事実婚とは? 続柄・扶養の基本とメリット・デメリット【簡単に解説】
事実婚を選択する場合にしたいこと
最後に、事実婚を選ぶにあたってやっておくと良いことについて解説します。
対策をして、事実婚のメリットを最大限に生かしましょう。
(1)遺産を分けるための対策をする
法律婚とは違い、事実婚では相手の法定相続人にはなれません。
そのため、パートナーへ遺産や財産を渡したい場合は、手続きや書類の準備をしておきましょう。
民間の生命保険に加入している場合は、受取人をパートナーに指定しておいたり、遺言書を作成しておいたりするもの有効です。
ただし、遺言書は法律に定められたとおりに作成する必要があるので、弁護士など専門家と一緒に進めましょう。
(2)住民票の世帯を同じにする
事実婚では婚姻届を提出しないため、夫婦であることの証明が難しくなります。
そこで、同居を始めて事実婚をスタートさせる時に、住民票を同じ世帯に移しておくのがおすすめです。
住民票の続柄は「妻(未届)」「夫(未届)」という記載ができるので、夫婦関係を示すことができます。
(3)子どもが生まれたら手続きをする
前述のとおり、2人の間に生まれた子でも、事実婚の場合の親権者は母親です。
2人の子どもであることを証明したいのであれば、子どもが生まれたら認知の手続きをしましょう。
事実婚のメリットとデメリットを把握しておこう
事実婚は、婚姻届を提出せずに自分たちを夫婦だと認識する結婚の形。
メリットとして、姓を変える必要がなかったり、お互いの家族とではなく当人同士のパートナーシップを築けるといったことが挙げられます。
ただし、相続や税金控除に関して法律婚のような制度を利用できないデメリットもあります。
事実婚を検討する場合は、これらのポイントをしっかり押さえておきましょう。
(たむたむ)
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※この記事は2021年10月29日に公開されたものです