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泣きたいのに泣けないのはなぜ? 苦しい思いを解消して泣く方法5つ

大塚統子(心理カウンセラー)

泣きたい時に泣く方法5つ

「泣いたらスッキリできそうなのに」と思っていても、なかなか泣けずモヤモヤしている人もいるでしょう。そこで、泣きたい時に泣く方法を5つ紹介します。

(1)リラックスして自分の気持ちを解放する

まずは自室やお風呂など、周囲を気にせず落ち着ける場所に行きます。そして照明を少し暗めにして、自分の気持ちを感じてみましょう。

気持ちを解放して泣くためには、泣くのを我慢している小さな子どもに語りかけるように、自分に向かって「泣いても良いんだよ」と言ってみてください。

また、ペットやぬいぐるみ、自分自身を優しくなでながら、「疲れたよね」「つらかったよね」などと気持ちを言葉にしてみる方法もおすすめです。

(2)泣ける作品に触れる

映画やドラマ、小説、マンガ、ライブ動画や楽曲など、心が動く作品に接してみましょう。

登場人物に感情移入したり、関連する過去の出来事を思い出したりして泣けるかもしれません。

自分が感情移入しやすい作品や泣きやすいジャンルを知っておくと、涙腺を刺激するスイッチを探しやすいはず。

「泣きたい時はこれ!」という、自分にとっての定番作品をつくっておくのがおすすめです。

(3)人に共感してもらう

味方になって話を聞いてくれる人に、今の気持ちを話してみましょう。

否定せずに受け止めてもらえると、安心して心が緩みます。心が緩むと、涙も出やすくなるものです。

また、共感して泣いてくれるような感受性豊かな人に話を聞いてもらうと、その人から「もらい泣き」できる場合もあります。

自分の話で泣いてくれる人がいると「泣いて良いんだ」と思えるので、自分が泣くことを許しやすくなるでしょう。

(4)感情を紙に書き出す

「どうすれば良いんだろう?」などと、すぐに思考が働きやすい人は、感情にフォーカスする時間を取ってみましょう。

感じている“気持ち”を、ただひたすら紙に書き出します。例えば、寂しい、悲しい、悔しい、むなしい、しんどい、疲れた……など。この時、同じ言葉を何度書いてもOKです。

こうして紙に書き出すと、本当の気持ちに気づいて涙があふれてくることがあります。

ただし、ネガティブな気持ちをどんどん引き出すとかえってつらくなる場合があるので、あらかじめ書き終える時間を決めておいてくださいね。

そして、ネガティブな気持ちを引きずらないように、書き出す時間が終わったら意識的に別のことを考えて気持ちを切り替えましょう。

(5)「泣かなきゃ」と焦らない

泣くのは、分かりやすい感情の解放です。

しかし、感情を処理する方法は泣くことだけではありません。泣くのにこだわって焦らないようにしましょう。

眠れない時に「眠らなきゃ」と焦って、逆に目が冴えてしまった経験はありませんか? それと同じように、「泣かなきゃ」と思い詰めない方が、涙は出やすいのかもしれません。

▶次のページでは、泣きたい時におすすめのドラマや映画を解説します。

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