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【助産師解説】月齢別の授乳間隔の目安は?長い・短いときの原因と対策

【助産師解説】月齢別の授乳間隔の目安は?長い・短いときの原因と対策

赤ちゃんの授乳間隔はどれぐらい開ければいいの?という疑問に、助産師がお答えします。月齢別の目安時間と、長かったり短い場合の考えられる原因と対策についてもお伝えしています。


この記事を解説してくれた先生
坂田 陽子先生
看護師、助産師、国際認定ラクテーションコンサルタント。 葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院のNICU・産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。その後、都内の産婦人科病院で師長を経験。現在は出張専門の助産院”My Midwife”を開業している。
HP:http://ameblo.jp/mymidwife-yoko/

月齢別に見る授乳間隔の目安

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授乳間隔には個人差がありますが、一般的にはどんな哺乳パターンになるのが目安となるのでしょうか?月齢ごとの一般的な授乳間隔について見ていきましょう。

<生後0ヶ月(新生児期)~2ヶ月>授乳間隔が短い新生児

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新生児期の授乳は、一般的に2~3時間おきの授乳は生理的範囲内で、1日8~12回が目安とされています。ただ、授乳間隔は赤ちゃんによって千差万別。個人差が大きいところなので、目安時間にとらわれて神経質になることはありません。

新生児の赤ちゃんはまだ哺乳に慣れておらず、胃の容量も大きくないので、一度にたくさんの量を飲めません。また、母乳の消化時間は短いため、新生児期の授乳間隔は短くなりがちで、1時間経たずに空腹で泣くということも珍しくありません。母乳はほしがるだけ飲ませていいですし、この頃は吸ってもらうだけ母乳の分泌も良くなってくるので、ほしがるタイミングであげることを基本としましょう。

ミルクの場合は、メーカーが推奨する量と間隔を守ることを基本としてください。ただ、1回の量を飲みほせないこともあります。

新生児期を過ぎ、生後1ヶ月~生後2ヶ月の頃にはママも赤ちゃんも授乳のコツを覚えてきます。頻回だった授乳回数も、少しずつではありますが落ち着いてくるでしょう。

<生後3ヶ月ごろ>授乳間隔が安定してくるように

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この頃になると、赤ちゃんは胃の容量が大きくなり、哺乳に慣れて飲むのが上手になり、一度にたくさんの量を飲めるようになってきます。それにより。授乳間隔も長くなる傾向にあります。赤ちゃんによっては夜間に3時間以上まとめて寝るようになる子もいるので、夜間の授乳間隔が開いてくることも。このような理由から、一般的には、母乳なら3時間間隔の1日8~10回に安定してくることが多いでしょう。

ミルクの場合は母乳より腹持ちが良いので、多くのメーカーでは4時間間隔の1日6回を目安としています(メーカーやミルクの種類により異なる場合があります)。

<生後3ヶ月~>赤ちゃんとママのペ―スができてくる

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生後3ヶ月以降の目安としては、母乳なら3~4時間間隔の1日6~8回、ミルクなら4~5時間間隔の1日5回程度となります。ただ、この頃になると赤ちゃんとママにもっとも良いペースができてくることが多いので、そうなってきたら一般的な目安はほとんど気にせず、2人にとって良いペースを保っていくのがいいでしょう。

離乳食が始まっても、急に断乳はしないでください。赤ちゃんが離乳食に慣れ、しっかり食べられるようになってきたら徐々に授乳回数が減っていくこともあります。自然と授乳間隔も開いてくることも多いので、赤ちゃんのペースと流れに任せればいいでしょう。

授乳間隔が開かない!よくある疑問Q&A

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月齢ごとの一般的な授乳間隔についてはわかりましたが、目安より大幅に開く、あるいは短いというときは、何かしらの対応をした方がいいのでしょうか?授乳間隔についてのよくある疑問についてまとめました。

生後3ヶ月を過ぎるのに授乳間隔が一向に開かないのはなぜ?

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生後3ヶ月前後になっても授乳間隔がなかなか開かない、という質問は少なくありません。常に1~2時間おきという場合は、何が問題なの?と不安になるとともに、授乳が負担で赤ちゃんとのスキンシップを楽しむ余裕もなくなってしまいますよね。

授乳間隔が開かない理由には、大きく2つのことが考えられます。
ひとつは、適切な授乳姿勢・吸着ができていないことが原因で十分に母乳を飲みとれていない可能性。もうひとつは、実は毎回空腹のせいで泣いているのではないのかも?という可能性です。

上記をふまえ、授乳間隔が開かないときは、まずポジショニング(授乳姿勢)やラッチオン(くわえさせ方)が適切か確かめてみましょう。授乳姿勢が悪いと赤ちゃんがくわえにくくなり、結果的に上手に飲めないことにつながるので、正しい姿勢で飲ませることはとても重要です。ポジショニングを確認したら、飲むときに赤ちゃんがおっぱいを深くくわえているか、唇を巻き込んでいないか、吸うときに舌打ちするような音がしないかなど、ラッチオンがしっかりできているかも確かめましょう。

【助産師解説】写真で学ぶ授乳姿勢!パターン別授乳姿勢と4つのポイント

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/3509

授乳姿勢が正しくないと赤ちゃんがうまく飲めないだけでなく、乳腺炎などのリスクも高くなります。主な6つのポジショニングとNGパターン、正しい姿勢をとれているかを確認できる4つのチェックポイントをお伝えします。

飲ませ方に問題がなければ、泣いたりぐずる理由が他にないかを調べてみてください。前の授乳から時間が経っていないのに泣き始めたり、授乳直後なのに泣いたりぐずるようなときは、泣いたからすぐに授乳するのではなく、抱っこやスキンシップなどであやしてみましょう。何かしらの不快感があって泣いている可能性もあるので、おむつや服装、布団の厚みや部屋の温度なども確認してみてください。

授乳間隔が長く開きすぎるときはどうする?

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逆に、授乳のタイミングが大幅に過ぎたのに寝続けているなど、授乳間隔が開きすぎることが多いというときは、抱っこやおむつ交換、着替え、マッサージなどで赤ちゃんをやさしく起こす工夫をしてみてください。

特に、新生児期は赤ちゃんは一度に多くの母乳を飲めませんし、頻回授乳で母乳の分泌を促すことが大切なので、授乳間隔が開きすぎないようにすることが大切です。

どうしても飲んでもらえないときは、乳汁うっ滞(母乳が詰まること)や分泌が減ってしまうリスクを避けるために、適度に搾乳して対応してください。搾乳が上手にできないときは搾乳機を使うという方法もあります。

どうすればいいかわからないときは、かかりつけの産婦人科医や助産師さん、地域の保健師さんに相談してみてくださいね。

【助産師監修】これはNG? 母乳の搾乳&保存方法と気をつけたい注意点4つ

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/1404

赤ちゃんが入院しなければいけないときや、外出などで赤ちゃんと離れなければいけないとき、しぼっておいた母乳をあげられるといいですよね。しかし、母乳はどのように保存すればいいのでしょうか? どのくらいの期間保存できるのかも気になるところです。そこで、搾乳の仕方や母乳の保存方法、保存・使用するときの注意点をまとめました。

まとめ

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授乳間隔は月齢によって変わってきますし、赤ちゃんによっても異なります。一般的な間隔や回数を基本としながらも、個人差があることを忘れず、あまり目安にとらわれないようにしましょう。

赤ちゃんにも個性があり、たくさん飲む赤ちゃんもいれば、少しずつ頻繁に飲みたがる赤ちゃんもいるので、特に新生児期は個人差が大きくなりやすいです。欲しがるタイミングで飲ませることを基本とすればいいでしょう。その後も、赤ちゃんの体調や食欲によって調節してあげてください。

【助産師解説】授乳時間が長い!短い!授乳時間の目安、原因と対処法 

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/3563

1回の授乳時間の目安ってどれぐらい? 月齢別の平均時間と、長い・短いときに考えられる理由や対処法について助産師が解説します。授乳時間はある程度決めた方がいいのかなど、授乳に関する疑問についてもお答えしています。

大切なのは赤ちゃんのペースを知り、ママと赤ちゃんにとってもっとも良い間隔を作っていくことです。健康で機嫌がよく、順調に発育していれば何の問題もありません。体重の増え方など気になる点があるときは、かかりつけの医師や助産師に相談しましょう。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:坂田陽子先生)

※画像はイメージです

参考文献
堀内成子ほか「エビデンスをもとに答える妊産婦・授乳婦の疑問92」(南江堂)

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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