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ダウンタイムはどれくらい? 何がつらい? 「脂肪吸引」経験者が語るリアルな声

#ヘルシーニュース

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脂肪吸引・脂肪注入を専門に行う美容外科「Mods Clinic(モッズクリニック)」はこのほど、「脂肪吸引・脂肪注入のダウンタイム調査」を実施しました。

施術経験者に聞く、脂肪吸引のダウンタイムの実態

昨今、じわじわと需要が高まってきている美容医療。ここ数年はコロナ禍でマスクを着用したり、在宅時間が増えたことで、以前に比べてダウンタイム(※)が取りやすくなりました。

これまでは手軽な美肌治療やヒアルロン酸注入が人気でしたが、脂肪吸引や脂肪注入といったボディデザイン施術の人気も年々上昇しています。

脂肪吸引とは、余分な皮下脂肪を吸引管で除去する施術のこと。ダイエットでは実現が難しい「部分痩せ」ができる上、即効性が見込める施術です。その脂肪をバストに注入してバストアップを図るのが、脂肪注入豊胸。体の気になる箇所を細くして、バストを大きくすることができます。

この施術を受ける上でネックとなってくるのが、施術中の痛みやダウンタイム。施術に対して恐怖心があり、なかなか施術を受ける決断ができないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

今回は、実際に施術を経験した人のダウンタイムはどんなものだったのか調査を実施。また、昨今、スタンダードになりつつある「脂肪吸引のダウンタイム軽減法」についても、元麻酔科医でもある「Mods Clinic」の吉田誠医師が解説しています。

(※)施術を受けてから体が回復するまでの期間のこと。

約半数が「お腹・腰の脂肪吸引」

今回の調査に協力してくれた人たちは、どの部位の施術を受けたのでしょうか。

「何の施術を受けましたか?(複数回答可)」と質問したところ、「【脂肪吸引】お腹・腰(49.4%)」と回答した人が最も多く、半数近くがお腹・腰の脂肪吸引を経験していることがわかりました。

また、「【脂肪吸引】お腹・腰(49.4%)」に次ぐ回答「【脂肪吸引】顔(19.4%)」「【脂肪吸引】脚(18.0%)」「【脂肪吸引】二の腕(18.0%)」はほぼ同率の回答を集める結果となりました。

吉田医師の解説

この結果に対して吉田先生は、「脂肪吸引でメインとなる部位は『顔』『二の腕』『お腹・腰』『太もも』です。これらが上位4つを占めているので、実際の医療現場とのギャップはそこまでありません。

『お腹・腰』に次いで回答が多かった『顔』は、二重顎やフェイスラインのもたつきにお悩みの方にお勧めです。他の部位に比べてダウンタイムが軽く済むということもあり、幅広い年代の方から人気を集めています。

また、脂肪注入豊胸を行う場合、ある程度の脂肪を確保する必要があるため、太ももやお腹から脂肪を採取します。回答者の中には、脂肪注入豊胸に伴う脂肪吸引を経験された方も含まれているので、吸引量が多いお腹・腰に回答が集まったのかもしれません。」とコメント。

大きな懸念は「施術中の痛み」「ダウンタイム」「失敗のリスク」

脂肪吸引は決して手軽な施術とは言えません。次の調査からは、多くの人が何かしらの不安を抱えて施術を決意していることがわかりました。

「施術を受ける上で懸念点はありましたか?(複数回答可)」と質問したところ、「施術中の痛み(36.6%)」と回答した人が最も多く、次いで「ダウンタイム(36.5%)」「失敗のリスク(36.5%)」と続きました。

上記3つの回答はほぼ同率で、高い割合の人が痛みやダウンタイム、失敗リスクを不安視していることがわかります。

吉田医師の解説

この結果に対して吉田先生は、「多くの方が不安視されている『施術中の痛み』に関しては、麻酔の種類や投与量が大きく関係します。元麻酔科医としての見解を述べさせていただくと、適切な麻酔管理の下『静脈麻酔』が行われていれば、術中に痛みを感じたり、目が覚めたりすることはありません。

脂肪吸引・脂肪注入では、背骨の間に針を刺して行う『硬膜外麻酔(局所麻酔)』または、気道挿管によって人工呼吸を行う『全身麻酔』を使用するところもありますが、前者は手術中の意識がある状態で行う上、背骨の間に針を刺される恐怖は図り知れません。後者は身体への負担が大きく、美容外科の施術で必要なケースはごく稀です。

それを踏まえても、点滴で麻酔薬を注入し、患者様が眠った状態で行う『静脈麻酔』は、患者様にとって最もベストな麻酔方法と考えています。」と回答しています。

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