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米寿は祝っていけないって本当? その理由とおすすめの過ごし方を解説

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米寿は祝ってはいけないといわれるのをご存知ですか? なぜそのようなうわさがあるのか気になりますよね。今回は、米寿祝いは避けるべきだと考えられている理由と、おすすめの過ごし方を解説します。

米寿とは、「数え年で88歳のこと」または「88歳のお祝いのこと」を意味します。

特に「八」は、古来より末広がりの意味を持ち縁起が良いとされているため、その数字が重なる88歳は盛大に祝いたくなりますよね。

しかし、「米寿を祝うと縁起が悪いことが起こる」といううわさから、あえてお祝いを避ける方もいるようです。

今回は、米寿祝いを避けるべきだと考えられている理由や、おすすめの過ごし方、プレゼントについて解説していきます。

米寿とは

米寿とは、「数え年で88歳のこと」または「88歳のお祝いのこと」を意味します。

「米」という漢字を分解すると「八十八」になることから、88歳やそのお祝いを「米寿」と呼ぶようになったのだとか。

なお、還暦のシンボルカラーは赤ですが、米寿は黄色や金茶色、金色です。収穫間際の稲穂がこれらの色に見えることが由来となっているそうですよ。

米寿を祝ってはいけないといわれる理由

米寿のお祝いをしたことで「体調が悪くなった」「亡くなってしまった」など、良からぬことが起きてしまったと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

しかし、これらの多くは明確な根拠がない迷信といえます

ここでは、よく耳にする「米寿を祝っていけない」といわれる理由について詳しく紹介していきます。

(1)米寿祝いをすると早死にするという迷信があるから

「米寿祝いをしたことで、死期を早めてしまった」という話を聞いたことがある人もいるでしょう。しかし、これには明確な根拠がありません

そもそも近年の日本人の平均寿命は男性が81.05歳、女性は87.09歳といわれています。そのため、88歳であれば、それは天寿であったとも考えることができますよね。

むしろ、お祝いせずに亡くなってしまったら、「あの時、米寿祝いをしてあげれば良かった」と後悔することもあるかもしれません。

「米寿祝いは早死にする」という言い伝えがあるようですが、それは迷信であるため、過度に心配する必要はないでしょう。

(2)無理にお祝いをすることで体力を消耗するから

88歳は高齢となるので、無理にお祝いをしてしまうと疲れさせてしまう可能性も。体調や体力面の観点から、「祝うべきではない」といわれることがあるようです。

盛大に行いたいという家族の意向があったとしても、本人に負担がかかるようなお祝いの仕方は注意が必要。

とはいえ、配慮や気遣いをしっかりしていれば、米寿祝いは本人にとっても喜ばしいことです。体調の様子を見ながら、無理のない範囲でお祝いしてあげましょう。

(3)お祝いをすると気が抜けてしまう可能性があるから

米寿祝いは、家族が集まるイベントでもあります。本人も含め非常に待ち遠しいことでしょう。しかし、楽しみだからこそ、当日が迫ってくると本人は気を張ってしまうかもしれません。

そのため、お祝いが無事に終わった直後に、安心して気が抜けてしまい体調を崩してしまう可能性もあるようです。それ故に、米寿祝いはしない方が良いといわれることがあるのでしょう。

しかし、これは全ての米寿祝いに起こることではありませんし、それが原因であるとも言い切れません。

本人が楽しみにしてくれるのは良いことですので、当日だけでなくその後も、本人の体調を気遣うようにして、楽しくお祝いできる環境を整えましょう

米寿祝いは何をする? おすすめの過ごし方

米寿のお祝いの仕方はさまざま。家族や身内が集まり一家団らんで過ごす方や、お食事会や旅行に出かける家庭もあるでしょう。

米寿にちなんだ贈り物をしたり、思い出写真を撮ったりなど、好きなように過ごして全く問題ありません。ただし、88歳は高齢であるため、体調面には気を配る必要があります。

盛大な米寿祝いでなくても、自宅で簡単に食事を作ったり、手作りのアルバムを贈ったりなど、心がこもっていれば十分な思い出になるでしょう。

お祝いをするタイミングは?

米寿は、数え年で88歳のことを指しますが、お祝いのタイミングに特に決まりはありません。本人の体調を見ながら、家族や親戚の都合の良い時に米寿祝いを開催すると良いでしょう。

万が一、突然の体調不良などでお祝いが88歳のタイミングを過ぎてしまった場合でも、無理せず改めて計画してあげてくださいね。

米寿祝いにおすすめのプレゼント

ここからは米寿に贈るプレゼントの相場金額や、おすすめ・避けるべきプレゼントについて紹介してきます。何をあげようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

プレゼントの相場金額

金額相場は5,000円から30,000円で、本人と関係が近いほど金額は高くなる傾向があります。贈る相手との関係別での一般的な相場金額は次の通りです。

父・母(義父・義母):10,000円〜30,000円

祖父・祖母: 10,000円〜30,000円

親戚:5,000円〜20,000円

上記はあくまでも相場であり、大切なのはお祝いする気持ち。高価な物ではなくてもプレゼントに手紙を添えるなどして自分の言葉で思いを伝えれば、きっと喜ばれるでしょう。

また、米寿祝いに招待された場合も同様、上記の金額を目安としたご祝儀や贈り物を渡すことが通常の祝い方です。

おすすめのプレゼント

米寿カラーは金色や黄色、金茶色とされているため、色を意識した贈り物を選ぶのもおすすめ。以下は一例になりますが、ぜひ参考にしてください。

・黄色のちゃんちゃんこセット

・黄色のマグカップ

・寄せ書きや似顔絵

・手作りのアルバム

・お米や本人が好きな食べ物

避けた方が良いプレゼント

米寿のお祝い事とはいえ、プレゼントに適さないといわれる物もあります。以下ではその一例を紹介していますので、参考にしてください。

・くし:「苦」と「死」を連想させるため

・お茶:香典返しに多いため

・ハンカチ:「手布」が「手ぎれ(=別れ)」を連想させるため

・老眼鏡:老いを意識させるため

とはいえ、上記のものが必ずしもNGというわけではありません。プレゼントは相手のことを思う気持ちが大事ですので、純粋に何をあげたら喜んでくれるかを考えながら選ぶのが良いでしょう。

米寿を祝ってはいけないのは迷信が関係している

米寿とは、「八」が2つ並ぶ縁起が良い年齢を祝う行事です。家族や親戚などみんなでお祝いすると非常に喜ばれることでしょう。

「米寿祝いはやってはいけない」といううわさもあるようですが、明確な根拠はありません。とはいえ、88歳にもなれば突然体調を崩す可能性もあるため、本人の負担にならないお祝いを心掛けましょう。

一番大切なことは、家族と楽しく思い出をつくること。ぜひ、明るい気持ちで米寿を祝いましょう。

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※画像はイメージです

※この記事は2023年09月26日に公開されたものです

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