「チル」の意味とは? 「チルい」「チルする」など派生語や使い方も紹介
「チル」「チルい」といった言葉を見聞きする機会が増えてきました。特に若者を中心に インスタグラムなどのSNSや日常会話で使われることが多いようです。この記事では、「チル」の意味や語源、「チル友」「チル旅」といった派生語などを紹介します。
SNSなどで見掛ける機会が多くなってきた「チル」という言葉。若者を中心に「チルい」「チルする」といった使われ方をする場合もあります。
しかし、「聞いたことはあるけど、意味はよく分かっていない」という人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、「チル」の意味や語源、使い方を解説。併せて「チル友」「チル旅」などの派生語も紹介します。
「チル」の意味や語源とは?
まずは「チル」の意味と語源を確認しましょう。
意味は「リラックスした状態」
辞書によると、「チル」とは以下のような意味です。
チル
英語:chillチル(chill)は心身のリラックスした状態を指す意味で用いられる俗な表現。「のんびり」「まったり」「癒やし」などと言い換えられる。形容詞的に「チルい」と表現する場合もある。
(出典:『実用日本語表現辞典』)
上記のように、「チル」はリラックスした状態を表す名詞です。「チルい」「チルする」など、形容詞や動詞のように使われることもあります。
語源は英語の「Chill out(チルアウト)」
「チル」の語源は英語の「chill out(チルアウト)」だとされています。「Chill out」には「落ち着く、冷静になる」という意味があります。
音楽の世界では、曲のジャンルとして「チル系」という言葉が使われ、クラブなどで流されるゆったりした曲を指すことが多いようです。
こういったイメージから、日本でも「のんびり」「リラックスした状態」を「チル」と表現するようになったのでしょう。
「チル」は隠語として使われることも
「チル」は主にリラックスした状態を表す言葉ですが、隠語として使われることもあるため注意が必要です。
例えば英語圏では、異性を誘う時に「Do you want chill at my house?(僕の家でチルしたくない?)」などと使われることがあります。
また、「大麻(マリファナ)を吸うこと」という意味で使われる場合も。
「チル」を使う時は、誤解を招かないよう文脈に注意して使った方が良いでしょう。