「いけず」の意味とは? どこの方言? 語源と「いけずな人」の特徴も紹介
いけずな人の特徴5つ
では、「いけずな人」とはどのような人を指すのでしょうか?
ここからは、「いけず」といわれる人の特徴を紹介します。
(1)すぐちょっかいを出す
仲が良い人にすぐちょっかいを出すような人は「いけずな人」とされることがあります。
この場合の「いけず」は、陽気で茶目っ気のある人に対して、親しみを込めて言うパターンです。
悪ふざけしつつも周囲の人から好かれていることは、いけずな人の特徴といえます。
(2)よくブラックジョークを言う
いけずな人の中には、よくブラックジョークを言う人もいます。
頭の回転が速く、毒のある言葉を絶妙な加減で使って笑いを取ることが得意なようです。
しかし、時に場を凍りつかせることもあるため、そんな時に周囲から「いけずなこと言う人やね」と言われることがあるかもしれません。
(3)強情
周囲から「いけず」といわれる人には、強情な面があるようです。人から反対されても「自分はこうしたい」という思いをなかなか曲げません。
自分がこだわりを持っていることに関してはなかなか譲らず、時に周りを困らせてしまうことも。
このような時に、相手から「○○さんはいけずやね」と言われる場合があるかもしれません。
(4)時に厳しい言葉を使う
厳しい言葉を使うことがあるのも、いけずな人の特徴といえます。
自分が「良くない」と思ったら、相手が気にしていることであってもストレートに伝える傾向があります。本人としては素直に意見を言っただけで、特に悪気はないかもしれません。
しかし、相手からしたら意地悪に聞こえる場合もあるため、「いけずな人」と言われることがあるのでしょう。
(5)すぐに反論する
会話中にすぐ反論するような人も、「いけずな人」と呼ばれることがあります。
相手の発言について、揚げ足を取るようなことを言ってしまう人もいるようです。細かい間違いなどにすぐ気づくので、ついからかいたくなるのだと考えられます。
相手も一緒になって楽しんでくれる場合もありますが、「そこまで言わなくて良いのに」と内心ムッとする場合もあるかもしれません。
「いけず」という言葉には微妙なニュアンスがある
「いけず」とは「意地悪」という意味。しかし、ネガティブなニュアンスで使われるばかりでなく、シーンによって意味合いが変わる言葉です。
本文でも紹介したように、ふざけてちょっかいを出してくるような人に対して好意を込めて使われる場合もあれば、否定的な意味で使われることもあります。
「いけずな人やね」などと言われたら、その前後の文脈で真意を考えるようにすると良いでしょう。
(#にほんご倶楽部)
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※この記事は2022年04月12日に公開されたものです