「召し上がってください」は正しい敬語? 使い方や言い換え表現も紹介(例文つき)
「召し上がってください」の言い換え表現
「召し上がってください」は、以下のように言い換えることもできます。
(1)「ご笑味ください」
辞書によると、「笑味」には次のような意味があります。
しょう‐み〔セウ‐〕【笑味】
[名](スル)食べ物を他人に贈るときなどに、粗末な品ですがお笑い草にひとつ召し上がって下さい、という謙遜の気持ちを込めていう語。「ご―ください」(『デジタル大辞泉』小学館)
このように、「ご笑味ください」には、「つまらないものですが、笑いの種として召し上がってください」という謙遜のニュアンスが含まれています。
そのため、目上の人に贈り物を渡す時などに使えるでしょう。
(2)「お食べになってください」「お飲みになってください」
「お食べになってください」「お飲みになってください」など、動詞を「お~ください」の形にすると、その動作をする相手への尊敬を表すことができます。
そのため、「食う」「飲む」の尊敬語である「召し上がってください」は、「お食べになってください」や「お飲みになってください」に言い換えられるのです。
ただし、「召し上がってください」と比較するとややカジュアルな印象を与える可能性もあります。
「召し上がってください」の使い方を押さえよう
「召し上がる」は「食う」「飲む」の尊敬語であるため、「召し上がってください」だけでも正しい敬語として使えます。
目上の相手にお土産を渡したりお茶を勧めたりする際に、「どうぞ召し上がってください」の一言があると、より丁寧な印象を与えられるはず。
本記事の例文も参考に、さまざまなシーンで「召し上がってください」を活用できるよう、使い方について押さえておきましょう。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年01月31日に公開されたものです