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「精進してまいります」の意味は? 正しい使い方を例文で解説

にほんご倶楽部

「精進してまいります」は、ビジネスなどで目上の人に対して自分の意気込みを伝えたい時に使える言葉です。やる気をアピールするために、正しい意味や使い方を知っておきましょう。

「精進してまいります」という言葉は、目上の人に対して意気込みやモチベーションをアピールする時に使われます。ビジネスシーンで「やる気を伝えたいけど、失礼のない表現をしたい」という時にぴったりの言い回しです。

この記事では、「精進してまいります」の使い方について例文を交えながら解説。併せて、複数ある言い換え表現や注意点に関しても詳しくご紹介します。

「精進してまいります」の意味とは

まずは、「精進してまいります」の意味を押さえておきましょう。「精進」は「しょうじん」と読み、次のような意味を持つ言葉です。

精進(しょうじん) の意味
[名](スル)
1 雑念を去り、仏道修行に専心すること。
2 一定の期間行いを慎み身を清めること。
3 肉食を断って菜食をすること。
4 一つのことに精神を集中して励むこと。一生懸命に努力すること。「研究に―する」

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

「精進」という言葉は、元は仏教用語として使われており、仏道修行に専念する様子を表した言葉でした。修行僧が食べる「精進料理」もここからきている言葉です。

修行僧が一生懸命修行に努める様子から転じて、現在では1つのことにひたすら取り組む様子を表す際にも使われます。

ビジネスシーンでよく使われる「精進してまいります」という表現は、「一生懸命努力します」「これから頑張ります」という意味が込められているのです。

「精進してまいります」の使い方と例文

ここからは、「精進してまいります」という言葉の使い方について、例文を用いながら紹介していきます。

「精進してまいります」という言葉は、目上の人に対してやる気や意気込みを示す時に使われます。ビジネスメールやあいさつ文などでも使える言葉であり、社内・社外問わず使用することもできるので正しい使い方を例文で見ておきましょう。

社内向けに使用する例文

社内向けの使用例として、新入社員のあいさつや社内の先輩や上司にやる気をアピールしたい時に使うことができます。「早く会社に貢献できるよう頑張ります」という意味で「精進して参ります」を使うと、スマートに自分の意欲を伝えられるのでおすすめです。

また「ご指導ご鞭撻(べんたつ)のほどよろしくお願いいたします」という表現とセットで使われることもあります。「一生懸命努力しますので、今後もご指導をお願いいたします」という意味合いで、直属の上司や先輩などの目上の人に対して使う言葉です。

例文

・「今後もいっそう精進してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」

・「1日でも早く皆様のお役に立てるよう、これから精進してまいります

参考記事はこちら▼

「ご指導ご鞭撻」の意味や使い方を紹介します。

社外向けに使用する例文

「精進してまいります」という言葉は、取引先など社外の人に対しても使える言葉です。その際は、頭に「御社のご期待に添えられるよう」とつけると、前向きな気持ちがスマートにアピールできます。

メールやあいさつ文の結びの言葉として使うのもおすすめです。

例文

・「御社のご期待に添えるよう今後も精進してまいります

・「今後ともお客様のご期待に添えるよう、日々精進してまいります

謝罪と一緒に使用する例文

「精進してまいります」は何かミスを犯してしまった場合の謝罪と一緒に使用することもできる言葉です。

気をつける点としては、解決した事柄に対しての謝罪と今後に向けての決意を伝えるということです。

ミスが解決していないのに「精進していきます」を使ってしまうと、無責任だと思われてしまう可能性があるので避けましょう。

例文

・「この度は、私の不手際によりご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございませんでした。今後、同じ失敗がないように精進してまいります

▶次のページでは、「精進してまいります」を使う時の注意点を紹介します。

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