【難読】“いんむ”じゃない!「因む」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「因む」の読み方です。
“いんむ”じゃないよね? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「因む」の読み方は?
「因」は、原因、因果と読むので、“いん”という読み方は知っていますよね。
でも、送り仮名の「む」をつけて“いんむ”と読むのは、なんだか違和感がありませんか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ちなむ”と読みます。
「因む」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「因む」の意味は以下のように解説されています。
ちな・む【▽因む】
[動マ五(四)]1 ある物事との関係をもとにして、他の物事が存在する。つながりをもつ。「干支 (えと) に—・んだデザイン」「憲法記念日に—・む番組」
2 かたい約束をする。かたい契りを結ぶ。特に、男女が深い関係をもつ。
「深う—・みぬる顔にて見れば」〈仮・仁勢物語・上〉3 親しくする。親しく交わる。
「人ニ—・ム」〈日葡〉
物事が他のものに関連して成り立っているさまを表す言葉なのですが、日常的によく使いますよね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「因む」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。言葉は知っていても、漢字はピンと来なかった人もいるのではないでしょうか。
漢字自体は難しくないですが、送り仮名がつくことによって少し意外な読み方になりましたね。よく使う言葉だからこそ、この機会に、ぜひ漢字も覚えましょう。
(ななしまもえ)
※この記事は2023年11月20日に公開されたものです