「召し上がってください」は正しい敬語? 使い方や言い換え表現も紹介(例文つき)
「召し上がってください」を使う時の注意点
「召し上がってください」を使う時は、以下の点に気をつけましょう。
(1)「つまらないものですが」をつけると悪印象になる場合もある
「つまらないものですが、どうぞ召し上がってください」。
上記は謙遜の意味を込めて使われるフレーズですが、人によっては「なぜつまらないと思うものを贈るのか」「謙遜しすぎでは?」などと良くない印象を抱く場合があるようです。
シチュエーションによっては、「つまらないものですが」を「ほんの気持ちですが」「ささやかですが」などに置き換えると無難でしょう。
(2)自分を主語にする場合は「頂く」を使う
「召し上がる」は尊敬語なので、自分を主語にする場合には使えません。例えば、「昨日、部長から頂戴したワインを召し上がりました」とするのは誤りです。
この場合は、「食う」「飲む」の謙譲語である「頂く」を使い、「昨日、部長から頂戴したワインを頂きました」とするのが正しい敬語となります。
▶次のページでは、「召し上がってください」の言い換え表現を紹介します。