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【時候の挨拶】1月に使える挨拶言葉は? 書き方や文例を紹介

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

1月の時候の挨拶「シーン別の例文」

1月の時候の挨拶を組み入れた例文を、以下に紹介します。

今回は、目上の相手に年賀状を出しそびれた時に送る「遅めの年賀状」、喪中の相手に送る「寒中見舞い」です。

遅めの年賀状(目上の相手に年賀状を出しそびれた場合)

早めに年賀状を出したかったのに、出しそびれてしまった……。そんな時は、松の内までに年賀状を出すといいでしょう。

関東の松の内は1月7日まで、関西は1月15日まで、東海中部は混在しているようです。

ちなみに1月7日までに差し出せば、消印なしの年賀状を届けられます。8日を過ぎ、消印が押されても年賀状として出したい場合は、相手方の松の内に合わせると良いでしょう。

以下の例文は、仕事でお世話になっている目上の相手に出す遅めの年賀状です。新年のフレーズは「。(句点)」を打ちません。

目上の相手に対する書き出しとしては、「ご丁寧な」「温かい」などが良いでしょう。

例文

謹んで新年のご挨拶を申し上げます(大きな字で)

ご丁寧に年頭のご挨拶を頂戴し、誠にありがとうございました。
年末から出張続きで、お年賀状が遅れましたことお詫び申し上げます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、心より感謝しております。本年もご教示の程よろしくお願い申し上げます。

寒中見舞い(喪中の相手に送る場合)

寒中見舞いは、寒い季節に相手のことを思いやる気持ちを込めて送る挨拶状です。

季節の挨拶という意味だけでなく、昨今ではさまざまな理由で寒中見舞いを送ります。

・何らかの理由で年賀状を出しそびれた

・前年末、身内に急な不幸があり通常の喪中はがきが間に合わなかった

・喪中の自分に、相手から寒中見舞いが届いたため返信したい

・喪中の相手に年賀状の代わりとして送る

ここでは、最後に挙げた喪中の相手に年賀状の代わりとして送る寒中見舞いを紹介します。

なお、寒中見舞いは松の内(1月7日、もしくは1月15日)が過ぎてから立春前日(2022年は2月3日)までの間に送ります。

「年賀」の文字は使わず、「年始」と書きます。また、相手が目上の場合は「お見舞い」ではなく「お伺い」とする方が丁寧です。

例文

寒中お伺い申し上げます(大きい文字で)

いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
ご服喪中と伺い、年始のご挨拶を控えさせていただきました。
寂しくなられたことと存じます。どうぞお力落としのないようにと願っております。
時節柄、お風邪を召しませぬようお過ごしください。

次ページ:時候の挨拶をビジネスレターで使う場合の書き方と注意点

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