「良かったです」は正しい敬語? ビジネスシーンでの丁寧な言い換え表現
「良かったです」の類語
「良かったです」には、同じような意味合いで使える類語がいくつかあります。それぞれの意味と使うシーンを見てきましょう。
(1)「喜ばしい限りです」「うれしい限りです」
「喜ばしい限りです」は、「良かったです」や「うれしいです」という意味で使える言葉です。
「喜ばしい」とは「うれしい」という気持ちを丁寧に表現したもので、ビジネスシーンにも適しています。
相手やシーンに合わせて「喜ばしい限りです」「うれしい限りです」を使い分けてみましょう。
(2)「何よりです」
「何よりです」という表現は、「何よりもうれしいです」という意味を持つ表現です。
例えば、相手の健康状況などを尋ねた時に良い返答だった場合「それは良かった」という気持ちを伝えるために「それは何よりです」と表現できます。
汎用性が高くビジネスシーンで使うこともできますが、どちらかといえば対面時に使うことが多いかもしれません。
(3)「お役に立てて光栄です」
相手から感謝された時、謙遜しつつも丁寧に返答する言い回しとして「光栄です」という表現が使えます。
特に上司や取引先といった目上の人から評価された場合は、その返事として「それは良かったです」ではなく、「お役に立てて光栄です」を使ってみましょう。「うれしいお言葉をありがとうございます」などもおすすめ。
単純に「良かった」という気持ちの他、「名誉に思う」というニュアンスを含めることができます。
(4)「安心しました」
「良かったです」は「問題がなくて良かったです」「無事に終わって良かったです」など、ほっとするシーンでも使われます。
その場合、よりストレートな表現として「安心しました」「安心いたしました」と言い換えることもできるでしょう。
「良かったです」は文脈に合わせて言い換えてみよう
「良かったです」という表現はそのままで敬語ですが、前後の文脈やシーンによっては他の表現に言い換えることも可能です。
ぜひ今回紹介した表現を覚えておき、よりスマートに伝えてみてくださいね。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年01月30日に公開されたものです