【難読】“かくと”ってなに? 「確と」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「確と」の読み方です。
“かくと”じゃないの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「確と」の読み方は?
「確」は、正確、確認と読むので、“かく”という読み方は馴染みがありますよね。
しかし、これに送り仮名の「と」をつけて、“かくと”と読むのは違和感があります。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“しかと”と読みます。
「確と」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「確と」の意味は以下のように解説されています。
しか‐と【▽確と/×聢と】
[副]
1 はっきりとしているさま。確実でまちがいのないさま。たしかに。「夕方のことで―は見えなかった」「―相違ありません」2 かたく、しっかりと。また、十分に。完全に。しっかと。「地盤を―固める」「―考えてみる」
3 すきまなく。びっしりと。
「廻廊に―並み居たり」〈太平記・三〉[補説]「聢」は国字。
時代劇などで、「確と心得た」なんてセリフを聞いたことはないでしょうか。
しっかりと、たしかに、といった意味合いで使う言葉になります。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「確と」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。馴染みのあるよく使う漢字ですが、意外な読み方があるのを知れましたね。
読み方は難しいですが、言葉の意味が分かると、使われている漢字に納得できるのではないでしょうか。
(ななしまもえ)
※この記事は2021年07月08日に公開されたものです