「いけず」の意味とは? どこの方言? 語源と「いけずな人」の特徴も紹介
「いけず」の使い方(例文つき)
「いけず」の意味を確認したところで、使い方を見ていきましょう。
(1)親しい人にからかわれた時
親しい人にからかわれた時、「いけず」という言葉が使えます。
恋人や友達などから、ちょっかいを出されたり悪ふざけをされたりした時に、親しみを込めて以下のように表現できます。
例文
・「なんでそんないけずばっかりするの~!」
・「○○さん、いけずなんだから」
(2)嫌がっていることを遠回しに伝えたい時
「いけずな人やね」と言うことで、遠回しに「あなたの言動に嫌な思いをしている」ということを伝えようとする人もいるようです。
このように、関西弁のフランクなイメージのおかげか、「いけず」を使うと「嫌です」というよりも角を立てずに否定的な気持ちを表現できる場合があります。
例文
・「そんなことを言うなんて、○○さんはいけずな人やね」
(3)意地悪な言動を非難する時
意地悪な言動を非難する時にも、「いけず」が使われます。
前述したように、「いけず」は親しみを込めて使われることもありますが、文脈によっては非難の意である可能性もあるため気をつけましょう。
・「今回の○○さんの仕打ちは、本当にいけずよね」