「マネジメント」の意味とは? 役割や種類・必要な能力
【業務別】マネジメントの種類
階層別のマネジメントの種類を紹介しましたが、他に取り組む業務の内容によっても手法が変わります。
ここからは、業務別のマネジメントの種類について解説していきます。
(1)チームマネジメント
チームマネジメントとは組織全体の指揮を執り、管理する役割のこと。
組織の生産性を上げることを目的とし、メンバーのモチベーションを上げたり育成したりする立場です。
(2)タレントマネジメント
タレントマネジメントは、メンバーの能力が最大限発揮されるよう適切な人材配置を行ったり、育成したりする役割を担います。
企業によって、人事部が行うケースもあれば、現場で行うこともあるようです。
(3)ナレッジマネジメント
ナレッジマネジメントとは、組織内での情報やスキル、ノウハウを管理する役割を指します。
組織全体へ情報を共有することで、生産性をアップさせるなどのメリットがあります。
(4)アンガーマネジメント
アンガーマネジメントとは、自分自身の怒りをコントロールすることを指します。
特に、人材育成をする時に重要な自分に対するマネジメントです。怒りをコントロールできずに叱ると、部下のモチベーションを下げてしまうなどの悪影響を及ぼす可能性があります。
また、怒りの感情が暴走してしまうと、冷静さを失ってしまいます。適切な手段を取るためにも、ビジネスではアンガーマネジメントが欠かせません。
(5)ストレスマネジメント
ストレスマネジメントとは、組織におけるメンバーのストレスを管理することを指します。
従業員のストレスは、モチベーションと組織の生産性が下がる原因です。
最悪の場合、退職者が出たり従業員が病気になったりしてしまうケースもあるので、チームを率いる立場にいる人は、ストレスマネジメントの手法を身につけておく必要があります。
加えて、自分自身のストレスマネジメントにも気を配ることは、健全な組織を運営する上で重要です。
マネジメント力を身につけて頼られる人材になろう
誰しも経験を積めば、マネジメントの実力は徐々に身についてくるでしょう。
しかし、成果を出せるマネージャーにより早くなるためには、知識を身につけておいて損はありません。
また、マネジメント能力は高ければ高いほど、上司からも部下からも信頼してもらえるはず。今回解説した手法やスキルを取り入れて、周りから頼られる人材を目指してみてくださいね。
(上色ゆるり)
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※この記事は2021年06月23日に公開されたものです