【難読】“ひょうす”? 「標す」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「標す」の読み方です。
“ひょうす”? なにそれ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「標す」の読み方は?
「標」は、目標、標識と読むので、“ひょう”という読み方に馴染みがありますよね。
しかし、これに「す」の送り仮名をつけて、“ひょうす”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“しるす”と読みます。
「標す」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「標す」の意味は以下のように解説されています。
しる・す【▽印す/▽標す】
[動サ五(四)]《「記 (しる) す」と同語源》
1 しるしをつける。目じるしとする。また、形跡を残す。「点検済みの符号を―・す」「足跡を―・す」「第一歩を―・す」2 (「徴す」とも書く)前兆を示す。兆 (きざ) しを現す。
「新 (あらた) しき年の初めに豊の年―・すとならし雪の降れるは」〈万・三九二五〉
つまり、しるしをつけるといった意味合いです。
馴染みのある漢字ですが、「す」という送り仮名をつけると“しるす”と読むんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「標す」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。馴染みがある漢字ですが、読み方は意外だったのではないでしょうか。
普段からよく見る馴染みのある漢字も、送り仮名によって意外な読み方をしますね!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年07月12日に公開されたものです