント、知っておきたい安全対策グッズをご紹介します。

この記事の監修ドクター
なごみクリニック院長 武井智昭先生
慶応義塾大学医学部卒業後、平塚共済病院小児科医長を経てなごみクリニック院長。日本小児科学会専門医、指導医。臨床研修医指導医。インフェクションコントロールドクター(日本小児感染症学会)。現在、0歳から100歳までの「1世紀」を診療する医師として、家庭医として地域医療に従事しながら、メディア等での執筆・監修を多方面で行っている。

参考文献
[※1]厚生労働省『平成22年乳幼児身体発育調査の概況について』Ⅱ 調査結果の概要
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/kekkagaiyou.pdf
[※2]国民生活センター 記者説明資料「命を落とすこともある!子供の誤飲事故」P2
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20050406_2.pdf

※この記事は 医療校閲・医師の再監修を経た上で、マイナビウーマン子育て編集部が加筆・修正し掲載しました(2018.08.06)

※記事の修正を行いました(2019.06.07)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、[内閣官房][厚生労働省]妊婦に関する情報[日本小児科学会]幼児に関する情報など公的機関等で発表されている情報をご確認ください。

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