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「後悔先に立たず」の意味とは? 英語表現や類語・反対語も紹介

Sai

「後悔先に立たず」の類語と反対語

「後悔先に立たず」という言葉の意味をより深く理解するために、類語や反対語も確認しておきましょう。

類語は「覆水盆に返らず」など

「後悔先に立たず」の類語には、「覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)」があります。

「覆水盆に返らず」を辞書で調べると、以下のように記載されています。

覆水盆に返らず

《周の太公望が斉せいに封ぜられたとき、離縁して去った妻が復縁を求めて来たが、盆の水をこぼし、この水をもとにもどせたら求めに応じようと言って復縁を拒絶したという「拾遺記」中の故事から。前漢の朱買臣の話として同様の故事が見られる》
1 一度別れた夫婦の仲はもとどおりにならないことのたとえ。
2 一度したことは、もはや取り返しがつかないことのたとえ。

(『デジタル大辞泉』小学館)

「器をひっくり返してこぼれた水は元通りにできない」ということから転じて、「一度してしまったことは取り返しがつかない」という意味で使われるようになりました。

なお、「覆水盆に返らず」と同じような意味を持つことわざに「流水源に返らず(りゅうすいみなもとにかえらず)」もあります。

反対語は「備えあれば憂いなし」など

「後悔先に立たず」の反対語としては、「備えあれば憂いなし」「転ばぬ先の杖」などが挙げられます。

それぞれ、以下のような意味があります。

備えあれば憂いなし

平生からいざというときの準備を怠らなければ、万一の事態が起こっても、少しも心配することはない、ということ。

[使用例] これは特に私が考案して持参した置引き防止用の鎖である。そなえあれば憂いなし、私はまず第一歩から周到な出発をするために、不必要と思われるほどの準備をととのえたのである[五木寛之*ボンジョールノ野郎|1973]

[由来] 「書経―説えつ命めい・中」の一節から。紀元前一四世紀ごろの中国で、殷王朝の王、武ぶ丁ていに対して、補佐役の傅ふ説えつが述べたとされる、王としての心がけを説いた文章の中に、「備え有れば患うれい無し」とあります。

(『故事成語を知る辞典』小学館)

転ばぬ先の杖

前もって用心していれば、失敗することがないというたとえ。

(『デジタル大辞泉』小学館)

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