「拝見いたしました」は二重敬語? 正しい使い方や言い換え表現を解説
「拝見」の使い方(例文つき)
「拝見いたしました」は二重敬語であり誤った表現ということが分かりました。では、「拝見」の正しい使い方とは? 例文と共に確認しましょう。
(1)文書・資料などに使う場合
ビジネスシーンで多い「拝見」の使い方は、企画書やメールなどの文書・資料などに言及する場合でしょう。
上司や取引先など目上の相手から文書をもらった時、資料を見せてもらいたい時に「拝見」が使えます。
「資料を見たこと」を相手に伝える時は、併せて感想も述べることで印象が良くなるでしょう。
例文
・「昨日いただいた資料を拝見しました。とても勉強になりました」
・「そちらの資料を拝見してもよろしいでしょうか」
(2)人物に使う場合
「拝見」は目上の相手に会った時など、人に対しても使える表現です。
似たような表現に「ようやくお会いできて、大変うれしく思います」などがあります。
例文
・「ようやく○○さまのお姿を拝見できて、大変うれしく思います」
▶次のページでは、「拝見」を使う時の注意点と、相手に見てもらいたい時の敬語表現を紹介します。