会話が続かない人の特徴。原因と会話を続けるためのコツ
なかなか会話が続かないという人には、どのような理由があるのでしょうか? また、うまく雑談するにはどんなことがポイントになるのでしょう。本記事では、会話が続かない人の特徴と心理、原因、会話を続けるためのコツを解説します。
うまく会話が続かないと沈黙ができてしまったり、なんとか会話を続けようとして微妙な雰囲気になってしまったりした経験はありませんか?
上手に会話を楽しむには、どんなことを意識すると良いのでしょうか。
この記事では、会話が続かない人の特徴と理由を解説。
また、会話を続かせるコツについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
会話が続かない人の特徴と心理
話をすることが嫌いなわけではないのに、なぜか会話が続かないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
まずは、会話が続かない人の特徴を6つ紹介するので、自分や身近な人に当てはまることがないかチェックしてみましょう。
(1)質問に対して端的に答える
会話が続かない人の特徴として、相手からの質問に対して端的に答えすぎている場合があります。
一般的に質問や疑問形の話題は、相手の答えを受けて、さらに会話を膨らませることができます。
しかし、例えば「今朝、すごく寒かったですよね?」「ええ、寒かったですね」というように端的に答えているだけでは、その後の会話が続かなくなってしまうのです。
質問に対して答えるだけの会話は、広がりがなくお互いにつまらなく感じてしまうことも。
そうすると、余計にそれ以上の会話が続きにくくなってしまうでしょう。
(2)他人に対して興味が薄い
会話を長く続けたいと思う理由として、相手のことをもっと知りたい、自分のことを知ってほしいといった気持ちがある場合も多いでしょう。
しかし、相手に対する興味がないと会話を続けるメリットがないと感じてしまい、話題の広がりがない会話になってしまいます。
さらに、興味のない雰囲気が相手に伝わってしまうと、相手も会話を続けたいという気持ちがなくなってしまうでしょう。
(3)否定的な意見が多い
会話が弾む時は、自分の発言に対して相手が興味を示してくれたり、気持ちや考えに同意してくれたりと、お互いの気持ちが盛り上がっていることが多いでしょう。
一方で、自分の意見や考えを否定されたり、見下すような発言をされたりすると、その相手と会話を続けたいという気持ちは徐々になくなってしまう可能性があります。
さらに、「また否定されるかもしれない」という不安から、相手が意見を言いにくい状況にもなってしまいます。
そうして、なかなか会話が続かなくなってしまうのです。
(4)会話がなくても気にならない
会話が途切れた時に不安や焦りなどを感じると、できるだけ会話を続けようと努力することもあるでしょう。
しかし、会話のないことが気にならない人にとっては、そのような状況も不都合ではなく、すぐに会話が終わってしまうことがあります。
これは、相手との関係性にもよりますが、あまり気心の知れた相手ではない場合、「もしかして不機嫌なのかな?」と不安を与えてしまうことも。
一緒にいる相手との関係性や状況によっては、何かしらの対策が必要な場合もあるでしょう。
(5)自分から話題を提供しない
会話に対して受け身で、自らネタを提供しようとしないのも会話が続かない人の特徴です。
この場合、相手任せでいいと考えているパターンと、そもそも人とのコミュニケーションが苦手で何を話していいか分からないというパターンが考えられます。
特に前者の場合は、相手に「この人は会話を続ける気がないんだな」という印象を与えてしまい、余計に会話のキャッチボールがはずまなくなる可能性があります。
(6)初対面の相手に人見知りしてしまう
初めて会った人に対して人見知りしてしまうのも、会話が続かない人の特徴の1つだといえます。
気心の知れた相手であれば自然にできるコミュニケーションも、初対面の人に対しては身構えてしまってうまく会話できないのです。
そして、人見知りのあまり、無愛想に見えてしまっている可能性もあるでしょう。
(7)苦手意識が強く緊張してしまう
会話がうまくいかないことによって苦手意識が強くなり、緊張してぎこちなくなってしまう傾向もあります。
苦手だと感じるあまり、早くこの時間が終わってほしいという思いから話を振られても「はい」「いいえ」などの簡単な返事だけで済ましてしまうことも。
それにより会話のキャッチボールができず、話が続かないのです。
会話が続かない理由は男性と女性で違う?
「女性はよく会話をしている」「男性は多くを語らない」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、女性と男性で会話が続かない理由に違いはあるのでしょうか?
続いては、異性との会話が続かない理由について見ていきましょう。
基本的に性別は関係ない
会話が長く続くかどうかは、相手との関係性や相性などが大きく関係しています。そのため、女性だから会話が得意、男性だから不得意ということはありません。
また、会話が続かない理由も基本的には女性と男性で大きな違いはないといえるでしょう。
そのため、男女問わず、相手が話しやすい状況をつくるために工夫することが大切です。
異性が相手の会話に慣れていない
もし、相手の性別によって会話の得意不得意を感じているなら、それは異性が相手だからという可能性があります。
異性との会話は同性との会話と話題が違うこともあり、気を配ることが多くなるからこそ、ぎこちない会話になってしまいがちです。
そして、うまく話せなかったことが苦手意識となり、ますます異性との会話が自然にできなくなってしまうことも考えられます。
異性に良く思われたい気持ちが強い
気になる異性が相手の場合、会話を通して相手から良い印象を持たれたいと意識することもあるでしょう。
その時、より魅力的に映るような返答をしようと考え過ぎてしまったり、普段の自分らしさが出せなかったりするかもしれません。
その結果、会話のテンポがうまくつかめなくなってしまう可能性も考えられます。
「会話が続かない」を解消する話し方のポイント
最後に、どんな人が相手でも会話を続けやすくするポイントを5つ紹介します。
なかなか会話が続かないと悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(1)質問の答えに要素を1つプラスする
会話を長く続けるためのポイントとして、相手からの質問に対して、返答する内容を1つ付け加えることが挙げられます。
例えば、「今朝、すごく寒かったですよね?」と聞かれた場合、「そうですね」という返事に加えて、「寒すぎて、今年初めてマフラーをしてきましたよ」というように答えてみましょう。
すると、寒さの質問から防寒グッズ全般の話題、マフラーのデザインやブランドの話題などにつなげることができます。
なお、追加する内容は「○○さんは寒いのお得意ですか?」というように、自分から質問をして会話を広げても良いでしょう。
(2)自分の情報を積極的に開示する
会話のきっかけをつかむためには、相手のことを知ることが重要。その中にお互いの共通点があれば、意識しなくても会話が盛り上がっていきます。
そこであなた自身も、会話の中で積極的に自分の情報を出すことで、相手に共通点を探してもらう方法も効果的です。
例えば、「これだけ寒いと温かい料理を食べたくなりますよね。私の地元は○○なんですが……」という内容なら、食の好みや出身地のことなど、会話のヒントを提供することができます。
さらに、相手も自分のことを話してくれれば、今度はあなたが会話を広げやすくなるでしょう。
(3)会話中のリアクションを大きくする
会話が続かない原因の1つとして、話を聞いている人がつまらなそうにしていることも考えられます。
相手が自分の話をつまらなそうに聞いていると、「これ以上、会話を続けない方がいいのかな……」と不安にさせてしまうことも。
相手に気持ち良く話してもらうためにも、相づちや表情など、リアクションをやや大きめにすることを意識してみましょう。
(4)事前に話題を準備しておく
事前に会話のネタをいくつか準備しておくのもおすすめです。
例えば、最近話題になっているニュースや映画、自分がハマっているものなど。
前もって何個か話題の持ち球があれば、1つの話題が終わっても自分からまた話題を提供することができますよね。
(5)聞く側に徹する
会話を続けようとする時、自分からも相手に話題を提供する必要があり、話が苦手な人にとっては気が重くなってしまうこともあるはず。
もし、自分から話を振るのが苦手なら、思い切って自分は聞き役に徹し、相手に会話の主導権を渡してしまうのも1つの手です。
この場合、相手に気持ち良く話してもらうには、相手の意見に同意したり、きちんと相づちを打ったりすることがポイント。
そして、相手の話題から気になった部分について質問をしてみるのもおすすめです。すると、自然に会話が続けられるようになるでしょう。
好きな人と盛り上がる会話ネタ
話が続く会話ネタを相手別にいくつか紹介します。まずは好きな人と盛り上がる会話ネタです。
休日によくやること
「休日は、どんなことをして過ごしていることが多い?」と聞いてみるといいでしょう。
それを掘り下げて聞いていくことで、相手の好みがわかります。そこをきっかけにデートに誘うこともできるかもしれません。
最近のマイブーム、趣味の話
人は、ハマっていることを話すと楽しい気持ちになります。したがって、相手にマイブームは何かと質問すれば、話題は弾む可能性が高いでしょう。
また、話の流れで、自分のマイブームを聞かれることもあります。事前に用意しておくといいでしょう。
好きな食べ物
王道ですが、相手の好きな食べ物を質問して、その料理がおいしいお店を聞くパターン。うまく会話が運べば「今度、一緒に行こう」と、次につながります。
職場で盛り上がる会話ネタ
職場の上司や先輩・同僚たちとの会話で盛り上がるネタを紹介します。
話題のニュース
話題のニュースは、誰もが興味を抱きやすいテーマ。それに関する意見などを聞いてみるといいでしょう。
あくまでも“相手と仲良くなるための会話”なので、たとえ自分と意見が違っても否定しないことが大切です。
今までどんな仕事をしてきたか
5歳以上年上の上司の場合は、「自分の年齢の時に何をしていたのか」を聞くのもおすすめ。ためになりますし、上司も自分に興味を持ってもらているのかな? と感じてよろこぶでしょう。
ポイントを押さえて会話が続かない状況を打破しよう!
会話が続かない原因は、ほんの少しの心掛けで解決できることが多くあります。
自分から会話を広げるだけでなく、相手にも積極的に会話を広げてもらえるよう、ちょっとしたポイントを意識してみることが大切。
本記事で紹介したコツを押さえて、どんな人とでも、ある程度の会話が続けられるようになりましょう!
(kirara)
※画像はイメージです
※この記事は2022年01月21日に公開されたものです