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熊肉の別名とは? 味や料理の種類、その他のジビエの別名も紹介

にほんご倶楽部

熊肉は食べることも可能ですが、イノシシ肉の「牡丹」のように、一般的に知られる別名はあるのでしょうか? この記事では熊肉の呼び方や一体どんな味がするのか、料理の種類と共に紹介していきます。

「熊肉」と聞いたことがあっても、食べたことのある方は少ないでしょう。なかなか世に出回らず貴重なお肉である熊肉ですが、別名やどんな料理があるのか気になりませんか?

この記事では熊肉に別名があるのか、具体的な味や熊肉を使った料理の他、熊肉以外のお肉の別名も紹介していきます。

熊肉の別名は?

狩猟により捕獲された野生鳥獣の肉を「ジビエ」と呼び、熊肉もそれに含まれます。

同じジビエのイノシシ肉や鹿肉にはよく知られる別名がありますが、熊肉には世間一般で使用されている別名は存在しないようです。

なお長野県の遠山郷では、そこで狩猟したイノシシや鹿、熊などの肉の総称として「山肉(やまにく)」という言葉が使われています。

その他のジビエ・肉の別名

ここでは熊肉以外の肉について、有名な別名があるものをその由来と共に紹介します。

(1)イノシシ肉は「牡丹(ぼたん)」「山鯨(やまくじら)」

イノシシ肉は広く「牡丹」と呼ばれます。理由には諸説あり、皿に盛られた肉が牡丹の花のようだからというものや、縁起の良い柄として知られる「唐獅子牡丹」からという説などがあります。

唐獅子(からじし)とは本来、中国から伝わった伝説上の動物のことですが、この「しし」の音をかけて、イノシシ肉を「牡丹」と呼ぶようになったといわれています。イノシシを使った鍋は「牡丹鍋」とも呼ばれています。

また日本では海にいる鯨を古くから食べてきたことから、イノシシ肉や獣肉の総称として「山鯨」という言葉が使われることもありました。

(2)鹿肉は「紅葉(もみじ)」

鹿肉は「紅葉」と呼ばれています。これは、花札の絵柄がきっかけという説があります。10月の花札の絵柄として、紅葉と鹿がセットで描かれていることから、こう呼ぶようになったそう。

江戸時代の庶民の間では鹿鍋が人気で、提供する飲食店は「紅葉鍋」と看板を掲げていたといわれています。鹿肉は赤身のうま味とあっさりとした味わいから、現在でもフレンチや和食などジャンルを問わず人気があります。

(3)馬肉は「桜(さくら)」「けとばし」

馬肉には「桜」という別名があります。これは、肉を切った際の切り口が他の肉と比べて淡い赤で、桜色であることが由来という説があります。缶詰でも「さくら肉大和煮」などが流通しているので、見掛けたことがある方もいるかもしれません。

また、馬は脚でよく蹴ることから「けとばし」「けっとばし」などと呼ばれることもあります。

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