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【難読】“がいれん”じゃない? 「外連」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「外連」の読み方です。

“がいれん”ってなに? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「外連」の読み方は?

「外」は“そと”か“がい”、「連」は“れん”という読み方が一般的ですよね。

しかし、二つを合わせて“がいれん”、“そとれん”とは読みません。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“けれん”と読みます。

「外連」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「外連」の意味は以下のように解説されています。

け‐れん【▽外連】
1 歌舞伎や人形浄瑠璃で、見た目本位の奇抜さをねらった演出。また、その演目。早替わり・宙乗り・仕掛け物など。

2 ごまかし。はったり。「言うことに―がない」

もともとは、歌舞伎で宙乗りなどの奇抜な演出のことを指していましたが、舞台用語から転じてはったり、ごまかしというニュアンスで使う言葉になりました。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「外連」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。馴染みがある漢字の組み合わせですが、言葉自体は馴染みがなかったかもしれませんね。

はったりやごまかしというと悪い意味に捉えがちですが、「外連味(けれんみ)がない」で素直なといったニュアンスで使われたりもする言葉になります。意味と読み方をセットで覚えておきたいですね。

(ななしまもえ)

※この記事は2021年12月06日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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