ビジネス用語「ポンチ絵」の意味とは? 使い方や類語を解説
「ポンチ絵」の類語
「ポンチ絵」という言葉は一部の業界ではなじみの深い言葉ですが、広く一般的に使われている言葉とは言えません。そのため、他業界の人には思うように意味が伝わらないこともあるでしょう。
きちんと正しい意味を伝えるためには、使う相手やシーンに応じて、適切な言葉と使い分けることが大切です。ここからは、「ポンチ絵」の類語を紹介していきます。
(1)「概要」
「概要」は、「全体の要点を大まかに取りまとめたもの」という意味を持つ言葉です。例えば、「来週の会議の前までに企画の概要をまとめておいてください」という形で使われます。
「ポンチ絵」のように図や絵ではなく、「ざっくりと内容をまとめてほしい」という時は「概要」を用いるとよいでしょう。
(2)「ラフ絵」「ラフ案」
「ラフ絵」や「ラフ案」は、大まかなデザイン案のことで、主にデザイン業界で使用される言葉です。「まずは表紙のラフ絵を作成しました」というように使い、「ポンチ絵」と大きな意味の違いはありません。
また、「ラフ絵」や「ラフ案」は手書きで作ることもあれば、パソコンを使用したデジタルグラフィックの場合もあります。この点についてもポンチ絵と共通しているといえます。
(3)「イメージ図」
「ポンチ絵」で伝わりにくい時は、「イメージ図」を用いることがおすすめです。「イメージ図」であれば、使う相手を選ばず、分かりやすく意図が伝えられます。
ただし、「ポンチ絵」のように簡単な下書きでよい場合は、「簡単なイメージ図」や「ざっくりとしたイメージ図」といった補足を付け加えるようにしましょう。
「イメージ図をお願いします」とだけを伝えた場合、しっかりとした完成図を作成するものだと誤解を与えてしまうことがあります。相手に余計な手間を与えてしまうことのないよう、具体的に依頼することが大切です。
「ポンチ絵」は概要図や下書きを意味する言葉
「ポンチ図」は「概要図」や「下書き」という意味を持つ言葉です。主に建設業界や製造業で用いられる言葉ですが、官公庁で用いられることもあります。
上司から「ポンチ絵を描いて」と言われた時にすぐ指示を理解できるよう、ぜひ正しい意味を覚えておきましょう。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年11月27日に公開されたものです