「甲斐甲斐しい」の意味は? 語源や類語、使い方を解説(例文つき)
「甲斐甲斐しい(かいがいしい)」を使う時の注意点
冒頭でも書いたように、近年「甲斐甲斐しい」は、仕事や人のために骨身を惜しまずキビキビと動く献身的な人について使うことがほとんどです。
そのため、それ以外の意味で使うと誤解される恐れがあります。
例えば、ある部長の指示にしたがって、てきぱき働く女性本人に対して「有能で仕事ができる」という意味で、「○○さんは、甲斐甲斐しいね」と使ったとします。
その女性がもし「献身的に人に尽くす人」という意味しか知らなければ、「私は別に、部長のお世話係ではありません。仕事としてやっているだけです」と怒らせてしまう可能性がないとはいえません。
それを避けるには「○○さんは、バリバリ頑張っているね」と他の言葉で言い換えたり、「○○さんは、有能で甲斐甲斐しいね」と他の言葉を補ったりすると良いでしょう。