「甲斐甲斐しい」の意味は? 語源や類語、使い方を解説(例文つき)
「甲斐甲斐しい(かいがいしい)」の類語(例文つき)
「甲斐甲斐しい」と似たような意味を持つ言葉を紹介します。
「まめまめしい」
漢字では「忠実忠実しい」と書きます。
「マメな人」と使われる時の「マメ」と同じく、「よく気がつき、こまめに立ち働くさま。まじめな様子」という意味があります。
「甲斐甲斐しい」のように「有能で頼れる」という意味は含まれていません。
男女を問わず、誰に対しても使えます。
例文
・彼は35歳、まめまめしい働き盛りだ。
「粉骨砕身(ふんこつさいしん)」
「骨身を惜しまず働くさま」という意味です。
労苦をいとわず献身的に働くニュアンスでは「甲斐甲斐しい」と同義語ですが、「期待通りの効果が出ている」「有能で頼れる」という意味までは含まれていません。
例文のように、自分の固い意志を示す時にも使えるほか、男女を問わず、誰についても使えます。
例文
・私はもし医師になれたら、粉骨砕身働く覚悟です。
「敏活(びんかつ)な」
「敏」は「機敏(きびん)」「敏捷(びんしょう)」にも使われ、「頭の働きが良く、素早く行動する」という意味を持つ漢字です。
「敏活な」とは、素早く行動するさまを意味する言葉です。
「甲斐甲斐しい」のように直接的に「頼れる」という意味は含んではいないものの、敏活な人ならもちろん頼られるでしょう。
男女を問わず、誰に対しても使えます。
例文
・いつもながら、彼女の敏活な事務作業は見事なものだ。