「自発的」の意味とは? 動けない心理と自発的ではない人への接し方も紹介
自発的に動けない人への接し方
では、部下などに自発的な行動をしてもらうには、どうすれば良いのでしょうか?
ここからは、自発的に動けない人への接し方を紹介します。
(1)自発的に動いてほしい理由を説明する
前述したように、そもそも「自分で考えて動く」という発想がない人もいます。そのような人には、まず「自発的に行動してほしい」と伝える必要があります。
とはいえ、「自分で考え、進んで行動する」ということは、なかなか難しい場合も。それをいきなり「やってくれ」と言われても、受け入れにくい人はいるでしょう。
そのため、なぜ自発的に動いてほしいのか、理由もしっかり説明することが大切です。
(2)具体的な目標を設定してもらう
自発的に動いてもらうには、具体的な目標を設定してもらうのも良いでしょう。
自分はどうなりたいのか、何をしたいのかがはっきりすれば取るべき行動も見えてくるはずです。
また、目標ができることでやる気がアップし、自分からアクションを起こすモチベーションも生まれやすくなると考えられます。
目標が曖昧だと結局何をすれば良いのか分からなくなりがちなので、「いつまでに」「どんなスキルを身につけていたいか」「そのために直近で達成すべきことは何か」といったレベルで具体的に決めることが大切です。
(3)相手に期待する役割を伝える
相手に期待する役割を明確に伝えることで、自発的な行動を促せる可能性もあります。
先ほど述べたように、自分の役割を理解できていないせいで、主体的な行動ができない人も。
そのような人には、相手が部署や会社の中でどのような役割を担っているのか、どのような行動を期待しているのか、例も交えつつ伝えることが効果的だと考えられます。
また、「あなたに期待している」「自信を持ってほしい」ということも併せて伝えると、自信がなくて行動できない人の背中を押すことができるでしょう。
自発的になれないことには理由がある
自発的に行動できないことには、「自信がない」「失敗が怖い」など、何らかの理由があります。
もし「自発的な行動ができていないな」と感じる人がいるなら、まずはどうして動けないのか、その理由を探りましょう。
理由が分かったら、その人に合わせた対応をしてみてください。
例えば、そもそも「能動的に動く」という発想がない人には「自発的に仕事をしてほしい」と伝える、やるべきことが分からなくて行動できない人には役割をきちんと伝える、など。
そうすれば、少しずつ行動してくれるようになるかもしれません。
(aoi okamoto)
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※この記事は2022年03月30日に公開されたものです