ビジネス用語「ポンチ絵」の意味とは? 使い方や類語を解説
ビジネスシーンでの「ポンチ絵」の使い方(例文付)
「ポンチ絵」は、「この企画のポンチ絵を描いてほしい」というように、簡単な下書きや概要図を作成する時に使われる言葉です。主に建設業界や製造業で使用されることが多く、新たな企画の立ち上げ時には必ず「ポンチ絵」が描かれます。
例えば、建設業では設計士によって必ず完成予想図が作成されます。完成予想図では、寸法などが細かく書き込まれていますが、「ポンチ絵」はその前段階のざっくりとした概要図です。
そのため、「ポンチ絵を描いて」と言われたら、しっかりと作り込んだ図ではなく「簡単な図案を書いてほしい」ということを指しています。
例文
・「新製品のデザインについて、簡単なポンチ絵の作成をお願いできますか?」
・「ポンチ絵の段階なので、だいたいのイメージが伝われば大丈夫ですよ」
・「先日ご提示いただいたポンチ絵についてですが、さらに詳細を詰めていきたいと思います」
・「このポンチ絵を見て、ようやく新製品のイメージが湧きました」
「ポンチ絵」は建設業界や製造業界でよく耳にする言葉ですが、中にはなじみのない人もいるかもしれません。
上司から「ポンチ絵を出して」と言われて慌てることのないように、例文を参考に正しい意味を押さえておきましょう。